雲のかかった尾根。
こういう雲や霧に常に包まれる標高の林を雲霧林・うんむりんといいます。ブナはこういうガスが大好きです。
その尾根の上に出来た雲。
「積雲」といいます。そもそも雲は大気の対流。上昇気流で雲ができる、雲の形には、形と出現高度によって十種あるということ。森朗さんによると、、、、
「十種雲形というのは、さまざまな雲を、その形と出現高度によって分類したもので、国際的に同じ分類で運用されているものです。10種類というとずいぶん細かいように思えますが、高さと形の組み合わせなので、実際はそれほど覚えなくても大丈夫です。
まず、雲の形の分類は、空一面に薄く層状に広がる層雲と、ひとつひとつの雲が丸い塊になっている積雲の2種類です。さらに雲が出現する高さは、高度5000m以上の高さに現れる上層雲(頭に“巻”がつく)、高度2000mから7000mくらいの高さに現れる中層雲(頭に“高”がつく)、もっとも低いところに現れる低層雲の3種類に分けられます。
この組み合わせで、例えば上層に現れる積雲は「巻積雲」、中層に現れる層雲は「高層雲」、低層に現れる層雲は、頭に何もつかない「層雲」という具合に6種類は埋まります。さらに、上空だけに現れる、積雲でも層雲でもない筋のような「巻雲」、積雲がつながって層になっている、積雲と層雲の両方の形を併せ持った「層積雲」、今日口的な激しい雷雨をもたらすことが多い、地上近くから上空まで高くそびえ立つ「積乱雲」、そして、地上から中層までの高さで広い範囲に広がる雨雲の「乱層雲」の4つを加えると全部で10種類になります。」、、、
※ PADI連載コラム www.padi.co.jp/visitors/column/column_index.asp
明田や延利のたんぼから内山ブナ林を経てそらにつながる丹後の山は、そんな雲たちの10変化ウオッチの絶好ポイントです。