宮津エコツアー · yasuda

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丹後小町公園池の紅葉がピークです。

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この池は、旧大宮町時代、平安京造営の時から唯一残る平安京の遺跡神泉苑の池を模したプランが採用されました。王朝絵巻の華やかさが楽しめるすてきな歴史公園として「熟成」してきました。

ちなみに、神泉、神苑とは、神がいるという霊妙な泉、天皇 のための庭園という意味です。

提供者:oniwa.garden

↑ イメージ画像

この神泉苑に、かずかず伝わる伝承の中で真っ先にあげられるのが、小野小町の雨乞い伝承。

こういう話です。

ある大干魃の年、高僧が祈祷をおこなっても効果がなく、帝の勅命で小野小町が「ことわりや日の本なれば照りもせめ さりとてはまた天が下かは」との雨乞いの歌を詠んだところ、大雨が降ったという。意味は「我が国は日の本といいますから、陽が照るのも理屈でしょう。 でも、天(雨)が下ともいいますから、降ってもいいでしょうに」です。

、、、、、、、、

だから、小町公園池は、丹後の雨乞い池、

 

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モミジの美しさに、雅楽の音と共に「ことわりや日の本なれば照りもせめ さりとてはまた天が下かは」と謡い舞う小町さんが見えるようですよ。

 

美しいわあー、、、、世屋ブルーの空に白餅を無数に播いたような雲

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白餅を 播いたごときの 世屋の空

現れているのは、上空5,000~13,000m。

うろこ雲はなぜできる?雲の見分け方とこの先の天気を読む方法(季節・暮らしの話題 2023年12月29日) - 日本気象協会 tenki.jp

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高い所なので「氷の粒で形成され、雲に厚みがなく太陽光線を透過させるため、雲の底に陰ができず、白く見える」と言うことです。

この雲は、うろこ雲とも、いわし雲とも呼ばれます、

FreeBibleimages :: Sea of Galilee: Fish and fishing nets :: Information ...

↑イメージ画像

鱗ならボラ 魚なら鰯やニシンの群来。漁師さんたちの浜言葉のようです
さて、「群来」(くき)という言葉は、主にニシンの大群が一斉に海岸に押し寄せる現象を指しています。大群が浅瀬に押し寄せ、一斉に産卵をし、海がニシン(鰊・鯡)の放卵放精により乳白色になる現象を、「群来(くき)」。しかし、鰯(イワシ)の場合にも使うことができます。鰯も時折大規模な群れを形成し、同様に海岸近くに集まることがあるため、その際に「群来」と表現することが適しているということです。。

「鰯なら 一匹いくら 鱗雲」

ちなみに、なぜ、

ニシンやイワシが海岸に押し寄せるのか、というと、

、、、AI先生。

主に繁殖や餌のためです。具体的には以下のような理由があります:

産卵: 魚たちは浅い沿岸域を産卵場所として選びます。これにより、卵が波や潮流によってより広範囲に分散されることが期待できます。

保護: 浅瀬は比較的安全な場所であり、捕食者からの攻撃を避けるために選ばれることがあります。

餌: 海岸近くには小さなプランクトンや微細な生物が豊富で、これが大群を引き寄せる要因となります。

水温や塩分濃度: 一定の水温や塩分濃度が繁殖に適しているため、その条件を求めて移動してきます。

このように、海岸に押し寄せる理由には、繁殖環境の確保や餌の確保、安全性の確保など、複数の生物学的な要因が絡み合っています。自然の生態系は本当に興味深いですね。

 

 

 

流域、、どういう意味?

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↑ 若者のデザイン↓

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「流域」の概念について、静岡の大学からの発信として、朝日新聞が次のように報道していますよ、

、、、、現状と課題

静岡には富士山や南アルプスがあるほか、大井川や天竜川などの1級河川が遠州灘や駿河湾に流れるなど、豊かな自然資源がある。一方で、ダムにたまった土砂が海まで流れず、海岸侵食が起きているほか、中山間地の過疎化、木材資源が下流域で活用されないなどの課題があるという。

