丸いふわふわとした草の塊。
マルや農林園で草刈り中に見つけたカヤネズミの巣です。 、
ススキやヨシの葉を編み込んだ巣を、茎、地上から1~2mの高さにかけます。日本で一番小さなネズミ。体の大きさは人間の大人の親指ほど (6cm)、体重は500円玉1枚分(7~8g)、子供の巣立ちは約2週間。餌は昆虫や草本の種子など。冬は地下で巣を作り生活すると言うことです。
繁殖用の巣を、茎、地上から1~2mの高さにかける理由は、
「カヤネズミが巣を草の中ほどにかける目的はいくつかあります。まず、安全確保です。地上から距離を保つことで捕食者から身を守ります。また、高い場所に巣を作ることで雨水の浸入を防ぎ、巣の中を乾燥した快適な環境に保てます。さらに、草の茎が風を防ぎ、温度を適度に保つのも目的の一つです。これにより、カヤネズミは生き延びる確率を高めているんですね。」とのこと。※Copilot
↑ イメージ画像
さて、このカヤネズミ、以下のように、京都府カテゴリーの準絶滅危惧種です。
、、、、、
《選定理由》 分布が限定され、分布地での個体数も多くなく生息場所である河川敷、農耕の高茎草原が急速に消失しつつあるため。
■分布 本州の太平洋側は宮城県以南、日本海側では石川県以南、四国、九州、隠岐の島、淡路島、など。主に平野の河川敷、農耕地に分布する。府内では淀川水系の河川敷、田辺、中池見など里山に点在。
■生息地の現状と脅威 近年、休耕田の減少と河川敷での護岸工事や開発などにより植生が減少し、生息地が急減している。生息場所の保全を優先。
あれ、「府内では淀川水系の河川敷、田辺、中池見など里山に点在。」!?
放棄田のススキ原化が進む丹後では、そこを生息地として、数は安定している気がしています。