うれしい便りが富山から。
富山県読書感想文コンクールで、
里山で木を織る 藤布がおしえてくれた宝物
川北亮司さく/山田花菜え
を読み、作者からのメッセージをしっかり受け止め、今の身の回りの様子を考えた小学生の感想文が金賞受賞とのこと。
うれしい便りが富山から。
富山県読書感想文コンクールで、
川北亮司さく/山田花菜え
を読み、作者からのメッセージをしっかり受け止め、今の身の回りの様子を考えた小学生の感想文が金賞受賞とのこと。
林道全通記念里山ウオーキングッも、七回を数えます、
うりはだかえで、はうちわかえで、やまもみじ、こしあぶら、たかのつめ、やまぼうし、おおかめのき、まんさく、ブナ、あおはだ、おおうらじろのき、いたやかえで くろもじ、だんこうばい、数々の落葉広葉樹たちが、秋の彩りをさまざまに競う上世屋・内山ブナ林!紅葉の落ち葉道は耳からも秋。
今回は、「駒倉峠入山口→高山山頂→内山ブナハウス→内山東谷ブナ林→高山山頂→駒倉峠入山口。」歩行距離約5キロメートルの高山周回コースです。標高差約200㍍、距離は「内山~高山山頂コース」の倍、上り下りもたくさんありそのぶん変化も様々。
先日は、小学三年生もがんばりました。同じ日、一見かなりご高齢のハイカー達、聞くと兵庫県から、このコースで歩いて縦貫林道スイス村経由で経ヶ岬まで、とおっしゃっていました。
「森を楽しもう、森に分け入ろう、森を遊ぼう。子どもも若者も老人も、性別を問わず里山はやさしく暖かく誰でも受け入れてくれる。野趣豊かな花々が咲き、鳥が謳い、若葉の葉ずれ、けものたちの軽快な足音・・・、それらが語りかける言葉に耳を傾け、森の精気を胸一杯に吸い、体中にみなぎるさわやかないのちのよろこびに浸り、生きていることを実感する。 そんな至福の一刻を森はいつでも与えてくれる。」と河合雅雄さん。※(「森に還ろう―自然が子どもを強くする」・子どもと自然 岩波新書)
そんな森が身近にある丹後に暮らす幸せ!生かさない手はありません、紅葉のブナ林はあなたをきっと待ってますよ、「 至福の一刻」を仕掛けて!
お問い合わせ申し込みは、090-3162-4499 NDクッキングスクール川内まで。
金さん!
川北さんがかえってくるど!
『「どぶさ」つくって待っとるいうといてくれ!』
ほっかほっか酒の味
~成人向けリレーフォーク~ 川北亮司 詩・曲
僕は毎日 子どもをおいかけて 今日もやっぱり汗だらけ
君は毎日 牛とニワトリを そだててやっぱりクソだらけ
ぼくらの仕事は疲れるけれど つめたいヤツにはわかるまい
仕事を終えた 身体にまわる ほっかほっか酒の味
僕は毎日 牛とニワトリを そだててやっぱりクソだらけ
君は毎日 山の中で 木を切りやっぱり オガクズだらけ
ぼくらの仕事は疲れるけれど 逃げてくヤツにはわかるまい
仕事を終えた 身体にまわる ほっかほっか酒の味
僕は毎日 山の中で 木を切りやっぱりオガクズだらけ
君は毎日 車にもぐって 修理でやっぱり油だらけ
ぼくらの仕事は疲れるけれど あこぎなヤツにはわかるまい
仕事を終えた 身体にまわる ほっかほっか酒の味
僕は毎日 車にもぐって 今日もやっぱり油だらけ
君は毎日 虫歯を見せて 歌ってやっぱりツバだらけ
ぼくらの仕事は疲れるけれど ぬくぬくヤツにはわかるまい
仕事を終えた 身体にまわる ほっかほっか酒の味
僕は毎日 虫歯を見せて 今日もやっぱりツバだらけ
君は毎日 バイト探しで 歩いてやっぱりマメだらけ
ぼくらの仕事は疲れるけれど ぬくぬくヤツにはわかるまい
仕事を終えた 身体にまわる ほっかほっか酒の味
細川たまさんが辿ったであろう丹後の海の路、山の道を歩きます!
