① ある山野草
この名前、この人物から頂いています!
また、旧日本軍の戦闘機の名前にも使われました。
、、、そうです、この植物名は、「ショウキ鍾馗ラン」
- 鍾馗様については、「中国の民間伝承に伝わる道教系の神。日本では、疱瘡除けや学業成就に効があるとされ、端午の節句に絵や人形を奉納したりする。また、鍾馗の図像は魔よけの効験があるとされ、旗、屏風、掛け軸として飾ったり、屋根の上に鍾馗の像を載せたりする。鍾馗の図像は必ず長い髭を蓄え、中国の官人の衣装を着て剣を持ち、大きな眼で何かを睨みつけている姿である。」とウィクペディァ。
- その被り物の形にちなんで、しょうきらんと命名。
- さらに、
- 「ある時、唐の6代皇帝玄宗が瘧(おこり、マラリア)にかかり床に伏せた。
- 玄宗は高熱のなかで夢を見る。宮廷内で小鬼が悪戯をしてまわるが、どこからともなく大鬼が現れて、小鬼を難なく捕らえて食べてしまう。玄宗が大鬼に正体を尋ねると、「自分は終南県出身の鍾馗。武徳年間(618年-626年)に官吏になるため科挙を受験したが落第し、そのことを恥じて宮中で自殺した。だが高祖皇帝は自分を手厚く葬ってくれたので、その恩に報いるためにやってきた」と告げた。
- 夢から覚めた玄宗は、病気が治っていることに気付く。感じ入った玄宗は著名な画家の呉道玄に命じ、鍾馗の絵姿を描かせた。その絵は、玄宗が夢で見たそのままの姿だった。」
- というエピソードも。こちらのエピソードが、戦闘機にふさわしいとされたのでしょう。
- さて、このショウキラン
- 「温帯性落葉樹林の林床にはえる腐生植物。大きい地下茎があって菌と共生し、花茎と花だけを地上部に出す。茎は高さ15~30cm、淡紅色を帯びる。緑色の葉はない。花は数個、長い柄があってまばらに付き、淡紅色。」というものですが、
- 京都府では「生育地や個体数が非常に少ない。」ので、絶滅危惧種。
- 近畿レッドデータブックカテゴリーでも、準絶滅危惧種。
そして、この植物の生育には温帯性落葉樹林が必要なのだが、
「府内には極相に近い温帯性落葉樹林が北部地域と中部地域にわずかに残っているだけなので、これらの温帯性落葉樹林は大切に保全すべきである。」と光田先生、村田源先生。