サケ!
石田橋から新しい自動車道陸橋をくぐって昇っていきました。
河川改修や、流域人口の急増や産業にともなう水質汚染などが改善された結果なのでしょう、上流では産卵する様子も観察できるようになっているとのことです。川に戻ってくるサケのうちの98%がその川生まれのものだそうですね。ベーリング海などを周回してそれから母川を目指すために必要な、(1)GPS、(2)コンパス、(3)生物時計、(4)センサーなどが、卵や稚魚の間にセットされているといいます。三つ子の魂どころではない恐ろしいことです。
帰ってきたサケを迎えるのは、うらにしの里の光のパイプオルガン。
ここだよぉ お帰りぃと奏でる音色が聞こえるようです。
ところで、この川の名は野田川、加悦川などとともに「くらはしがわ」とも呼ばれていました。漢字表記は「倉梯川」。倉は正倉院のような高床式の倉。梯はそこにかける梯子。この川の流域は豊かな穀倉地であったことを忍ばせる地名です。サケのGPSにはどの川の名がインプットされているのでしょうか。