宮津エコツアー · ルイヨウボタン

ルイヨウボタン

見っけ!

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ルイヨウボタンです。ブナやトチなどの夏緑広葉樹林の「谷沿いなどのササの密生していない斜面下部などに点々と生育する」メギ科ルイヨウボタン属の多年草。数は多くないと京都府レッドデータ選定。◎府内の分布記録区域は、「中丹地域、南丹地域、京都市域」。準絶滅危惧種の下位指定ですから、このエリアではかなり生育はしていると言うことなのでしょう。

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ただし、その分布記録に「丹後地域」とはありませんので、丹後では、超レアーなものかもしれません。

さて、ルイヨウボタンという和名の意味は?

カタカナ表記だけでは見当つけかねますが、漢字では、類葉牡丹と書きますので何となく想像できます。ボタンは釦でなく植物の牡丹。さらに、ルイヨウから「類葉」を想像できる人は「漢字検定上級」の力をもった方です!

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「1 同じ種類の葉。似たような葉。2 同じ一族からわかれた者。」

というのが「類葉」の意味なんだそうです。名付け親は、葉の形がボタンの葉に似ている、ならば、「類葉牡丹」としよう、相当な学者さんだったのでしょう。

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ちなみに、キツネノボタンのボタンも釦でなく、の牡丹。「毒があり、かつ深い切れ込みのある葉が牡丹によく似ているところから「の牡丹」の名前が付けられた。 「キツネ」には毒、あるいは嫌なものという意味があり、毒草にはしばしば「キツネ」の名がかぶせられる」ということです。
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