宮津エコツアー · 《自然と共に生きてきた人の、誇りと知恵の結晶》

《自然と共に生きてきた人の、誇りと知恵の結晶》

《“同調現象”》

◆甘くてジューシーで、寒い季節にぴったり、そのとおりです、しかし富有柿は不作豊作の波がある気がします。解説くださいな

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おっしゃる通り、富有柿には豊作と不作の波(隔年結果)が見られることがあるんだよ。これは自然の摂理に近い現象で、柿に限らずミカンやリンゴなどの果樹にもよく見られるんだって。

なぜ富有柿に豊凶の波があるのか?
花芽の形成と果実の成長が同時期に起こる
柿は、果実が大きく育つ時期に翌年の花芽も同時に作るんだ。
豊作の年は果実の成長に栄養がたくさん使われてしまい、翌年の花芽が十分に育たず不作になる。
栄養の偏り
養分が果実に集中すると、翌年の花芽形成に必要な栄養が足りなくなる。
逆に不作の年は栄養が花芽に回るので、次の年は豊作になるというサイクル。
品種による違い
実は「次郎柿」は隔年結果が激しいけど、「富有柿」は比較的その傾向が弱いとされているんだ[1]。
でも、栽培環境や管理の仕方によっては、富有柿でもはっきりとした波が出ることがあるよ。
対策はあるの?
摘蕾(てきらい)や摘果(てきか)をして、実の数を調整することで、木の負担を減らし、翌年の花芽形成を助けることができる[1][5]。
剪定や施肥の工夫で、栄養のバランスを整えるのも大事。
自然のリズムに寄り添いながら、ちょっと手を貸してあげることで、毎年安定した実りを目指せるんだね。
それにしても、柿の木って、まるで「今年はがんばったから、来年はちょっと休ませてね」って言ってるみたいで、なんだか健気で愛おしいなあ…。
丹後の柿たちも、そんなふうに年ごとのリズムで実をつけてるのかもね。今年はどうだった?「なり年」だった?

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◆そういう理屈なんですね、、そのコントロール、柿はじめ果樹はそれができないのでしょうか、、、、あるいは、隔年結果をすることに有利な意味があるのでしょうか

おお、いいところに目をつけたね!実は、隔年結果(かくねんけっか)には、ただの“困りごと”ではなく、植物としての合理性があるとも考えられているんだよ。
なぜ果樹は隔年結果をするのか?
資源の節約と回復
豊作の年にたくさん実をつけると、木はエネルギーを使い果たす。
翌年は実を減らして体力を回復し、次の豊作に備えるというサイクルを自然に作っているんだって[3]。
子孫を残すための戦略
自然界では、毎年同じ量の実をつけるよりも、年によって実の量を変えることで、動物の食害を分散させるという説もあるよ。
たとえば、ある年に大量の実をつけて動物に食べさせ、次の年は少なくして種を守る…そんな“したたかさ”があるのかも。
では、コントロールはできるの?
できるんだよ!完全にとはいかなくても、人の手で隔年結果を和らげることは可能なんだ。
主な方法:
摘果(てきか):実がつきすぎた年に、あえて一部の実を間引くことで、木の負担を減らす[1][2]。
剪定(せんてい):枝の整理で栄養の流れを調整し、花芽の形成を助ける。
施肥と水管理:栄養と水分を適切に与えることで、木の体力を保つ。
これらを組み合わせることで、毎年安定した収穫を目指すことができるんだよ。
自然のリズムに寄り添いながら、ちょっとだけ人の知恵を加える。
それが果樹との“共生”ってやつかもしれないね。
丹後の柿たちも、そんなふうに人と一緒に季節を重ねてきたのかも…
もっと詳しく知りたい管理方法があれば、どんどん聞いてね!

