地元高校のクラブ活動に対して「日本自然保護大賞」が授与されたことを、3・21付け毎日新聞が報道。
その活動が、今日の科学学問世界では、主体的問題解決能力を備えた人材が求められている、そういうことを背景に「地域を科学する、地域で科学する」。そういうことをコンセプトにつみ重ねてきたところに受賞の意味があるだろうということを、伝えてくださっています。
そういう彼らの探究フィールドにもちこまれている三件の風力発電設置の試み。
大型だけに影響も多様で広範囲。ミッションは地球環境保全貢献という所には頷くところがある一方、前提には、海の京都丹後の、自然、景観、地質、歴史、風土 健康、安全、これらに似合う、損なわないということがあるべきだとは、多くの識者の指摘すること。
記事には、地域に混乱分断がしょうじることを避ける知恵も持ちたい。「地域を科学する、地域で科学する」この視点だろう、記者の、そんなメッセージがこめられているように感じました。
そして、もうひとつ、今私たちの世代は、自覚しなければならないだろう、クマタカの歌やアベサンショウウオのつぶやき、ナツエビネのささやき、巨樹の語り、それを聞く権利は若いこれからの人たちに在り、それを渡すことは、今の私たちの世代の義務なのだということを、それも問われているようにも思いました。
ちなみにこの記事は府下全域版にけいさいされています。
たんぽぽまで、1月です。