五十河の畑の柿。
かって柿渋を作っていらっしゃた名残り木です。
ここでは、6月の実を仕込んだということです。

若柿の渋さは、他にたとえようのないひどいものです、柿渋用の柿は、さらに選ばれた渋さをもっていいますが、熟すると事情はまた別。完熟した実の甘さは極上と言っていいほど。そのあたりの事情を鳥もよく知っていて、透き通るほど完熟するまで手をだしません。
ちなみに、上世屋の柿渋柿はこんな形。

仕込みは九月。家中に漂う発酵臭は相当なものだったとは上世屋の語り草です。

右二つが柿渋柿。左は富有柿。
今日から11月、霜月の名のとおり「冬」に入ります。

府中・溝尻地区の道端で行きかう人の目を楽しませているお人形さん一家も冬衣装。
さて このファミリー
、
と紹介してあります!
理介、詩菜、見地緒、そな代、、、、、
溝尻は、河口のこと。もとの丹後国府の港、大陸からの舟も入った国際貿易港。
名前にも古代感の漂う命名です。

お母さんのそな代だけがひら仮名ですが、阿蘇海の蘇、奈良の奈を使って、「蘇奈代」でどうでしょうか。
花だけでなく、紅葉も美しいサルスベリ。

「サルスベリこそ、村花となりぬべき木なめり!」
「中国では、唐代長安の紫微(宮廷)に多く植えられた」ということ
「江蘇省徐州市、湖北省襄陽市、四川省自貢市、台湾基隆市などでは市花とされている」とか。
なので、格の高さは折り紙付き。里山の名宮・ザ カミセヤにふさわしいではありませんか。
重宝さ①
「百日紅というほど長い間紅色の花が咲いている」
重宝さ②
「幹の肥大成長に伴って古い樹皮のコルク層が剥がれ落ち、新しいすべすべした感触の樹皮が表面に現れて更新していく。」ので、シカの食害を免れる!
重宝さ➂
「日当たりを好む。」ので、東向きの急斜面の棚田跡にピッタリ!

加えてモミジも楽しめる、、、
となれば、春の桜、初夏のフジ、梅雨のアジサイに続く花として、村花の資格十分です。
◇ さるすべり美しかりし与謝郡 森澄雄
◇ 世の中やひとり花咲く百日紅 正岡子規
日置はオリーブの里、下世屋はサンショウモの里、松尾は一本桜の里、木子は花ススキの里、そして上世屋はサルスベリの里。
吉野や嵐山の千年語り継がれるる山桜の美、それは訪れた山法師が修行のお礼にと植え継いだり、土産物屋さんは年に二本ずつ植えることが義務付けられていたという地道な営みの賜物というじゃありませんか。
やってやれないことはないはず、、、、!
。
「今日は何処へお出かけ!」と声を掛けたら、「大阪へショッピング」

そんな返事が返ってきたといいたくなるほど小春日の丹後の主役は海。
おめかしの脇役はまずはやはりススキ。
『 青芒 ぼうぼうとして 夏の海 』 原 石鼎
オバナ、のほかにもジュウゴヤグサ、テキリグサ、ヤネカヤなどと呼ばれてやはり秋の原風景には欠かせません。トバシグサ、、、これはわかります。ミミツンボ、、、これは不明。
『 秋の船 風吹く港 出てゆけり 』飯田龍太
この船に乗ってやってきたセイタカアワダチソウ、秋の飾りとして定着しています。
すずめ蜂まんさく黄葉にぶら下る, 金子兜太
海星公園の街路樹のマンサクの黄色く色ずいた葉越しに見る宮津湾も素敵です。
ススキの別名「尾花」。

では、ススキのようなシッポを持つ動物は、というと
「馬の毛色に、尾花栗毛(おばなくりげ)というのがあります。茶色の体毛に白っぽいたてがみと尾を持つ、とても美しい毛色で、尾がまるですすきの穂のように見えることから名づけられました。競走馬ではトウショウファルコやタイキシャトル・ゴールドシチーなどが特に有名でしょうか。」
というように、馬だと思っていました。

しかし、キツネの尻尾だ、という人もいらっしゃるようです。キツネは群れで暮らすことはないとおもうのですが、どうなんでしょう。
ススキが、日本の原風景をなす七草なのはなぜか、茅葺き屋根の素材、あるいはわらじ、ほうきといった日用品、家畜のエサや敷草、燃料など 貴重な有用植物であったことに思いをはせれば、納得できそうです。
ちる芒寒くなるのが目にみゆる 一茶
ススキがしろくなると カツラが紅葉します。。

カツラの地名は丹後各地にあるようです。しかし、丹後半島での現存といえば、このせや街道バッサカのカツラが、ほぼ唯一と言っていいかと思います。

ツワブキ
冬に向かって寒くなる ぎりぎり の小春日和にさきます、
元来の産地は台湾などの暖温帯、のでこんな時に咲くことができるといいます。

太平洋の黒潮 日本海の対馬暖流 に乗って北上したので海岸沿いに群落を作って自生します。
潮風と強い紫外線から本体を守るため表面にツヤのある厚い葉を発達させているので、艶葉蕗(つやはぶき)とも厚葉蕗(あつはぶき)とも。
そしてその語源をともにしているのツバキ。
(↑ こういっちゃんげの八重ツバキ)
ツバキは、「光沢のあるさまを表す古語「つば」に由来し、「つばの木」で「ツバキ」になったとする説。 「艶葉木(つやはき)」や「光沢木(つやき)」の意味とする説」があるとされます。
天気予報が、今秋一番の寒気団の南下を伝えて 今日の上世屋。