名古屋で活動されている絵画教室の先生が、上世屋をスケッチ旅行のスケッチ場所と選定してくださって、塾生さんを伴って来丹されたので、スケッチポイントの案内や休憩場所の段取りなど一通りサポートさせていただきました。
人数は34人、この人数は里の人口の2倍、しばらくは里に活気が蘇えるのを感じていました。
秋晴れの丹後でお迎えという訳にはいきませんでした。しずくが紙におちます。
けれども、熱心に集中して里山に向き合い、絵筆を動かしていらっしゃいました。
感激したのは、皆さんが描き終わって宿泊地に向かって発たれるまえ、お師匠さんが、、
「絵を並べますから、今日みんなが描いたのをみてください」
と私たちに、おっしゃったことです。
描き手が田や家や山や木や人からなる景観のどこに目をつけ心のフィルターを通して、キャンパスにどのように描いたかを見て頂いて地域と交流し、その交流の中から双方に何かが生まれることが大切なのだと、、。
これって、すごくないですか、
たかがスケッチ、されどスケッチ、芸術の力をしっかりと確信しながらの活動に共感し、里山を変えるのは、やはり教育と芸術の力だと励まされながら、宿泊地夕日が浦温泉に向かわれるバスを見送ったことです。