宮津エコツアー · 夕日と棚田~「 いっちんち よくはたらいたなあ」~

夕日と棚田~「 いっちんち よくはたらいたなあ」~

夕日を見ている「日本の里100」の棚田の畦に、レコードの針をおいてみたら、詩を語り始めた。

126ゆうひ

(↑ 2/12)

「ゆうひ」、、、
夕日にむかってかえってくる
川からのてりかえしで
空のはてからはてまで もえている

みちばたのくさも ちりちりもえ
ぼくたちのきものにも 夕日がとびうつりそうだ

いっちんち いねはこびで
こしまで ぐなんぐなんつかれた

それでも 夕日にむかって歩いていると
からだの中まで夕日がしみこんできて
なんとなく こそばっこい
どこまでも歩いていきたいようだ
遠い夕日の中に うちがあるようだ
たのしいたのしいうちへ かえっていくようだ
あの夕日の中へかえっていくようだ

いっちんち よくはたらいたなあ

097ゆうやけ

作者は、おおぜきまつさぶろう!

「 大関松三郎」

新潟県古志郡黒条小学校卒業。
生活や風土、暮らしをことばに、生活綴り方の教育運動が育てた少年詩人だ、

101せや夕景
しかし、
戦争は、彼をこの田で『はたらかせる』ことなく、南シナ海に沈めた。

19才。

「 いっちんち よくはたらいたなあ」

山田洋次監督は、映画『学校』で、夜間中学校の授業の場面でこの詩を起用し、私たちに手渡してくれた。

生徒たちは昼間働いてつかれきっていても学校にやってくる

そんな生徒たちに先生はよみきかせる。

「いっちんち いねはこびで
こしまで ぐなんぐなんつかれた

それでも 夕日にむかって歩いていると
からだの中まで夕日がしみこんできて
なんとなく こそばっこい
どこまでも歩いていきたいようだ」

、、、、、、
ちなみに、「日本の里100」の選考委員長は、山田監督。

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