一人見て 葉影に白し 夏椿 小浦遊月
丹後縦貫林道成相線も夏を迎えます。
この夏椿、五十河から入って、左に新宮、右に阿蘇海がみえる付近の阿蘇海側です。
花が咲くのでそれと気づきます。群生するタイプではないということなので、自生株に出会うと得したような気分になります。
また、兵庫県篠山市には指定天然記念物になっているナツツバキがあるということです、理由は樹高が、15mで、目通り(幹周り)が、1mというナツツバキとしては巨木であることといいます。高山ブナ林観察道の山頂付近にある夏椿もかなり大きいです、ひょっとして1メーターそれくらいあるかもしれません。計測しておきたいと思います。
「北の地に思い馳せつつ花さびた」
さびたとはのりうつぎのこと。
「和名の由来は、樹液が和紙をすく際の糊に利用されたことと、枝の髄を抜くと空洞ができることからきている。
北海道ではサビタと呼ばれる。アイヌの女性は髪を洗うのに使用したという。この木の根は堅いので、「サビタのパイプ」の材料として利用される。
※花の俳句 hananohaik.exblog.jp」
暮るる日や 落葉まじりの 玄圃梨 吉田冬葉
玄圃梨 とはけんぽなしのこと。
「秋になると果柄部が肥大、次第に熟して糖度を増し、晩秋から生で食べられるようになる。それは梨に似て甘く、昔は子ども等の格好のおやつになった。煎じて甘茶に、リカーに漬けて果実酒にもなる。秋田の仙北地方では、ケンポナシをすりつぶしたものを漬物用麹の代用品として大根の生漬けにまぶし、甘みのあるケンポナシ漬けをつくったものだという。ケンポナシを煎じて服用すれば、「酒毒を解し、悪酔、二日酔いによく、嘔吐を抑える」と、古来から民間薬として使われ、果柄部のほかに茎や木の皮を噛んでも酒の酔いが冷め、ケンポナシの樹木でつくった杯が「酒に酔わない杯」として売られていたという。最近の研究でその抽出液に血中アルコール濃度を低下させ、悪酔いを防止させる効果があることが報告された。
果柄部の抽出液には、口臭・アルコール臭を除去する効果があり、市販チューインガムの添加物としても使われている。また、ケンポナシの葉には、ダイエット食品として有名なギムネマと同様に、甘みを感じなくさせる「味覚修飾物質」が含まれている。
※二〇世紀ひみつ基地●土地の記憶●歴史●民俗●路上観察●広告●二〇世紀ノスタルジア・・・秋田市を中心に」
、、、、ということ、けんぽなしものり卯木も里山有用樹なんですね。