その味土野へのルートについて、細川家正史に記録はありません。小説家三浦綾子さんはこう想像しました。
「敵を欺くためには、味方から欺かねばならぬ。」という幽斎のすすめもあって、玉子が城を出る姿を、家中でみたものはない。夜陰に乗じて宮津の浜から舟に乗り、伴のもの数人と、警護のもの二十名ほどに守られて、日置の浜に渡った。
略 日置の浜で、ほんの二ときばかり舟の中でまどろみ、夜の明け切らぬうちに一行は味土野に向かったのだ。途中の山道のけわしさも、並大抵ではなかった。男でもたやすく登れるところではない。
一方、小説家永井路子さんの想定した道は陸路です。。
追われるように宮津の館を出て、炎熱に焼かれながら、山肌にしがみつき、夏草のしげみをかき分けながら、この味土野の山奥にたどり着いたのは夏のさなかだった。従者に輿脇を護られて夜明けに宮津を出た一行は、暫くの間は、松の木越しに海の見え隠れする道を辿ったが、岩滝の部落から、北へ向かうと、しだいに山が迫ってきて、輿もそのあたりで棄てねばならなかった。
小説家二人の想像は違います。今回は、三浦ガラシャを採用します。
古道について、『伊根町史 下 伊根町の旧道』は、こう語ります。
「古く道路は主として山沿いにつくられ、至るところに峠があって、ほとんどが徒歩であった時代には、山道は近道ということが最大の条件であり、どんな急坂もいとわなかった。各集落を結んで、山裾や川沿い、海岸沿いの道を通って、峠を越すには近道が選ばれ、人のやっと通れる道で、道幅は一㍍足らずであり、山村では車の通れるような道路はなかった。また農村にあっては、田をつぶさないことが極めて重要であったので、平地ではずいぶん曲がりくねった道がつくられていた。道幅はせまく、荷物の運搬は人の背や肩でかつぎ、重い荷物は牛の背にのせて運んだ。旧街道筋のあちこちに、今も残る観音堂や多くの石地蔵と共に三界万霊塔、南無阿弥陀仏、南無妙法蓮華経などの碑が各地に建立されて、「道しるべ」とともに旅路の安全を祈り、峠のけわしい道の上がり下りに、道行く人々にやすらぎをあたえている。」
人が「蟻」だった時代の道は、木立や藪に埋まっていますけれど、山道は近道ということが最大の条件!そんな目で見れば、たまさんの辿った道も見えてくるはず。玉さんが、先に立って道案内してくださるかもしれませんよ。
九月・丹後里山ウオーキングッは、奥伊根訪問!
まず攻める「蝙蝠岳」の山頂。
英語に直訳すれば、Bat・Mountainというしかない、山頂の形が蝙蝠の形をしているだろ!ちょっとちょっとそれってほんとう?
眼下の「伊根・舟屋の里」では伊根焼きギャラリーから向井酒造の利き酒へ、移動は海上タクシーで!
お気軽にご利用ください。
それまでに、宿題。
伊根で有名な「油屋」。その屋号の油とは、次のうちどれ、①鯨②鰯③鰤④菜種⑤櫨!
さて、丹後半島をエコミュージアムととらえシェフとヨガとエコガイドの全力企画のコンセプト、あれこれおもいますが、これだぁと思ったのがこちら!
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About us 馬喰町ART+EATのコンセプト
わたしは長年、本や雑誌の企画・編集・デザインの仕事に携わり、またその延長線上でアートやパフォーマンスのイベント制作に参加してまいりました。その間、幾度となく、人と人とが出会い、互いに影響を与えあって、個を超えたより豊かで深い表現が生まれる現場に立ち会う機会に恵まれました。そんなとき、人は自分とは違う誰かの表現や行為を通して、より深く自分を知り、さらには自分を突き抜けてより普遍的な真実に触れる事ができるのではないかと感じてきました。また、人はほんとうは生まれながらに美しいもの、美しいできごと、美しい生き方を求める生き物なのではないだろうかと考えるようになったのです。
略 人間にとってほんとうに美しいものとはなにか日々問いかける場所。その空間が気持ちよく、そこで流れる時間も、そこで結ばれる人と人の関係も美しい、そんな場所を作りたい。そこには生きるということの根源にある「食」の健やかな美しさ(美食ではなく)が欠かせません。ARTS & CRAFTS & FOODSをコンセプトとしたギャラリー+ダイナーというスタイルは、そのような考えから生まれました。
略 いま、人と人、人とARTが楽しく出会う食卓の為に、敬愛するお二人のお力添えを得て、フードメニューを提供できることは、馬喰町ART+EATにとって何より嬉しく誇らしいことです。ぜひ一度お越しください。
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「人間にとってほんとうに美しいものとはなにか日々問いかける場所。その空間が気持ちよく、そこで流れる時間も、そこで結ばれる人と人の関係も美しい、そんな場所」という文。
そんな「場所」って丹後半島そのもの!
