丹後にもサクラが咲き始めました。
(↑ 3/20 大宮町)
桜前線の桜はソメイヨシノ、その到着で春!というようなことになっていますが、そうではありません。丹後には丹後に自生している野生種のサクラがあってそれが春を告げるのです。それがこれ、マメザクラ。
さて、「さくら」と誰がいつ頃どのあたりでどういう根拠を持って言い始めたかについてはわんさかと研究が進み、ほぼでそろっていると言うことです。それがまとめあるのがこちら、『「草木名のはなし」
http://www.ctb.ne.jp/~imeirou/和泉晃一』古文書の文章まできちんとしょうかいしてあり説得力があります。その諸説を時系列的に言えばさくら=さ+くらという民俗学からの主張が古いのではないかと思います。いわく「サ」とは農耕の神、穀物の霊、稲そのもの。「クラ」はその「依り付くところ」。ちなみに稲の霊を意味するというこの「さ」。さ行の音は同行の「さしすせそ」の音に変化しやすいとのことです。つまり、「さ」は「せ」になった可能性があると言うことです。なにがいいたいかというと「せや」姫は「さや」姫であった可能性があると言うことです(^.^)
、、、、、せやひめさまほんとのところはどうなんですか、もうぼちぼちほんとのことをおしえてくださってもいいのではないでしょうか(^.^)!、、、、
お姫様でいえば「コノハナノサクヤビメ(木花之開耶姫)」の「さくや」をとったという説もあります。これは時間的にはあとのことになるのではないでしょうか。このかたも、農業神のお一人。この神様は「 富士の頂から、花の種をまいて花を咲かせ」られたと言うことです。このサクラこそ富士山近辺やその山麓、箱根近辺等に自生している野生種「マメザクラ」なのでしょう。
丹後のマメザクラはその地方変種とされ、キンキマメザクラと呼ばれます。