宮津エコツアー · 銚子の滝とガラシャプロジェクトとフラワーツーリズム

銚子の滝とガラシャプロジェクトとフラワーツーリズム

銚子の滝、ここがある物語の舞台になっています。。

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『だまし討ちにされた一色家の残党が、復讐のために味土野に身を隠している玉子(たまこ)を狙っている。しかも玉子の警護役につけた一色宗右衛門が、この計略に加わっているという。
「まさか、そんなはずがあるか」
与一郎は打ち消したが、宗右衛門は一色家の出身である。だまし討ちに与一郎も加わったと考え、一門の者たちと行動をともにする恐れは充分にあった。
「馬を引け。供は無用」
大勢で行けば残党たちを刺激する。味土野は一色家の勢力圏の真っただ中なので、ひそかに行って玉子を安全なところに移すしか助け出す方法がなかった。
(玉子、無事でいてくれ。宗右衛門、わしを信じろ)
与一郎は心の中で祈りながら天橋立(あまのはしだて)を突っ切り、日置(ひおき)から山間の道に馬を乗り入れた。
世屋川(せやがわ)ぞいをさかのぼり、銚子(ちょうし)の滝の側にさしかかると、前方からかすかに剣戟(けんげき)の音が聞こえた。滝の水音にかけ消されそうだが、刃を打ち合わせる音にちがいない。
(もしや、敵が)
ここまで迫ったかと先を急ぐと、杉林の中で宗右衛門が斬り合っていた。四人の攻撃を、杉の木を盾にして懸命に防いでいる。すでに三人は討ち果たしていたが、自分も肩口に深手を負っていた。
「宗右衛門、わしだ」』

与一郎とは細川忠興さんのこと。ほほう!
作者作品名は安部 龍太郎・作『味土野へ』~ガラシャ物語。

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はて、銚子の滝でこんなことがのう!!「味土野は一色家の勢力圏の真っただ中」だったかのぅ?

それにしても、こんな小説家がいらしたかしら、こんな物語があったんのだぁと聞いてみると、

『ガラシャ物語とは『ガラシャ物語全集 – OpenMatome
Amazon.co.jp: ガラシャ物語全集/京都フラワーツーリズム編 eBook: 花房観音, 宮木あや子, 安部龍太郎, 斎藤肇, 遠藤徹, 小林泰三, 寒竹泉美, TaMa, 京都フラワーツーリズム: Kindleストア
この作品は、京都フラワーツーリズムが提供する「ガラシャ物語」シリーズ中の一編として出版されています。

[安部龍太郎]の[ガラシャ物語11]味土野へ/京都フラワーツーリズム編

■「ガラシャプロジェクト」とは
2011年4月に、細川ガラシャ、明智光秀、細川幽斎、細川忠興ゆかりの長岡京市、宮津市、京丹後市、亀岡市、福知山市、大山崎町、舞鶴市の7市町が大河ドラマ誘致推進協議会を設立したことを受け、京都フラワーツーリズムは「ガラシャプロジェクト」を立ち上げました。
ガラシャプロジェクトでは、「ガラシャ物語」「ガラシャなび」で全国へ情報発信し、民間の立場で支援・協力していきます。

■「ガラシャ物語」とは
「ガラシャ物語」は、7市町のいずれかを舞台として、ガラシャ、光秀、幽斎、忠興のいずれかを描いた短編小説シリーズです。
ガラシャ物語の作品群はスマートフォンアプリやWebを通じて発信され、「小説・文学の力によるまちおこし」を目指しています。 「ガラシャ物語」とは
「ガラシャ物語」は、長岡京市、宮津市、京丹後市、亀岡市、福知山市、大山崎町、舞鶴市の七市町のいずれかを舞台として、ガラシャ、光秀、幽斎、忠興のいずれかを描いた短編小説シリーズです。』

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「小説・文学の力によるまちおこし」を目指しています。』ということですから銚子の滝での剣戟!!「味土野は一色家の勢力圏の真っただ中」などという設定も可能なんですね。

宮津から天橋立、日置、世屋谷、上世屋、銚子の滝、単騎でかっ飛ばす姿は、さしずめダットサンハーリーにまたがったにいさん!

絵になるなぁとよみました。

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けれども、当の地元にも一言下さいね、銚子の滝はどこですかぁ、ここで剣劇が繰り広げられたんですかぁ、味土野は一色家の勢力範囲だったのうと尋ねられたら、そんなことしりませんなぁじゃなくて、そうそうそうんなですってと話のつじつまをあわさんなんじゃぁないですか!

でないと「むらおこし」にはなりません!

ところで、ガラシャさんのお歌のとなりのやまふじ、満開ですよ。

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フラワーツーリズムの言葉に甘えて一報、

 

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