宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

世屋のヤマフジ

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こちら、この近辺に一般的に自生するなノダフジの栽培型。

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一見して花姿が違います。

ところで藤を祀る籠神社

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この藤はなに藤?どうもヤマフジに近いと思いますがどうでしょう。この藤飾りのモデルがヤマフジなら、籠神社の神様は西から来られたということの傍証の一つになるのかもしれません。

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世屋のヤマフジ、今が盛りですよ、、、、そこでYASUDAプラン!

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籠神社の祭りを見て、ここで、世屋バスにのって、

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ヤマフジを鑑賞して、休憩所で「藤弁当」をいただく、

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そして、そこには藤娘さんの野点がいただけることになっている!来年ですけど(^.^)

小松尾橋のたもと、小松尾川の土手のヤマナシ!

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すり鉢の縁にあって、すり鉢の底の里を見下ろして咲いている姿が美しいです。

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さてこのヤマナシ、暮らしのすぐ側でこのように大きくなる木で、存在の認められている木はカキの他に見当たりません。カキは柿渋を採りました。大切な現金収入です。ヤマナシの実は湯がいたら食べられたといいます、それだけで?そこおで思い当たるのは、ナシはまじないの木であること、お地蔵様のようなもの。里にとって最も怖いものはなにかとかんがえたら、それは水、なぜかというと土石流や地滑りを起こし田を流し里をもながしてしまうからです。

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小松尾川は岳山を水源にして、美味しい米を育てる美しい水をもたらしてくれる一方、豪雨の際には村を襲う悪龍と変身します。

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ただし、樹齢は60年くらいと見られます。堰堤工事の完成を記念して里を水による厄いから守ることを託されて植えられたと、わたしは想像します(^.^)

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上世屋には里を囲むように、五本のヤマナシが生育しています。

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今、見頃ですよ(^.^)

快晴のもと、籠神社の春祭り。

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さて、お食事を司る神様、豊宇気毘売神こと豊受明神を祀る籠神社は藤の花の冠をかざします。

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ところで世界遺産富士山は活火山です。この二つを結ぶものがあります。と謎かけをされるのが、謎解き詠花鳥和歌 藤と雲雀(ひばり)-12 籠神社と藤 – ブログ 古代から …blog.goo.ne.jp/…/e/76405fd2d4a858dec27e46ea9041ac13 -さん。
確かに、藤と富士,フジですね。もう少しいいましょう、穀物はそのままでは食べられないわけで、食物に変えなければなりません!古代の富士山は火の山でした。共通するものが見えるじゃないですか、火。火が問題だとおっしゃるのです。

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籠神社のご先祖は、朝鮮半島からやって見えました。そこに着目されたのです。古代朝鮮語に「フジ」とという発音する言葉はあったのか、合ったのです。朴炳植(パク ピョング シク)の『日本原記』(1987年・㈱情報センター出版局)に。
そして、そこを引用して紹介されています。
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まず、「藤」という漢字をなぜ「フジ」と訓むかを考えてみよう。「藤」の韓音は「TEUNG」、日本では「TОU」であるから、どうみても「フジ」という訓にはつながらない。「訓」とは、周知のとおりその漢字の意味を表わすものであるが、この「藤」という字は蔦のように繁殖する
木の一種の名であるにもかかわらず、「フジ」という訓を見ただけでは、その意味がまったく伝達されていない。それもそのはず、「藤」を「フジ」と訓したのは、われわれの先人のすばらしいウイットの所産だからである。
もうすこし詳しく説明すると、「藤」の韓音は「TEUNG」であるが、これは「灯」の音と同じである。「灯」は韓国語で「BUL=火」という。ところが「BUL」という音は日本語においては「BU→HU=フ」と変化する(例:負・歩・不・富など)。また韓国の終止音「L」は日本語の「ツ・チ」に変わる場合が多い(例:八=PAL=はち、蜂=BeL=はち、罰=BeL=ばつ)。清音である「チ」は濁音である「ジ」と同じ音である(例:木々=キギ・日々=ヒビ・様々=サマザマ)。言い換えると、われわれの先人は「藤」という漢字の音が「灯」の音と同じ であることから、「灯」の訓と同じ意味の「BUL→フジ」と読んだことを知り得るのである。富士山を「フジ」と称するのも、この山が万葉時代はまだ活火山であったから「BUL→フジ」山、すなわち「火の山」と呼ばれたからなのである。
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火→フジ=富士=藤!

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さらに、「あそ」も火にかかわりがある語だと教えてくださるかたも。火山や温泉に由来する言葉だと。実際,ここの阿蘇海でも海の底に温泉の湧き出す処も見えたと。

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そうかぁ、、、祭りを見るのが楽しくなりました。

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さて、その「藤」、

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世屋のヤマフジには、優れた聴力があるのでしょう、遙か山の向こうからの太鼓の音を楽しむかのように満開を迎えていますよ。

◇ 祭りの音 聞けるや世屋の ヤマフジは   世屋野蕪村

穀雨に入って山、大笑い!

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林道成相線新緑トレッキングが、今一押しのエコツーメニュー!

