ここには いない のです
「なにが?」
コロナウィルスが!
「O!WHY?」
コロナウィルスを寄せ付けにくい天然の化学物質、充満しているからです
「見えますか」
香りを嗅いでください、なんとなく円やか、その香りの成分、これ、クロモジという木ですが、これからでているんです【主要成分】 タンニン、精油(リナロール、1.8-シネオール、α-ピネン、カンフェン、リモネン、テルピネオール)と言うことです。
「はやっているんですよ、最近の日本における新型コロナウイルス感染者数は増加傾向にあります。特に、全国で11週連続で感染者数が増加しており、入院者数も昨冬・夏のピークを超えていますと。で、それは証明されたのですか」
養命酒関係の先生がインフルエンザウイルスの増殖サイクルに着目し、ウイルス感染前後の細胞に時間帯ごとクロモジエキスを処理、その増殖度合を観察しました。結果、細胞への吸着・侵入が起きている「感染開始から1時間後」までの時間帯でクロモジエキスを作用させると、全く作用させない場合と比較して99.5%以上、ウイルスの増殖を抑制できていることが分かりましたと報告されています。
さらに遡って 1930年ごろロシア・レニングラード大学のボリス・トーキン先生。植物を傷つけるとその周囲にいる細菌などが死ぬ現象を発見した。ボリス・トーキンはこれを植物が周囲に何らかの揮発性物質を放出したためと考えて、この物質をフィトンチッドと命名した。。 (ロシア語: фитонциды、英語: phytoncide)。
微生物の活動を抑制する作用をもつ、樹木などが発散する化学物質。植物が傷つけられた際に放出し、殺菌力を持つ揮発性物質のことを指します。フィトンチッドは「植物」を意味する「Phyto」と「殺す」を意味する「cide」から作られた造語です。 彼はまたマツやヒノキといった森林の中でヒトはリラックスするのも針葉樹から発散されるフィトンチッドだと考えた。
その後、研究が進められ、植物の精油に含まれるテルペノイドなどには殺菌力を持つ成分が数多く含まれており、フィトンチッドの本体はこれらの物質だと考えられるようになった。
さらに、似たような性質を持つ物質を指す言葉にファイトアレキシンがある。フィトンチッドが常時生合成されているのに対してファイトアレキシンは植物が昆虫に食害されたり病原菌に感染したときだけに生合成されて昆虫を忌避させたり病原菌を殺菌して防御する物質を指す。
ファイトアレキシンはフラボノイドやテルペノイドに属するものが多いが、精油に含まれる成分に比べると分子量が大きく揮発性はずっと低い。
フィトンチッドのもともとの意味から外れて、ファイトアレキシンも含めた殺菌力を持つ物質全般をフィトンチッドと称したり、植物が生合成する生理活性物質全般をも総称してフィトンチッドと総称したりしていることもある。と言うこと。
入門的な証明、高校レベルでできそうな実験を 農大の先生 紹介されていましたよ
さて、抗ウイルス作用で人気急上昇のクロモジは、クスノキ科のクロモジ属。つまり仲間一族の親分は 全国の寺社林の中で、長寿樹木の代表クスノキ。親分を知れば子分もわかる、で、クスノキの抗菌、防虫作用、簡単に実験できるよ、と東京農大地域環境科学部 上原 巌 教授
方法
農大構内のクスノキの葉をビニール袋で24時間覆い《方法》、その香りをトラップします。寒天培地の上に大腸菌を置いたシャーレを20個準備し、10個のシャーレはそのままに、もう10個のシャーレにはトラップしたクスノキの香りを入れて置いておきます。
結果
すると、《結果》何もしなかったシャーレの中の大腸菌はぐんぐん大きく成長しますが、クスノキの香りの入ったシャーレの中の大腸菌はさほど大きくなりません。統計計算をすると、その有意差も明確に出ます。
結論
つまりクスノキの香りは大腸菌の成長を妨げることがわかります。クスノキの抗菌作用を持つ芳香成分は、カンファーと名付けられ、その香りで自らの樹体も保護しています。
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さて、地球上に自生する植物や樹木の量は膨大です。さてそれらのすべてから放出される「フィトンチッド」の量はどれくらいかの研究がされているそうです。今日約1億5,000万トン! これは世界中の工場排煙やクルマの排気ガスなどの6倍に相当する量なのだそうです。 「フィトンチッド」は、森の自浄作用ならぬ、まさに地球規模の自浄作用をももたらしてくれているのですね。森の樹を切るな、木を植えろ!という所以です。
そのためには、村を大切に、山を活かす根気と技術を持った人をしっかり守る、そこに遡らなくてはいけません。