いよいよ4月、野山に咲き誇る花の数が増えてきました。
(↑ 野間川の堤防のスイセン)
しかし、猖獗を極めるコロナウィルス。お花見どころではなく、東南アジアからの観光客の姿もぱったりと消えてしまいました。そのウィルスとの戦い、人だけがしているようなのですが、実はそうじゃない、植物も。彼らの生育地にはウィルスだらけ、植物は、フィトンチッとという成分を放ってウィルスと戦っているのだそうですね。
さしあたりワサビなどは、最強のウィルスハンター。
そんなことを思うと、花は、コロナごときにへこたれるな負けるなという人へのメッセージのように見えてきます。
それはともかく、花はええねぇ!それは、万国共通のものでしょう。、日本語の「花」は他の国ではどういうのかチェックしてみました。コロナ禍が収まって行き来が戻ったときに使えるといいですね。
まず、中国語. ホワ 花
(↑ 野間・洞養寺)
韓国語「꽃 コッ(花)」
(↑ 黄けまん)
タイ語 ドークマーィดอกไม้
(↑ エンレイソウ)
ベトナム語で花はHOA
(↑ アズマイチゲ ?)
フランス語. フルール フレゥール fleur.
(↑ ミヤマカタバミ)
スペイン語. フロル フロール flor
イタリア語. フィオーレ fiore.
オランダ語. ブルーム
さて、日本語の漢字で花、その訓読みの「はな」。花はなぜ「はな」なのでしょうか?!「鼻と花が同じ音なのは偶然? 語源をたどって見えた … -www.mag2.com」さんのブログの説明に納得しました。アップさせて頂きます。
【大和言葉の世界観】
目と芽、鼻と花、歯と葉、耳と実(み)、頬と穂(ほ)。顔と植物の各パーツが、まったく同様の音を持つ言葉で呼ばれているのは、偶然だろうか?万葉学者の中西進氏の説によれば、これらは語源が共通しているからだと言う。漢字にすれば、まったく別の言葉のように見えるが、古代の日本人は、顔のパーツも植物のパーツも、「め」「はな」「は」「み」「ほ」と同じように呼んで、同じようなものと考えていたようだ。
たとえば、鼻は顔の真ん中に突き出ている。同様に「花」も、植物の枝先の先端に咲く。そして岬の端も「はな」と呼ぶ。薩摩半島の「長崎鼻」がその一例である、さらに「かわりばな」「しょっぱな」「寝入りばな」など、物事の最初を表す意味も持つ。
古くは手足のことを「枝(えだ)」と呼んだ。「手」「足」と呼び分けるようになったのは、奈良時代あたりからである。
我々の先祖は、植物も人体も同じものだと見なしていた!
目から鱗の気分になりました。