「河原ナデシコ」とか「浜ナデシコ」とかあるいは「高嶺ナデシコ」とか。
撫子に冠される修飾語はみな生育地をさします。
それにしても「河原」「浜」「高嶺」、、、日陰も水もないそんなところへ草木は行きたくないのです。
でも、なでしこは違うのです。「いいわよ、わたし、いったげる!」
さて、これは浜ナデシコ。
丹後半島東側海岸に生育しているもの。
京都府のレッドデータブックには、次のように掲載。
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京都府カテゴリー[絶滅危惧種]※2002年版 要注目種
選定理由
主要な生育地は太平洋側であり、日本海側に分布するものは個体数も少なく、学術的な価値が高い。日本海側の多くの県でも高いランクで指定されている。
形態
海岸の岩場や砂浜にはえる多年草。高さ20~50cmになる。葉は厚くて光沢があり、長さ5~8cm、幅1~2.5cmの卵形から長楕円形で、ふちに少し毛がある。花は茎頂に集まって付き、紅紫色で直径約1.5cm。萼筒は長さ1.5~2cmで、苞は3対。花期は7~10月。
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絶滅危険度のランクをアップされたハマナデシコ、地域の宝物として、なでしこじゃぱんのシンボルフラワーとしてぜひ保全と増殖に取り組んでほしいです。とくに小中学校の研究課題に最適なんですけど、、、ね先生!。