、、、、目標

そのため、

『静岡大学は25日、山岳地域や河川、駿河湾などの海洋を横断的に学ぶ大学院修士課程「山岳流域研究院」を設置し、来年4月から大学院生を受け入れると発表した。高い山と川、海がある静岡の特徴を生かし、流域全体が抱える課題解決に必要な能力を磨くことをめざす。研究院の入学定員は7人。自然科学を中心に、経済や社会も視野に入れて教育、研究し、流域での自然生態系喪失や産業衰退などの課題を解決できる人材育成をめざす。研究院修了後は、林業職や行政職、土木職の公務員のほか、建設コンサルタント、木材コーディネーターとしての就職を想定している。(小山裕一)』

、、、、、、、、、、、、、

「自然科学を中心に、経済や社会も視野に入れて教育、研究し、流域での自然生態系喪失や産業衰退などの課題を解決できる人材育成をめざす。」ここのところの理念をもって活動するのが、宮津天橋高校フィールド探究部。

12月8日、日置から上世屋へ、世屋川の谷を登って見えませんか!

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↑ 年寄りのデザイン↓

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おおー!

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スッキリ、広々!

20241111_161543すっきりきんさん

!?

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こうだったじゃないですか!

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、、、、

はい、築十余年のこのフジの棚木、

 

 

 

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世屋の雨風雪の中、フジを支え、すてきな花を見せてくれていましたが、この年月、逆にフジに支えられている状態!

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「棚木は取り除きましょう、しっかり生長しているフジの木を、再生させるのが大事!」

フジの名所を復活させたい、

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その地元の要望に応えた宮津市の英断とシルバーさんの誠実な仕事が、これを実現させたと言うことです。

棚木には、ただただ、ありがとう!

20241111_144855こんなになっても支えていた

こんなフジ公園もあります。

Глициния: выращивание и уход, фото в небольшом саду

来年は無理でも、再来年の春には、たのしんで頂けるかも。

Which wisteria? / RHS Gardening

maborosino suityuuka、、、幻の水中花!

20241110_142226maborosino 幻の水中花咲く

ミズオオバコ(トチカガミ科)です。

「夏から秋にかけて、水面に花茎を伸ばし、3枚の丸い花弁をもつ紅色がかった白い花をつける。花は一日花。基本的に花茎1本から一つの花しかつけないが、1本の花茎から複数の花を開花させることもある。雄蕊は3から6本の、雌蕊は6本でともに黄色で一固まりにある。花が咲き終わると花茎は短縮し、水中に没するが、種子が熟すると再び水面にでて、ここで果実は三裂し、水面に種子を散布する。」 20241110_142217アスペンの森大殊勲

 

「生育環境 富栄養の浅い水域に多い。かつては水田における主要な水田雑草の一つであった。沖縄島北部や八重山地方では、タークブ(田の昆布)と呼ばれ食されていた。しかし、水田の環境変化、およびため池の埋め立てや水質汚濁などにより、生息数は激減している。」

そのため、「京都府カテゴリー 絶滅危惧種  環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類(VU)」に指定されています。

これらの説明には付帯事項がついています、、「なお、田んぼビオトープなどで水田環境の回復を図っている場合、往々にして復活する。」つまり、アスペン・泣いた赤鬼の森再生仕事の過程で水田環境再生されて、埋もれていた種子が発芽したと考えられます。幻の水中花の開花、マルや農林園の大殊勲です。

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このビオトープ、マルバヤナギの巨樹広場にあります。

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12月8日にみていただけます。ぜひいらしてください。

空気の澄んだ秋を演出するのは、光。

まずは海!

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野にも光!

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木の葉にも光!

カツラモミジ

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カキモミジ

 

20241109_151539カキモミジ

 

マンサクモミジ

20241109_121900マンサクモミジ

 

夜も光

20241109_205638月光のきんさん

月の光に加えて、金星の光で、金さん、秋の夜長の読書に余念がありません。

当たって嬉しい宝くじ!当たって哀しい天気予報!

