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赤天橋立!

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橋立のバッファゾーンをなし、成相寺のある世屋山の山麓を照らすのは、磯砂山の山頂に沈む日輪。

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伝説の通り羽衣をまとったかのようでまさしく丹後の聖山です。

上二枚、どちらも、11月28日、世屋高原でのフィールド探究を終え、縦貫林道成相線での帰路の途中、顧問の安見先生が撮影。

国府のすえられた天橋立と丹後を睥睨するかのように盛り上がる磯砂山とその間を取り持つことがミッションかのように建てられた鎮護国家の寺・成相寺、丹後の国作りの構想とこの国に流れた時間とが見えるようです。そんな不可視なものを可視化した、そういう意味で、この二枚は、まさに激写!

その縦貫林道成相線の今朝12月3日。

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車を置いて15分の大観望で、海の気を取り込むかのように座禅する若者。

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高山発宮島・出雲経由天橋立、そして高山へ、の旅なのだそうです。

 

猫バス、籠神社から日置、世屋を結ぶミニバスを、みんなそう呼んでいました。

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猫でも、手を挙げれば止まって載せてくれるから、とも

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トトロの息ずくジブリな里行きなので、とも言います。

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傘をさしたトトロが道端で待っていそうじゃないですか。

イーハトーブな田んぼを守るみずほなおばあちゃんは、バスを見ると元気が出るといいます。

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アザミの夏も

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実りの秋も

251_6122猫バス

雪が降っているからいかんなん!

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昭和29年開通以来、高原の里と市街地をつないだこの路線、今年春、閉線。

でも、sorehaakannyaro!

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トトロの森として訪ねてくる方が増えた世屋姫神社のそばで、「バス、、、待っているんだ、、、」

傘をさして立っているトトロを失望させるわけにはいかんでしょう、

愛情たっぷり!ねこバスケーキの作り方 | ジブリの食べものは ...

猫バス、復活させませんか、totoroの森行きの、、、。、

 

 

 

 

柿がたわわに、、、

20211108_140334柿渋柿

一抱えはありますから、推定樹齢80年というところでしょうか、柿では巨樹です、

人が食べることを拒絶し、ひたすら渋くあれ!の期待に応えた極上の柿渋柿なのです。

しかし完熟すれば話は別。渋がなくなった時の濃い甘さは絶品。

年明けて野山が雪に覆われるころ、

「俺んち来いよ、、腹いっぱい食ってけよ」

冬超す命、渡ってきた命、渡っていく命たちの貴重な食べ物になります。

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◆たわわ柿 冬越し命に エールかな

じっと見ていたら、声が聞こえてきて、木のほうから。

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「ライトアップライトアップ」って言ってたような気がしたんです。

、、、、そうか、、、、、

赤き季節(あき)の終わりに赤き実(かき)が、冬空に赤くうき上がる様子が目に浮かびました。

<クリスマス柿ツリーライトアップオペレーション>.

観光は、価値の創造である!

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ライトアップしてらっしゃったふるさとミュージアムでの、あれ、

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ころっと変身してなかなかしゃれているじゃないですか、

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鈴生り柿も、知恵を寄せれば、雪に閉ざされる前、泥臭い味のあるインスタ映えする光景を描き出せるかも。

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案外容易なことなのでしょう、鈴生り柿のご託宣、その実行は!

今日から11月、霜月の名のとおり「冬」に入ります。

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府中・溝尻地区の道端で行きかう人の目を楽しませているお人形さん一家も冬衣装。

さて このファミリー

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と紹介してあります!

理介、詩菜、見地緒、そな代、、、、、

溝尻は、河口のこと。もとの丹後国府の港、大陸からの舟も入った国際貿易港。

名前にも古代感の漂う命名です。

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お母さんのそな代だけがひら仮名ですが、阿蘇海の蘇、奈良の奈を使って、「蘇奈代」でどうでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

花だけでなく、紅葉も美しいサルスベリ。

20211026_152347さぅすべり

「サルスベリこそ、村花となりぬべき木なめり!」

「中国では、唐代長安の紫微(宮廷)に多く植えられた」ということ

「江蘇省徐州市、湖北省襄陽市、四川省自貢市、台湾基隆市などでは市花とされている」とか。

なので、格の高さは折り紙付き。里山の名宮・ザ カミセヤにふさわしいではありませんか。

重宝さ①

「百日紅というほど長い間紅色の花が咲いている」

重宝さ②

「幹の肥大成長に伴って古い樹皮のコルク層が剥がれ落ち、新しいすべすべした感触の樹皮が表面に現れて更新していく。」ので、シカの食害を免れる!

重宝さ➂

「日当たりを好む。」ので、東向きの急斜面の棚田跡にピッタリ!

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加えてモミジも楽しめる、、、

となれば、春の桜、初夏のフジ、梅雨のアジサイに続く花として、村花の資格十分です。

◇ さるすべり美しかりし与謝郡 森澄雄

◇ 世の中やひとり花咲く百日紅 正岡子規

日置はオリーブの里、下世屋はサンショウモの里、松尾は一本桜の里、木子は花ススキの里、そして上世屋はサルスベリの里。

吉野や嵐山の千年語り継がれるる山桜の美、それは訪れた山法師が修行のお礼にと植え継いだり、土産物屋さんは年に二本ずつ植えることが義務付けられていたという地道な営みの賜物というじゃありませんか。

やってやれないことはないはず、、、、!

