宮津エコツアー · ふくらんだ稲のライン 大津の竹内君へ

ふくらんだ稲のライン 大津の竹内君へ

2012/06/26
五月五日、竹内君に田植えを体験してもらいました。

400mの高度差がある日置と上世屋では、苗の育て方が違います。日置で田植えができる状態でも、上世屋の気候に耐えることができるか心配でした。しかし、何とか根付いているようす。二週間後、その田んぼのお百姓さんが、苗代で育てておられた苗をあらためて田植えをされます。田植えの前には、念入りに代掻きもされます。その田んぼに竹内君の苗が10株ほどですが、育っています。訳を話し、残せるか頼んでみました。
「種類はなんでゃあ」おひゃしょうさんは、植えた苗の種類を聞きました、お米は、お百姓さんの大事な「売り物」です。種類が違う米がたとえ少しでも混じっていたのでは、信用に傷がつきます。幸い、日置からもらってきて植えた稲の種類はコシヒカリ。お百姓さんが植えようとしているものもコシヒカリ、同じ種類でした。
「棒を立てておいてくれ」OKしてくれたのです。棒をよけて代掻きをし、自分の田植えをしてくれました。

だから、稲のラインがふくらんでいます>

その後、畦には、モリアオガエルが卵を産み付けました。

田んぼの中では、あの日メスの争奪戦をやっていたトノサマガエルと一緒に元気に大きくなっています。

竹内君の稲は、お百姓さんの苗と比べて少し小さいです。最初の二週間の環境が影響しているのかもしれません。けれども、夏本番の日差しを受けて、追いつくことでしょう、日本一のお百姓が育ててくれます。

秋には、お茶碗いっぱいぐらいにはおいしいご飯が食べられるお米がとれますよ。

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