♪海は優しく語るなり 山は声なく諭すなり 響き合いつつ生きんかな♪ 、、、、日置小校歌。
海は母さんにたとえられます、としたら、山は父さん 父さん母さんに見守られて子どもは力を合わせて育つ、、、そんなメッセージを込めた歌なんでしょう。なかなか優れた校歌です。 作詞は伊達一男先生(元宮津中学校長?)
さて、ここで開かれた学習発表会。
世屋川調査の源流調べに関わった関係で案内をいただきました。
世屋川は、ブナ域の半島稜線を源流として地滑り地形の棚田の里をへて河岸段丘の谷を穿ち、それらの土石を溜めた扇状地をつくって宮津湾に注ぐ流路延長6.8キロメートル流域面積は16.2平方キロメートル(甲子園球場約4百個分)の川です。
山と川のつながり、源流と下流を一続きの物としてとらえての発表。
木子の森に世屋川の赤ちゃんがいる!なんと素敵なとらえ方なんでしょう、森は海の恋人!に匹敵しませんか(^.^)
発表する子どもさんたち、しっかりしたパフォーマンスでよく責任を果たしていたことに感心しました。
ところで、この学習に当たって、『出前語らい(世屋川が昔と変わってきたのはなぜ?なぜ昔より世屋川の水が少なくなったのか?なぜ昔より世屋川の生き物が少なくなったのか?)』(丹後広域振興局建設部 丹後土木事務所)で学んでいらっしゃるようです。
その語らいのなかて゛、「河底の深掘れ防ぐため、落差工(らくさこう)を作って勾配を緩くしていますが、以前は魚が遡上(そじょう)することができないようなものも作られていました。近年では生態系にも配慮して階段形状にするなど、小さな魚でも上流にいくことができるような魚道工(ぎょどうこう)を作ります。魚道工がないと洪水で魚が流されてしまったとき、魚がいなくなってしまう場所が出来てしまいます。」というようなお話もされています。
※出前語らい(世屋川が昔と変わってきたのはなぜ?)/京都府ホームページ京都府丹後広域振興局 > 丹後土木事務所
世屋川下流にも「魚が遡上(そじょう)することができないようなもの」か゛つくられています。しかし、土木行政も生き物との共生への配慮の無い工事はあらためる方向になっています。ですから、その状況もみていくことも大事なことだし、その勉強がよりよい世屋川をとりもどすことのきっかけになるかもしれません。
子どもがつなげてくれた上流と下流、これは大人も同じこと、「海は優しく語るなり 山は声なく諭すなり 響き合いつつ生きんかな」
上流と下流か゛しっかりつながっていい川にしていきたいものだと思いました。
子ども分水嶺トレッキング、来年の春も予定しています、こんなこともプログラムのなかに取り入れたいと思いました。
いろいろ勉強になった学習会でした。