昨晩遅くに、一人の女性が訪ねてらっしゃいました、
白い着物をお召しでした、
そして、これを頼みますと、、、
一通の封書を。
はて、とおもい開いてみると、、、、
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丹後・味土野の白い雪
野の花も 鳥も
夜空の星も
愛を歌うのに
人は 愛を歌えない
土地に命をかけ
野に町に血の臭い
子どもは泣く
正しいものは力だけ
守るべきは身内のみ
それを 愛という
わたしが生まれたのは
戦世(いくさよ)の嵐の夜
信長様は愛を歌う
父も愛を歌う人
秀吉殿も愛をうたう
愛と愛は 争うの
だれの愛が正しいの
丹後味土野の白い雪
教えて
だれの愛が正しいの
ああ
味土野ガラシャに白い雪
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
これは、、!
あなたは、、、もしかして、、、!
と、文から顔を上げると、
頷かれたようなそぶりで、
どうかよろしくおねがいします、
もう一度おっしゃられて、かすかなほほえみを浮かべられたようでしたけれど、
そのまま、、、風が煙をさらうように、消えていかれたのです。
その白い人はもしかして、、。
不思議な体験でした。
さて、戦に敗れた事実は否定しがたい。城は焼かれ主な一族は皆討たれた 戦国の世の論理は、友情や愛情の入り込む余地のない非情なものです一族の存続の為の打算と計算。その判断は、大将の存在、なので、大事なことは無事か否かの見極め。敵将の首の有無、そしてその真否。
はたして、宮津・某寺に葬られているという、首は、光秀のものであったのでしょうか。
、、お人払いをおねがいしまする、、、
山崎合戦のあとのこと、某国某有力寺院での様子です。
いま宮津細川屋敷に放っておいたしのびがかえって参りました、
~現れたのは修験姿の男~
「していかがであった
光秀殿は討たれてはおらぬとのこと、
宮津のお玉さまのもとに届いた首、
あれは「影」のものとの噂でなかったのか、、、」
幽齋様は 光秀どのとは違う、
忠興どのも、義父殿ではござらぬ、と。
その首は、京にさらされた首ではないか」
それは怪しゅうござると、
「、、、なんと」
信長様のお首も見つかってはおりませぬ、
「頼朝殿の先例もあるここは慎重に!そうか戦には敗れたものの、光秀殿はご存命やもしれぬということか。して、お玉様は? なんとおっしゃった!」
ところが、お玉様ははっきりと父上でございますと。
「なにお三方、見方違うということか!して、玉どのは何故父と?」
首に鉄砲で受けた傷跡がございますゆえ と、
「な、、、な、なんと 光秀殿はご存命を嘘でも装う方がいいとおもわれるが、」
お見方衆をおいてかりそめにも逃げたなどとのちのちそしられることは不名誉限りないことを選ぶはずはないとおっしゃっているとか。
「して細川はいかが考えることになったのじゃ」
確かに首に傷跡と、大殿様もお認めになったとのこと!
「つまり光秀殿の復活は無きことということか、英雄は不死、民衆は義経を殺さなかったが、、、、もはや天下の覇権は秀吉の手に渡ったのじゃなあ、あいわかった、それでは、お玉どのの処遇はいかがなされるのじゃ?」
はい、そこでございます、身重のものを斬るわけには参らぬと。
「なに、身重とな、それは真か?」
父の情、祖父の情というものでこざりましょう。
「とはいえ、返す実家はない、どうなさるのじゃ」
味土野に隠されるとのおつもりのようでございます。
「あのブナの森の美しい、あの味土野か。あそこの和尚は確かな人物じゃ、さすがに、藤孝、、いや幽斎どの、ほとぼりの冷めるのをまとうというみごとな策じゃ、あいわかった、諜報、ごくろうであった」
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味土野ガラシャの雪白し、、2月6日の初雪。
(↑大宮町 すき 薬師堂)
、まあこんなことで、麒麟が来る・祭りを盛り上げようと思っています。