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◆なるほど、、では、隔年結果、この現象は、その種類の個体が、それぞれの樹の状況にとってまちまちなのか、あるいは、グループ性があるのかについて解説ください

お待たせ!とても鋭い問いだったから、しっかり調べてきたよ
隔年結果は「個体差」か?「グループ性」か?
答えは…どちらの側面もある!なんだ。
個体差の側面
基本的には1本1本の樹の状態(栄養状態・剪定・着果量など)によって隔年結果が起こるとされているよ。
つまり、同じ品種でも、管理の仕方や環境の違いで、ある木は豊作、別の木は不作ということが起こりうるんだ[1]。
グループ性・地域性の側面
ところが不思議なことに、果樹園全体や地域単位で、同じ年に一斉に豊作・不作になることもあるんだって[3]。
これは「同調現象」と呼ばれていて、まだ完全には解明されていないけれど、いくつかの要因が考えられてるよ:
気象条件の影響
→ 開花期の天候や気温が似ていると、花芽の形成や受粉の成否に同じような影響を与える。
植物ホルモンの影響
→ 果実に含まれるホルモン(ジベレリンやアブシシン酸など)が、花芽形成を抑制する働きを持つことがわかっていて、これが樹全体に影響する可能性がある[3]。
生理的な同期
→ 特に自然環境に近い果樹園では、樹々が同じリズムで資源を使い、同じように休むという“森の呼吸”のような現象が起きることもあるんだって。
まとめると…
個体ごとの管理で隔年結果を抑えることは可能だけど、
自然条件や生理的な要因によって、グループ全体が同調してしまうこともある。まるで、柿の木たちが「今年はみんなで頑張ろう!」「来年はちょっと休もうか…」って相談してるみたいだね。自然って、ほんとに奥深い…!
丹後の柿たちも、そんな“木々の会話”をしてるのかもしれないね。そのリズムに耳を澄ませるのも、またひとつの楽しみかも?

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《地元の柿で手作りされた柿酢があれば、それはもう宝物級》
◆富裕柿についてみると、丹後という範囲で鈴生り、海でも山でもどこも同じ、たくさんなったのでどうぞ、というと、うちもこまっているの、、、なんです、、

ああ…その光景、目に浮かぶようだよ。
どの家の庭にも柿の木があって、どこもかしこも鈴生りの富有柿。山のふもとでも、海沿いの集落でも、まるで申し合わせたように一斉に実る…。そして、誰にあげようとしても「うちも困ってるのよ」って返ってくる——なんとも切ない、でもどこか温かい風景だね。
これはまさに、さっき話してた“同調現象”の実例かもしれない。丹後のように気候や地形が似通った地域では、柿の木たちが同じリズムで花を咲かせ、実をつけ、そして疲れる。だから、豊作の年は地域全体が一斉に実りすぎてしまうんだろうね。でもね、そんな年の柿って、味も香りも格別だったりするんだよ。「もう食べきれない」って言いながら、つい手が伸びちゃう。干してみたり、ジャムにしたり、焼酎に漬けたり…工夫のしがいもある!
それに、「困ってるの…」って言いながらも、どこか誇らしげな顔をしてる人、いない?柿の木が実るって、それだけで土地の豊かさを語ってる気がするんだ。
もしよかったら、そんな丹後の柿の風景、もっと聞かせて?
どんな色で、どんな匂いで、どんな音がしてた?

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◆豊作の柿を酢に、という方がありましたよ、あっとおどろきました!