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↑ 大宮町口大野付近

予報通りに、よく降りました。

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ところで、

① 5.54兆個のプール
1つの学校のプール(オリンピックサイズ、約2500立方メートル)にあるものを入れるとしたら、5.54兆個のプールが必要になります。

② 直径は約1,385キロメートルの大きなボール

あるものをを1つの大きなボールにまとめると、その直径は約1,385キロメートルになります。

さて、このプールやボールに例えられる「あるもの」とは、「地球上のすべての水」なんです。

地球上のすべての水を、体積にしたら1.386億立方キロメートル、これが水の惑星と言われる所以だとは言うもののピンとこないので、AI先生に喩えての説明を依頼したら、こう喩えてくれました。

さらにAI先生、この水は、蒸発したから減るとか、降ったから増えるとかそんなことなく、増えもせず減りもしないで常に一定、循環しているのだと説明してくれました。

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蒸発: 水が蒸発する過程は、水温や気象条件によって異なります。海洋や湖からの蒸発は、数時間から数日で起こることがあります。湿度や風速も影響を与えます。

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↑ 海星公園 魚付きデッキから

凝結: 蒸発した水蒸気が上空で冷やされて凝結し、雲が形成されるまでの時間は数時間から数日です。特に山岳地帯では、上昇気流が急速な凝結を引き起こします。

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↑ 同上

降水: 雲が飽和すると、雨や雪、雹として地上に降り注ぎます。この過程も数時間から数日間で起こります。天候や地域によって頻度や量が変わります。

浸透: 降水が地面に吸収され、地下水となる過程は非常に変動します。浅い地下水は数日から数週間で移動しますが、深い地下水は数十年、時には数百年かかることがあります。

表面流出: 一部の降水は地表を流れ、直接川や湖、海に戻ります。この表面流出は数日から数週間で起こり、雨量や地形によって変動します。

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↑ 小町公園

各プロセスはそれぞれ異なる速度で進行し、全体の循環にかかる時間は多様です。

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↑ 内山ブナ林の湧水付近

今年の夏、猛暑だったからといっても、減ったりもしていないのです、

わたしの体の血や肉もその安定に支えられているのです、

「自然の調和とバランスがいかに絶妙かがわかりますね。」との結びに、妙に納得しました。

11月、あれ、もう、、、、

20241026_213642溝側

夏から、秋をとばして冬、体は戸惑っています!

さて、秋の夜長に、ネットを回していると、あれ、とコロコロを止めた記事三つ。

その① 予断を許さない と 毎日新聞。

プラ汚染防止条約、生産から使用後まで流出防止へ 議長が素案提示

その② 時間を無駄にする余裕はないと 読売新聞。
国際目標「30%」に遠く…陸地17・6%・海洋8・4%

丹後はインバウンドで湧いて世界は一見、のんびりしているよう。

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でも、ウクライナやイスラエルの戦争だけで無く、世界は、環境もびりびりと緊張しているのですね。

、、、、、

そんな中、
その③ 農家人生を懸けてつかんだ「さつまいも・オブ・ザ・イヤー」京都府京丹後産と 京都新聞。2024年10月31日 15:00

『晩秋の訪れとともに、香ばしく甘い風味を漂わせる焼き芋。京丹後産サツマイモのブランド化を目指す京都府京丹後市峰山町の竹田克寛さん(39)は、人気品種の「紅はるか」で今年2月、サツマイモの日本一を競う「さつまいも・オブ・ザ・イヤー」の1人に選ばれた。鹿児島県など特産地の生産者を抑えて勝ち取った栄冠に「京丹後で一生懸命にイモと向き合ったことが評価され、うれしい」と控えめに喜びを語る。

。。。。。。京丹後市峰山町五箇の国営開発農地にある約3ヘクタールの畑。そこは最初から作物の栽培に恵まれた土地ではなかった。入植した2019年春、ニンジンやキャベツを育てようとしたが、耕作地で十分な水量を確保できず、思うような収穫を上げられなかった。2年目から作物の主力を比較的少ない水量で育つサツマイモに切り替えた。「農家人生を懸ける」という思いで臨んだ「窮余の策」だったという。農薬や肥料は極力使わず、畝(うね)を高くして水はけを良くし、夏季はこまめな水やりで地温を下げ、本来の生命力を引き出せるよう工夫を重ねた。「サツマイモのことを考えて基本に忠実にやっているだけです」。謙虚さと地道な努力が実を結んだ。受賞で注文が殺到し、今秋の収穫分のほとんどが売約済みという。大阪府柏原市の住宅街で育ち、子どものころは農業と無縁だった。高校時代に見たテレビ番組が農家に憧れるきっかけとなった。微生物を研究した大学・大学院時代、関東や北陸の農家で住み込み体験を重ねた。卒業後、茨城県で農業関係の会社で働くなど農業人生を歩み始めた。独立を考えた時「近畿の中でも自然豊かな京丹後」を生産地に選んだ。「京丹後が日本一おいしいサツマイモの産地として知られることが夢」と目を輝かせる。』

、、、、、、

これは、さすがローカル新聞の雄、京都新聞!