ススキの別名「尾花」。

20211027_151856すすき

では、ススキのようなシッポを持つ動物は、というと

「馬の毛色に、尾花栗毛(おばなくりげ)というのがあります。茶色の体毛に白っぽいたてがみと尾を持つ、とても美しい毛色で、尾がまるですすきの穂のように見えることから名づけられました。競走馬ではトウショウファルコやタイキシャトル・ゴールドシチーなどが特に有名でしょうか。」

というように、馬だと思っていました。

20211027_152411すすき

しかし、キツネの尻尾だ、という人もいらっしゃるようです。キツネは群れで暮らすことはないとおもうのですが、どうなんでしょう。

ススキが、日本の原風景をなす七草なのはなぜか、茅葺き屋根の素材、あるいはわらじ、ほうきといった日用品、家畜のエサや敷草、燃料など 貴重な有用植物であったことに思いをはせれば、納得できそうです。

ちる芒寒くなるのが目にみゆる  一茶

ススキがしろくなると カツラが紅葉します。。

20211027_140013かちら

カツラの地名は丹後各地にあるようです。しかし、丹後半島での現存といえば、このせや街道バッサカのカツラが、ほぼ唯一と言っていいかと思います。

20211027_140326かつら

 

 

ツワブキ

20211016_120711ツワブキ

冬に向かって寒くなる ぎりぎり の小春日和にさきます、

元来の産地は台湾などの暖温帯、のでこんな時に咲くことができるといいます。
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太平洋の黒潮 日本海の対馬暖流 に乗って北上したので海岸沿いに群落を作って自生します。
潮風と強い紫外線から本体を守るため表面にツヤのある厚い葉を発達させているので、艶葉蕗(つやはぶき)とも厚葉蕗(あつはぶき)とも。

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そしてその語源をともにしているのツバキ。

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(↑ こういっちゃんげの八重ツバキ)

ツバキは、「光沢のあるさまを表す古語「つば」に由来し、「つばの木」で「ツバキ」になったとする説。 「艶葉木(つやはき)」や「光沢木(つやき)」の意味とする説」があるとされます。

天気予報が、今秋一番の寒気団の南下を伝えて 今日の上世屋。

20211016_151455ししうど

大宮町三重コスモス

20211015_111513コスモス三重

小野小町さんが、「九重の 花の都に住みはせてはかなや我は 三重にかくるる」と 詠んだとされるのがこの三重の里。

「かくる」は、「死ぬことの遠回し表現」

まともに読めば私は三重の里の土になるのだ!といった意味になります。

が、好きな男にすねて見せて気を引く恋の駆け引きの歌のような気もしないではありません。

20211015_111642コスモス三重

どうなんですと尋ねてみたい秋桜畑

コスモスに小町かくるる三重の里

20211015_111530コスモス

海、夕べ。雲と島と海以外に何もないシンプルさがうれしい時間です。

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それにしても北東の水平線の上空が赤いのは、なぜなのでしょうか、対岸の越前海岸は日の沈まない北東の方角、、。「冬」という敵が忍び寄っているのかもしれません。

 

 

一本で 勝負できるじゃないか セイタカアワダチソウ

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さて、セイタカアワダチソウ 秋の季語として、俳句歳時記に 収めるべきか 否か

そんな議論があるそうです。+

セイタカアワダチソウ 秋草に入るや否や   小澤實

17音が俳句の基本 セイタカアワダチソウは10音。

20211010_095910アート

俳句は窮屈な茶室芸術。悩ましいところではありますが、元々がそういう窮屈さと戦って成立した芸術。

世の末の花かも背高泡立草 矢野 絢

父が消え母消え背高泡立草 藤本敦代

7音が勝負 果敢に 攻めてらっしゃいますね。

花材には良し セイタカアワダチソウ

20211011_123207芸術あわだちそう紀行

花材になるなら、俳材にならないはずはありません。

芭蕉さんや一茶さん、子規さんたちも、それでもって 季語の仲間には加えない、というのはいかがなものかとおっしゃるのではないでしょうか、

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現状に向かい合い対話を深めるのがいいと。

いちめんの黄色は背高泡立草 今井杏太郎

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背高泡立草鉄砲隊をひた隠し 星野紗一

背高泡立草は菊科ですので、香りは菊そのもの。

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秋の仲間とよく合うものです。

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すさまじき 里山ヶ原の 秋の陣

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原産地アメリカではゴールデンロッドと呼ばれているそうですね、このセイタカアワダチソウは。

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侵略的外来種です。

20211007_123943里山ヶ原の

ススキ海ともいわれる純粋なススキ原風物詩が味わえなくなったと嘆く向きもあります。

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しかし、一方 そのススキも 所変わればなんちゃらです、

20211007_123920すさまじき秋の陣

「ちなみに、·ススキは英語で. Japanese silver grass。北アメリカでは逆にススキが侵略的外来種として猛威を振るっており、セイタカアワダチソウなどのゴールデンロッド類の生息地が脅かされている」とウィクペヂア。

20211007_110054ススキ海

シルバーの竜とゴールドの虎が、日米の原野で、がっぷり組んで支配権陣地争奪の攻防を繰り広げているわけです。

それを思うと、別の感慨がわいてくるものです。

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が、それにしても、秋晴れの下の里山の黄色が、稲穂の黄金でないのは、興ざめもするものです。。

 

 

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