コウホネが、モリアオガエルのおたまジャクシの泳ぐアスペンの池に咲きました。
これが、オグラコウホネ、ヒメコウホネどちらかということになると、 広卵形の浮葉の先端が丸いとか尖っているとか丸いとか、葉柄が細いとか太いとかで見分けると言いますが、 コウホネ×ヒメコウホネ、コウホネ×オグラコウホネ、コウホネ×ヒメコウホネ×オグラコウホネの交雑オグラコウホネ、ヒメコウホネなど交雑しているのでタイプの判別は、難しいです。
ただ、ここにあるのは、もとは、25年程前のこと、丹後五十河の山中の寺院の池に自生していたものの株分けということはわかっています。
オグラコウホネかヒメコウホネか、はたまた◇◇コウホネか、いずれにしても、日本固有種で京都府の絶滅危惧種ではあります。
また、このコウホネを、アイヌ民族はカパト (kapato) とよび地下茎をアク抜き・乾燥したものを保存食とし、水で戻して汁の実として利用したとウィキペディア。今はシカの嗜好植物。であるため、メッシュ柵で厳重保護しています。
水原秋櫻子さんは、「河骨に 影うかび来る いもりあり」と詠まれました、
今は、やばいことに
「ザリガニのコウホネ池の底走る」、、、、です。
西島麦南さんは、
「河骨に 日は照りつゝも 梅雨入雲」と詠まれました。
その梅雨入雲、とはなんとなく想像はできます、宮津ではこんな雲。
横たわったモアイに厚いお布団を掛けているようでした。
麦南さんのごらんになっているのは、どんな雲だったのでしょうか。