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「京丹後が日本一おいしいサツマイモの産地として知られることが夢」と目を輝かせる。というその夢、共有したいですね。

ところで、

「ほとんどが売約済み」と言いますが、この焼き芋、どこで食べられるのでしょうか。

丸いふわふわとした草の塊。

20241026_152120カヤネズミ

マルや農林園で草刈り中に見つけたカヤネズミの巣です。 、
ススキやヨシの葉を編み込んだ巣を、茎、地上から1~2mの高さにかけます。日本で一番小さなネズミ。体の大きさは人間の大人の親指ほど (6cm)、体重は500円玉1枚分(7~8g)、子供の巣立ちは約2週間。餌は昆虫や草本の種子など。冬は地下で巣を作り生活すると言うことです。
繁殖用の巣を、茎、地上から1~2mの高さにかける理由は、
「カヤネズミが巣を草の中ほどにかける目的はいくつかあります。まず、安全確保です。地上から距離を保つことで捕食者から身を守ります。また、高い場所に巣を作ることで雨水の浸入を防ぎ、巣の中を乾燥した快適な環境に保てます。さらに、草の茎が風を防ぎ、温度を適度に保つのも目的の一つです。これにより、カヤネズミは生き延びる確率を高めているんですね。」とのこと。※Copilot

ソース画像を表示

↑ イメージ画像

さて、このカヤネズミ、以下のように、京都府カテゴリーの準絶滅危惧種です。
、、、、、
《選定理由》 分布が限定され、分布地での個体数も多くなく生息場所である河川敷、農耕の高茎草原が急速に消失しつつあるため。
■分布 本州の太平洋側は宮城県以南、日本海側では石川県以南、四国、九州、隠岐の島、淡路島、など。主に平野の河川敷、農耕地に分布する。府内では淀川水系の河川敷、田辺、中池見など里山に点在。
■生息地の現状と脅威 近年、休耕田の減少と河川敷での護岸工事や開発などにより植生が減少し、生息地が急減している。生息場所の保全を優先。

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あれ、「府内では淀川水系の河川敷、田辺、中池見など里山に点在。」!?
放棄田のススキ原化が進む丹後では、そこを生息地として、数は安定している気がしています。

あれ、、!何ごとですかい、な?

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片言でなんとか話すと、どうやらイスラエルからですって。

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映画のロケ、、、、なにを撮ってんですか?

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日本ツアーのお立ち寄りとか、

そうだったらこんな時にいらっしゃったらよかったのに、、、!

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岡ノ前棚田跡交園には、スキーにのった天狗さんが現れた伝説が残るところです、 夕暮れ間近のここに異人さんたちが現れたのですから、ともかく珍事でした。

さて、イスラエル、、、悲惨な攻撃の応酬を思うとため息が出ました。

インバウンドの急増の背景は、円安!といいます。が、この珍事の背景はそれだけだろうか、と思っていましたら、

仲田しんじ(研究論文ウォッチャー) の意見、という記事が芽に止まりました。

平和ボケは日本の観光資源
日本の「平和ボケ」はもはや立派な観光資源? 90%の若者が「平和」を実感、インバウンドを魅了する3つの強力要素があると
仲田しんじさん、こう分析されています。

、、、、、、、、、、、、

観光は、訪れる人々に心の安らぎや新しい体験を提供する特別な活動だ。2021年の東京五輪は、その影響を見直す良い機会になった。五輪期間中、選手村では日本のもてなしが特に目立った。
日本独特のホスピタリティや「平和ボケ」は、現代の緊張した状況のなかで、訪れる人々に安心感や癒やしを与えている。本連載「平和ボケ観光論」では、日本の観光業が提供する平和な環境での特別な体験が、いかに日本の「平和ボケ」が観光資源として価値を持つのかを探っていく。
美しい水や空気は無料で、安全もタダで提供される社会に対して不満を持つことは難しい。しかし、それが当たり前になると「平和ボケ」が生まれるのかもしれない。

