花には、合弁花、離弁花とがあるというのですが、ネムはどちらになるのでしょう。
ピンクの色に見せるのは、雄しべ。花びらではないのです。先端に花粉が付いています。また、ひとかたまりが一つの花ではなく、小さな花の集まり。塊ひとつに10~20の花が集まっています。
ひとつの小花には30本ほどの雄しべがありますから、花一つには300~600の雄しべということになります。
白っぽいネム
、濃いピンクのネム、その違いは、雄しべの色の違いなのです。 その雄しべに交じっている真白な「しべ」、それが雌しべです。
また、花と蜜はセットです。けれどネムは一つ一つの小花が蜜を出すのでなく、軸の付いた花、【頂生花】といいますが、これだけが虫を誘引する蜜をだすということです。
ちなみに、「合歓」を用いた名字、合歓谷、合歓山、合歓平、、、など多数と思ったのですが、ありません。「合歓垣」さん「合歓木さんなど少数。世屋のような状況は今日的な「異常」なんでしょうね。