エコツーリズム憲章でうたうコンセプトと重なるこの文にぞっこんです。ちなみに馬喰町とは東京のこと、「馬喰町ART+EAT」については、ネットで検索できます。
夏が行きます!
第三回里山うおーきんぐっのことを毎日新聞、安部記者がとりあげてくださいました。
7月20日のことでしたから、ええぇいまごろぉ?!と一瞬とまどいましたが、なんのなんの、来年の夏が待ち遠しくなるような気分になる、冬も春もあるのに、、飛び越えて夏までもう一息がんばるか、とおもえる仕上がりでした。
それにしても、参加頂いた芦田さんの感想、
「地元の方に案内してもらわないとこられない場所ですね、生きていて良かった、気持ちいい」
よくぞいってもらったとひっくり返りそうな想いになりました。
美味しかった、気持ちよかった、楽しかった、、、心と心の通うその一言をもらいたくて食担当の対馬さんもヨガ担当の川内さんもやっているようなものですから。
毎日新聞様には、よくぞ拾い上げてくださったとひたすら感謝感謝です、
もっともありがたいと思ったのは「改修を終えた丹後縦貫林道を生かす提案」という位置づけをしっかりとアピールして頂いていること。
次回第六回は九月一四日、奥与謝・伊根の里海、奥伊根新井の風土自然暮らしを、今度も水の切り口を持ちながら、辿ります、
(上 新井 上 三柱神社)
お気軽にご利用ください。
「ひからこ」です、
与謝野町を貫流する「野田川」上流の後野付近の川底です。
川と川の生き物の勉強をする川の学校で、です。野田川には空気式の堰堤がもうけられて、農業用水の管理が行われています。地域の皆さんの協力で、空気を注入し川の流れを一時堰き止めて、しばらく水のない状態ができるのです。今年は、豪雨で川も荒れていましたが、何とか開催。
鮎、オイカワ、亀、を見つけて子供たちから歓声があがります。その歓声にまじって、
「あかいどじょうがおったぁ」
おっちゃんたちからはすぐに注意が飛びます。
「さわるなよー、その魚は刺すからなぁ」
それが「ヒカラコ」
さて、標準和名はアカザ。京都府でも、絶滅危惧種に選定。
東山憲行先生が、次のように説明されています。
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アカザ 淡水魚類のアイコン淡水魚類 ナマズ目 アカザ科 Liobagrus reinii Hilgendorf
京都府カテゴリー 絶滅危惧種
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類(VU)
京都方言 アカシチ、アカニコ(綾部市)、オヒツ、アカビツ(八木町)、アカネコ
選定理由 近年、砂防堰堤の設置等により生息流域の消滅や枯渇等が原因で減少している。
形態 体長12cm。側線は不完全で胸鰭上方にあるのみ。上唇のひげは平たく側方へ張り出す。脂鰭は基底が長いが低い。尾鰭後縁は丸みを帯びる。生時、体色は赤褐色。
分布 日本では1属1種であり、かつ日本固有種。宮城県、秋田県以南の本州、四国、九州に広く分布する。
◎府内の分布区域 府内の主要な河川の上・中流域で確認されている。
生態的特性 水の比較的きれいな川の中流から上流の瀬の石の下や間にすみ、石の隙間をかいくぐるようにして泳ぐことが多い。夜間に活動することが多く、主に水生昆虫を食べる。水温の低い河川の上流域下部〜中流域、渓流部の清澄な水底に生息する。高温に弱く、水温が25度以上になると死亡個体が出始める。
生息地の現状 府内では賀茂川、高野川、由良川支流、竹野川、大手川、大雲川、1979年には京都市内の琵琶湖疏水でも確認されている。
生存に対する脅威 一時的であるにしろ砂防工事や道路工事に伴う土砂流出により浮き石が埋没したり、流水が枯渇することにより局所的な個体群が全滅する可能性がある。
必要な保全対策 生息場所を把握し、生息場所の保全を図る必要がある。
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追加しておいてほしいこと!
① 京都方言 アカシチ、アカニコ(綾部市)、オヒツ、アカビツ(八木町)、アカネコに、「ヒカラコ」(丹後地方)
② 生息地の現状 府内では賀茂川、高野川、由良川支流、竹野川、大手川、大雲川、1979年には京都市内の琵琶湖疏水でも確認されている。に加えて、野田川(与謝野川)でも、近年開催されている川の学校で確認されている
それにしても、川の学校が開かれているのそばにはこんな看板。
何が川から子どもを遠ざけているのでしょうか。
海・山・川・里・そして人を結ぶ丹後里山ウオーキングッ・第三弾のご案内