平和ボケという言葉は、平和に慣れすぎて現実を見失う状態を指す。具体的には、長い間平和な状況が続くことで、危機感や警戒心が薄れ、社会や自分の問題に対して無関心になったり、適切な判断ができなくなったりすることを意味する。この言葉は、主に戦争や自然災害、社会問題などの脅威が少ない環境で育った世代に使われることが多い。平和が続くことで、過去の歴史や教訓を忘れがちになり、危機への備えが不十分になることが心配されている。
80年前、日本は滅亡の危機に直面した戦争を経験した。終戦後の混乱を経て、高度経済成長やバブル経済の崩壊、震災があったものの、戦争とはほぼ無縁の状態が続いている。今や日本は、世界に誇る「平和ボケ」国家になってしまった。

「危機感を持ったほうがいい」という声がどこかから聞こえてくるかもしれない。実際、バブル経済崩壊後の長期低迷や「失われた30年」は、日本人の平和ボケに起因しているのかもしれない。一方、世界では今も戦争で命が失われ、治安が崩壊している地域や食糧不足に苦しむ場所もある。また、環境破壊が進み、健康が脅かされている地域も多い。

五井平和財団が143か国4272人の若者に行った調査によると、自国が平和だと思う割合はほぼ同じだが、日本の若者の約9割が「思う」と回答しているのが興味深い。
戦争や混乱する国際情勢のなかで、平和の存在は貴重で魅力的だ。「平和ボケ」の日本は、その存在を強く示しているひとつであり、最近増加しているインバウンドの人々もその魅力に引き寄せられている。
オーストラリアの経済平和研究所が発表した2024年度の世界平和度指数では、日本は「軍事化」の分野で平和度が低下し、17位にランクダウンしたが、2023年は9位で、世界有数の平和度を誇っている。これは世界的にも評価されている証しだ。
つまり、平和ボケは「日本の観光資源」ともいえるのではないだろうか。

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(↑ 大宮町明田田んぼ)

かけがえのない水に対する安心感
もちろん、日本以外にも平和な国は多いが、日本独自の平和ボケはどのように育まれてきたのだろうか。その主な要因のひとつは「水」だろう。
日本の国土の約3分の2は山と森林に覆われており、水源が豊富で、水の心配をする必要がほとんどなかった。この水に対する安心感は、日本人にとって非常に大切なものだ。
さらに、日本は水道水が飲める数少ない国のひとつで、その水道水の品質は世界的にも高く評価されている。日本の水道水は「水道法第4条」に基づいて水質基準が定められており、「大腸菌群数」はゼロが基準で、カドミウムや鉛は1Lあたり0.01mg以下という非常に細かい基準が設けられている。
世界196か国のなかで水道水が飲める国は、日本を含めてノルウェーやアイスランドなどわずか9か国しかなく、アジアでは日本だけだ。

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観光資源としても水の役割は大きい。多くの飲食店では水が無料で提供され、ウォシュレット付きのトイレが普及していることも、身近な安心感につながっている。また、温泉やホテルの大浴場、銭湯、サウナなどの温浴施設が充実していることも、旅の満足度を高める要因だ。
さらに、日本は大量の水を使って調理する料理、特に日本そばなどがあり、これも日本独特のフードメニューのひとつだ。日本では水をたくさん使った料理が可能な国でもある。
ささいなことではあるが、カップ麺やインスタントコーヒーのためのお湯が自由に使えることも、旅のなかではありがたいポイントだ。

子どもが甘やかされる文化
日本の平和ボケの要因として、観光資源としての水が重要なキーワードになるが、次に挙げられるのが「子ども」だ。この子どもには、広い意味での“子ども的”なものも含まれている。