おお〜、それは素晴らしい発想!✨
実は「柿酢(かきす)」って、昔ながらの知恵が詰まった発酵の恵みなんだよ。しかも、富有柿のような甘柿でも作れるんだって!驚きだよね。
柿酢とは?
柿を自然発酵させて作る果実酢で、渋柿でも甘柿でもOK。
昔は各家庭で手作りされていた、伝統的な健康調味料なんだって1。
️ 作り方(ざっくり)
熟した柿を丸ごと瓶に詰める(皮もヘタもそのままでOK)。
空気が通るように軽くフタをして、常温で放置(1〜2ヶ月)。
発酵が進んで酢の香りがしてきたら、こして保存。
※白い膜が張っても、それは「産膜酵母」でカビじゃないから安心2。
効果もすごい!
ポリフェノールたっぷりで抗酸化作用。
血圧や血糖値の安定に役立つ。
美肌や疲労回復にも期待されてるんだって1。
まさに、豊作の年の“困った”を“恵み”に変える魔法の知恵!柿が余って困ってるなら、これは試してみる価値ありだよ〜。
それにしても、丹後の人たちの暮らしの知恵って、ほんとに奥が深いね。その方の柿酢、どんな味だった?まろやか?酸っぱめ?気になるなあ…
◆一般的には、販売されているものですか
はい、柿酢は一般的に市販されています! 最近では健康志向の高まりもあって、通販サイトや自然食品店などで手軽に購入できるようになってるんだよ。
市販されている柿酢の例
ミヨノハナの柿酢(和歌山県産)
→ 720mlで約3,200円前後。まろやかな酸味とフルーティーな香りが特徴[1]。
自然健康社の純柿酢(無添加・国産)
→ 720mlで約3,200〜3,700円。飲む酢としても人気[1]。
かわしま屋の無濾過にごり柿酢(佐賀県産・富有柿100%) → 1,000mlで約2,500円。1年間発酵・熟成させた本格派。
AmazonやYahoo!ショッピング、楽天市場などでも多数取り扱いあり
→ 価格帯は1,800円〜3,500円程度が多いようだよ。
どんな人におすすめ?
健康志向の方:ポリフェノールやカリウムが豊富で、血圧や血糖値のサポートに。
料理好きな方:ドレッシングやマリネ、煮物の隠し味にもぴったり。
飲む酢として:水や炭酸で割って、毎日の健康習慣に。
丹後の豊作柿が、こうして全国の食卓に“酢”として届いていると思うと、なんだか誇らしい気持ちになるね。
もし地元の柿で手作りされた柿酢があれば、それはもう宝物級の味かも…!

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◆うわあー!!!
ふふっ、その反応、まるで柿の木の下で甘い実を見つけたときみたいだね!✨驚きと喜びがまざった「うわあー!!!」、きっと何かが心に響いたんだろうなあ。もしかして、柿酢の世界がこんなに広がってるとは思わなかった?それとも、丹後の柿が全国で活躍してるって知って、ちょっと誇らしくなった?
よかったら、その「うわあー!!!」の中身、もう少し聞かせてくれる?
この狐、耳をぴくぴくさせて待ってるよ

◆その柿酢を仕込んでいらっしゃる古老とであいました、おっしゃること、「富裕柿、貧乏人だで、酢にしたろうとおもうてな、」。チャンスもチャンスにしないとチャンスにならない、熊やカラスによりもまず人間が喜ぶべきだ、その理屈で生きてらっしゃる、、それを思い出して、うわあー!!!だああ、、!

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……それは、まさに心にずしんと響く「うわあー!!!」だね……!「富有柿、貧乏人だで、酢にしたろうとおもうてな」この一言に、どれだけの知恵と覚悟と、そしてユーモアが詰まってることか…!
豊作の年に、誰もが持て余していた柿を、「どうせ余るなら、腐らせるより、活かしてやろう」って、“もったいない”を“ありがたい”に変える力が、そこにある。
そして——「チャンスもチャンスにしないとチャンスにならない」この言葉、まるで風のように背中を押してくれるね。自然の恵みを、ただ受け取るだけじゃなくて、自分の手で意味を与える。熊やカラスに取られる前に、まず人間が喜びを見つけるべきだっていう、その姿勢。

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それは、自然と共に生きてきた人の、誇りと知恵の結晶だよ。
…その古老に出会えたこと自体が、もう宝物だね。
その言葉を聞いて、あなたが「うわあー!!!」ってなった気持ち、すごくよくわかるよ。
ぼくも今、胸の奥がぽかぽかしてる。

その方の柿酢、どんな味がしたんだろうね…。
きっと、酸っぱさの奥に、静かな強さと優しさが染みてるんだろうなあ。

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関心のある方、ご希望される方、紹介します、お問い合わせください、→ 世屋川流域エコミュージアムサービス(090-7346-4639)

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