天橋立は活きもの。明治5年(1872) 大洪水で切断されるまでは、いまの大天橋と小天橋が一本に繋がっていた。
国宝「天橋立図」雪舟筆 1500年頃(室町時代) 小天橋はまだできていない。
いまの小天橋ができたのは、1800~1893年頃の約100年の間。江戸時代、重税で耕作地が拡がり、山林は「はげ山」。 降雨毎に大量の土砂流出があったという歴史と符合する。
明治26年(1893) 測量地図 宮津市史第5巻 (明治5年の大洪水で切断後)
小天橋は今の小天橋と第二小天橋(大正3年航路整備のため京都府によって切断後陸地化)で約1.7㎞。 蛇のように長く一本にのびている。
明治40年(1907)の現廻旋橋周辺写真 大小天橋に架かる橋はまだできていない
大正12年(1923)に架けられた廻旋橋 (小天橋 手動式) 昭和14年(1939)の写真
現在の廻旋橋 (昭和35年から電動式) 今年の補修後の写真