宮津エコツアー · 水源の滝でウナギを思う!

水源の滝でウナギを思う!

雪解け滝!

IMG_5456

世屋川の源流滝。

IMG_5469

ここから上にはいくものがあるとすればそれは龍以外にはないだろう、と思いかけて、ふむ、まてよと思いました、「ウナギ」はどうだろう、、、。世屋は湖であった、、、断崖の地層はその証拠。その湖は海と結ばれていたでしょうから魚も回遊していたはず。たとえばウナギ、竹野川の舟木、宇川の野間、世屋川の下世屋、ウナギは各河川の上流部でも獲れたと伝えます。
驚くべきは伊根野室の絶壁、高へらの滝の上でも!ウナギの遡上力はロッククライマーなみなのです。話はとびますが、ウナギは長野の諏訪湖までのぼったといいます。太平洋から天竜川を213km。そんなウナギなら、世屋川わずか20km、水源に湖があるならのぼったはず、、その記憶を持っているなら世屋高原めざすウナギがいてもいいはず!そう思いつくと怪しい気分になって目を凝らしてしまいました。

IMG_5444
ちなみに諏訪湖にウナギがいなくなったのは天竜川にダムが設置されてから、ならば、ダム壁を生き物に優しいものにしましょうよとおっしゃっているのは、かの気仙沼は舞根湾の漁師畠山さん。※

さすがに、森と海との物質循環と生命循環は一体のものということを実証されたどこまでもスケールの大きなかたです。

IMG_5513

宮津湾や若狭湾へ、水源の広葉樹の森の栄養をたっぷり含んでおちる滝の水。途中の幾つもの防災用農業用の堰堤もなんの妨げにはなりません。けれども、ウナギのように海と山とを行き来する命にとっては過酷なもの。いま一度配慮がなされてもいいのではないかと思いながら観音堂にまいりました。

英考塾eikojuku.seesaa.net/archives2015年02月03日われ幻の魚を見たり [ウナギと畠山重篤]

このページのトップへ