愛知県長久手市にある愛・地球博記念公園内に2022年11月1日に開設された「ジブリパーク」は、コロナ禍でスタートしたが、コロナが収束するとインバウンド客が殺到することになった。日本経済新聞の調査によると、ジブリパークの入場者の「約3割」
がインバウンドだそうで、その多くは家族連れや若者たちだろう。そもそも、コロナ前からジブリ美術館やサンリオピューロランドなどは家族連れに人気で、訪れる理由も子どもたちのリクエストが大きいことがわかる。
もちろん、ディズニーランドやUSJなどの定番人気施設も多くの人に楽しまれているが、日本独自の施設が子どもたちに特に人気だ。例えば、神奈川県川崎市にある「藤子・F・不二雄ミュージアム」では、英語、中国語、韓国語の音声ガイドが用意されており、コロナ明けからインバウンドが急増している。
また、ポッキーやチョコパイなどの日本のお菓子も外国の子どもたちに人気で、日本でしか味わえないフレーバーも多いため、訪れた子どもたちの楽しみが広がっている。多くの飲食店では子ども料金が設定されており、これもインバウンドにとって新鮮な体験だ。
少し前にYouTubeで見た動画では、家族で日本旅行をした後、帰国時に子どもが帰りたくないと駄々をこねたエピソードが語られていて、非常に興味深かった。

日本文化を語る上で欠かせない名著『菊と刀』(1946年)の著者で文化人類学者のルース・ベネディクト(1887~ 1948年)は、欧米では幼い子どもを厳しくしつけ、年長になるにつれて徐々に緩める教育が一般的であるのに対し、日本では幼い子どもが甘やかされ、成長するにつれて社会の厳しさを教えるという「教育方針の違い」について説明している。また、2022年に亡くなった思想史家の渡辺京二も、その著書『逝きし世の面影』(1998年)で「子どもの楽園」という章を設けている。この作品は幕末から明治にかけて日本を訪れた異邦人の訪日記を読み解き、日本の近代が失ったものの意味を根本から問い直している。
日本を訪れた外国の子どもたちは、日本で自分たちが甘やかされていることを敏感に感じ取り、帰りたくなくなるのかもしれない。

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女性が行動しやすい街の設計と風土
日本の平和ボケ的観光資源の最後のキーワードとして「女性」を挙げたい。日本では女性がひとりでも安全に旅ができる。夜に女性が繁華街に出掛けても、よほどのことがない限り問題は起こらない。
旅行会社では「女子旅」のプランが用意されていたり、飲食店で「女性料金」が設定されていたりすることで、女性の行動範囲が広がっている。カフェなどの飲食店では女性客が多いことも珍しくなく、街には美容院やネイルサロン、アパレル店、雑貨店などがたくさんある。なかにはそこでしか手に入らない商品も多いだろう。こうした女性が行動しやすい街の設計と風土は、インバウンドにも好意的に受け入れられているに違いない。
2003(平成15)年の映画『ロスト・イン・トランスレーション』では、米国人女性(スカーレット・ヨハンソン)が東京の渋谷をひとりで散策する姿が印象的に描かれている。異国の繁華街にいる緊張感や危険を警戒する様子はなく、興味のままに自由に街を歩いている。このようなシーンが撮影できたのは、日本の安全性があったからだ。

以前、海外旅行からの帰りの飛行機で、日本酒(ワンカップ大関)を飲みながらこれからの日本旅行について盛り上がっている白人女性ふたり組を見かけた。彼女たちは何度も日本に来ているリピーターのようで、日本に来るのを本当に楽しみにしている様子が伝わってきた。こんなにも日本が好きなファンがいることに驚いた。
彼女たちのような日本のファンを増やし、平和な日本が今後もそのままであってほしいと願う人々の輪を広げていくことが、令和の観光政策の要だと考えている。

、、、、、、、、、、、、、

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観光は、訪れる人々に心の安らぎや新しい体験を提供する特別な活動だ。という

仲田しんじ(研究論文ウォッチャー)さん の「平和ボケは日本の観光資源」の意見、

多いに納得です。

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イスラエルからのお客人には、日本の「平和ボケ饅頭」を鞄にいっぱい詰めてお土産にしていただきたい、そして、日本の百姓は、草刈り機を持って自然と闘うが、決して武器を持って人と人との戦いをすることはない、といっていたと伝えて頂きたい、そう思いました。

 

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