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(↑ イタヤカエデの花)

論より証拠、写真でとりあえず紹介します。

1 山桜

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2 ミズキと山桜

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3 ヤマザクラ

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4 トチ新芽

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5  トチ ※芽吹いていない巨樹

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6 手前からホウ、ブナ、奥にヤマザクラ

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7 イカリソウ 新葉

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8 ヨウラクツツジ

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9 オオバイタドリ

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備考   持ち物  自然を愛する優しい心とカメラ。

府中の春祭り、太鼓の音が夜遅くまで響いていました。

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丹後は一宮で春祭り、二宮で秋の祭りです。

さて、こちら春風のいたずら①

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こちら春風の仕事

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(^.^)

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春風よ 世屋にもはこべ 太鼓の音   世屋野蕪村。

道にたおれている人!大丈夫ですか、、、

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(^.^)

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モデルの撮影会なんですって。

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モデルさんは、「スギタニルリシジミ」。画面中央のしろっぽいものがその方です。トチの花に産卵し、トチの花を食べ、蛹になって冬を越すというこだわりやさんなんだそうです。林道の成相線の世屋と成相さんの中間地点、浅谷付近はトチの巨木が多いところなのです。5月の開花を前に活動を活発化させているはず。レッドデータ的には珍しいものではないけれど、丹後半島での生育情報はなぜかない、その確認をしたいというのも目的というので、同行させていただいたということです。丹後半島のトチ域にスギタニルリシジミは生息している!ほほう(^.^)
ちなみに、林道は現在通行不可。

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壁面に見える大小の礫、半島形成の歴史を語りますがこの側は危なくて車は通れません。

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ネットを張って崩落防止工事が進められています。

だから、徒歩での調査です、駒倉分かれから!けっこうな距離でした。

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上、世屋高原春景、画面手前の木の枝先の赤いのがトチの新芽。

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ブナの新緑の浅谷

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丹後縦貫林道は森林浴スポット、あらためて認識しました(^.^)。

しかし、この感動を皆さんに楽しんでいただくのはもうしばらくお預けになりそうです!

追伸

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残雪。

八重に咲くから八重桜

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、山に咲くから山桜、

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ではこれは?

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ウワミズザクラと答えれればまあいいのでしょうけれど、まえ聞いた勉強不足ねといわれかねない(^.^)そこであえて一発、「ヘッピリザクラ。クソザクラ  ヨグソザクラといいます」、と切り出したらどうでしょうか、樹皮を削ってかいでもらうのです、特有の匂いがします。それから、ウワミズザクラともいうのでしたね、とかなんとか。

さて、「ヨグソ」匂いの本家はミズメ。その花が満開。

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ミズメザクラともいいますが、サクラに似ているのは樹皮だけ。カバノキ科です。

一人変わった方がおいでます。

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峰山は荒山の「スプラウト」さんのケーキです。みんな同じだと発展はありませんよね!

スプラウト【sprout】とは植物の芽、新芽、若枝,,,ネーミングがステキです。店内にもそんな活気があってケーキも美味しくお奨めです。さて、ケーキを食べに寄ったのではなく、部会総会の準備のためです。
エコツーリズム推進法、名はあるものの、エコツーリズムのための事業予定は満了。今後はそれらを生かしすべての財政基盤を部会自らで確保しながら地域の皆さんにつなげ、活性化を図る ということがいま求められています。なかなか、難しい局面、、。けれど、志は持続させなければなりません、知恵を絞っていただいている処なんです(^.^)

店を出たら畦にスミレ。

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見てたらいうてくれました、、、念ずれば花開く、、アリさんのように種を運べば一面花畑にいつの間にかなっていますよ、と。

最近の山野草

1 地獄のカマのふた

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2 イタドリの若葉

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3 では、上世屋テスト、これは?ヒント、、もんとのとこにははえんといわれた植物ですが、さてなんでしょう!

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ところで、穀雨の候 地温が上がった畑ではジャガイモの芽が出てきましたが、それが食べられたと下世屋の新人さん。お話を聞くとやったのはこいつらしいのです。

アナグマ!

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わたしの畑でもジャガイモを巡って不可思議な現象、埋めたジャガイモはさてどんなようすかと確かめようと掘ったのですが、埋めたはずの処にないのです!

うんこはしてあるのですよ、大人の親指程度のもの。

ネットでも同じ被害と対応を紹介したブログがありました。※「安芸太田町で新鮮な野菜と暮らす!:畑 – livedoor Blog(ブログ)

こいつだということです。アナグマはジャガイモを食べる!初めて知りました。、

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♪ かわいいかおしてこのこやるもんだね、、♪

トタンやネット等で防御するしかないようです。また、エコの立場からは、「駆除」というのはよほど出ないといいづらいものですが市役所の農林課などが「有害鳥獣」対策の相談にのってくれるということです。

水田に宇宙ができている!

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残った藁クズや枯れ草や、近くのサクラから舞い落ちた花弁やらを浮かべた田、そこに注ぎ込まれる水が渦を作っていたのです。

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春の渦、

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それを見ていると宇宙創成の原理を見ているような気分になりました。

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棚田を巡る水は宇宙を作る!

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エコウオッチは感動の連続ですよ。定時運行ミニバスでの里山ウオークの見所の一つです(^.^)

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