宮津エコツアー · 金さんとせごどんとリンカーン!

金さんとせごどんとリンカーン!

空の美しい秋は、上世屋の金さんが映えるとき!

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雲が茜色に染まる頃の金さんは、いいあらわしようがない味を醸し出します。

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「ばんなりました、もうしまいまひょうで、、、」

さて、この金さん、『西郷どん』に「二宮尊徳先生」として登場。以下その様子を「牛のさんぽみちcowrepo.com 『西郷どん』第37回感想 江戸無血開城ホーム 」が活写されていますのでちょうだいします。

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1868年4月11日、江戸城の無血開城が行われる朝、慶喜は静かに水戸へと旅立ち、粛々と明け渡し作業が進む中、吉之助は天璋院と幾島に会いに行きます。天璋院は改めて吉之助に「徳川の家を守ってくれたこと」の礼を述べる。そして、大量の徳川の資料を吉之助に託す。その書物の中には、徳川の歴史の中での詳細な出来事が書かれているという。天下をこれから納めるのに役立ててほしい、と・・・これは天璋院からのささやかな別れの贈り物ってことですね。

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天璋院の心遣いに感謝した吉之助は、ある1冊の冊子に目が留まり思わず歓声を上げてしまう。二宮尊徳先生が各地を歩いて記されたという『農村復興御仕方書上帳』二宮尊徳といえば、有名なのが薪を背中に背負いながら勉強している少年の銅像ですよね。貧しい家計ながらも必死に勉強を重ね才能を発揮していった人物です。「二宮金次郎」という名前の方が親しみがあるかもしれません。この書には、尊徳が農村を飢饉から救うためのノウハウみたいなものが記されているようです。実際に二宮尊徳は下野国桜町領の復興を見事に成し遂げ、一気に存在感を増していったそうな。

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史実なのかどうかはわかりませんが、おもしろい起用でした。戦前文化の代表でありながら、進駐軍が日本のリンカーンと一目置いたのが金さん、二宮尊徳先生。そのリンカーン大統領の暗殺されたのが、1865年4月15日、江戸城無血開城の1868年4月11日に先立つこと三年前、封建国家からの脱却を課題とした西郷さんも、先進国アメリカの大統領リンカーンと金さんとを重ねて見る眼を持っていたということでしょうか。

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