宮津エコツアー · ニンジン・大根・ゴボウ

ニンジン・大根・ゴボウ

黒、赤、白、、、

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出回る季節も秋から冬、可食部分も土の中、ニンジン・大根・ゴボウはそんな共通点をもっているのに、色はそれぞれ異なっている、

そこで、けっこう有名な話。

、、、、、、

「おばあちゃん!どうして?」

尋ねられたお婆ちゃんは知恵の回る賢いお婆ちゃんじゃった、
「それはな、おばあさんからきいたことだけど昔昔、風呂というものは贅沢なもので、湧かしたら、親戚友達を呼んでみんなにふるまったもんじゃ。ニンジン 大根 ゴボウも友達同士でなお互いにいききしておったわけじゃ。そんなとき性格というのがでるんじゃな、ゴボウは熱いのが苦手、ろくにあらいもせんと飛び出すのでくろいんじゃ、ところがニンジンは熱いのが好きなんじゃ、じっと我慢してつかるもんだで赤くなった、へてから大根じゃ、いつも私はしまいぶろでいいわと。湯加減もちょうどになったころに大根が入るもんだから、ゆっくりつかって丁寧に洗う揉んだで、色白になった、あんたら、ほんまにしょみゃあけど、ありうるはなしだわなぁ、、、いちがぶらり。」

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多少脚色しましたけど、これは稲垣栄洋さんが、『身近な野菜のなるほど観察記』のニンジン話でもお話されていることです。
聞く側と話す側の阿吽の呼吸でおそらく昔話はうまれるのでしょう。

さて、この野菜たち、イトトメさんで買いました。

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(↑ネットから借用)

このお店については、農産物流通コンサルタント、農政・食生活ジャーナリストのやまけんさんのブログ、やまけん@出張食い倒れ日記 2014年4月21日に
『この店、お客さんの勉強会に力を入れているそうだ。チラシを見ると、包丁をもってお造りを切る教室とかオリーブオイルのテイスティングまでやってるみたい。この方向は正しい!いまの消費者は、都市部に近くなればなるほどに料理をしなくなってきている。けれどもそれが進展すると、この国は加工食品の国になってしまう。食品業界は、生の野菜や魚や肉を買って、刻んで煮たり炒めたりして食べる人をもっと真剣に増やしていかなければ、衰退してしまうよ。これ、切実な実感。』と紹介。

そんふうにポリシーのしっかりしたお店だけあって、 店頭の品揃えはさすがです。うえの金時ニンジン美人、一本250円。

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ところで、畑でこんなにすらりとした上物ばかりができればいいのですが、特に栽培地がアウトドアだと、水、天候、地中の条件やら他の草との競合やモグラやネズミにかじられたりカラスにつつかれたりするわけで、とてもとてもそういう訳にはいかないのです。
たとえば!

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この形のすさまじさをみると生い立ちでの格闘ブリが想像されて胸が熱くなります。「みんな違ってみんないい」考えてみてください、こっちのニンジン、二つと無い訳ですから同じような違いをもたないニンジンより高い値をつけてもいいですね。

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850円、いやオークションにかければこの不敵な面構え、8500円ぐらいいくようなきがします。

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この異形ニンジン、峰山荒山の交差点ふきんの無人販売でもとめられます、三本で100円なですよ。です。

 

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