バケツの中の一見黄色のじんちょうげ!
いま丹後半島の谷で咲いているものです。
オニシバリと紹介しました。けれども調べてみるとオニシバリは「石灰岩地によく生育する」(京都のレッドデータ)とあるじゃないですか。丘陵地から山地のコナラ林とも、そして、樹高は、1m~1.5m(日本野生植物館)丹後半島には石灰岩地はありません。撮影地は宇川の渓流沿いです。そして、湿気のおおいところですし樹高も高くない!
オニシバリでないとすると、、、、、?
ナニワヅというのがあります。これは、樹高1m、北海道から日本海側に生育、ただし、福井県以北とされています。そして、オニシバリと酷似し、樹皮も強いので「エゾナツボウズ・エゾオニシバリ」とエゾをつけて区別されているということ。(日本野生植物館)
(↑太鼓山)
丹後半島には氷河期の遺存種が幾つもあります。その一つと考えたら、丹後半島の雪多い寒冷な渓流部にあるのも理解できます。
ナニワヅ、(^.^)京都府では絶滅危惧種。近畿でも危惧Cのものです。