宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

2012/10/13
熊胆(のうたん)とは胃薬として著名なクマの胆(い)のこと。
では、龍胆(りゅうたん)、リュウの胆(い)とは?


リンドウのことです。乾燥させた根は食欲不振  消化不良  胃酸過多・胸やけ等に薬効があると言う生薬。
その苦いことといったら、熊の胆嚢を干した熊胆を凌ぐほどなので「龍胆」。

(↓ 10.13 松尾)


里山の花リレーのラストランナー。

秋空の青さを吸収したような濃い青紫色の花は、野趣に富んでいます。

 

2012/10/13

秋、「あき」は「あかきみ」が語源だという説があります。

つまり「赤き実」。

その秋と言えば、空。秋晴れの空。

掃くような雲の高さは一万メートルを越します。

雲は南東に延びていきます。北西から風が吹いているのです。

ちなみに秋の空が青く澄んでいるのは、冷えた大気が入り定期的に雨を降らせ、波長の短い青い光りの通過をじゃまする蒸気の発生を押さえ、チリを洗い流してくれるため。


景観を妨げる人工物のない世屋高原は、秋の空と雲を見るエコスポットです。

 

ゲンノショウコ・アカバナ

世屋の里もすっかり秋景色です。

10月27日土曜日は、世屋の秋を楽しむ 薬草観察会 を計画しています。

皆さまのご参加をお待ちしています。<midorimushi>

参加申し込み・問い合わせ先 : 世屋・高山ガイド部会代表 安田(090-7346-4639)

   241027薬草観察会チラシ

タマゴタケ

 琴引浜鳴き砂文化館から琴引浜ガイドウォークの案内がありましたので、お知らせします。  <midorimushi>                        

    問合せ先  琴引浜鳴き砂文化館  E-mail : kotohiki@nakisuna.jp

            電話/FAX : 0772-72-5511 (火曜休館日)

◆ 海岸松林のきのこ狩りとキノコ鍋

   241028きのこ狩り&キノコ鍋チラシ

◆ 琴引浜の歌人を訪ねる

   241104歌人を訪ねるチラシ

2012/10/11

「わーわこさま」」

これ、なんて呼んでますか?と尋ねたときの答えです。わら細工の民芸品です。


「里の人は、火の神様としてあがめてらっしゃいますよ。村の入り口に掲げたり、家を新築するときに敷地に立てられたりするようです。」
説明を聞きながら、眼の青いヘビ(※「ちょっと珍しいものを見せてあげましょう!~ヤンキーなシマヘビ~」参照)、を思いました。

草むらに入らなくなった現代人こそ珍しがります。が、里山の人たちはしばしば目撃したはず。満ち欠けを繰り返す月のように、皮を脱ぐたびに眼が青くなるヘビ。
暮らしの安寧をかけた最大の願いは、火を暴れさせないこと。
里の人は眼の青いヘビを見たとき、、村の人同士で、あるいは子どもたちに「今日は、水のかみさんのお使い見たで」こんな風につたえたのではないでしょうか。


その思いが藁で象ったヘビに籠もっているのだろう、しばし立ち止まりました。

ちなみにこの「わーわこさま」、

船屋公園・伊根の観光協会で見られます。

 

2012/10/11
秋の高気圧が覆う丹後路。阿蘇の海が光ります。

ススキも光ります。

伊根の海も光っています。


船屋の里を楽しむお客さんたち。


伊根ならでのおもてなし。

お立ち寄り所。

覗いて見ると、、。

よくみると、、、。


海に竿を振る釣り客。狙いはアオリイカ、いまその餌のアジを釣っているとのこと。

アオリイカの釣れる月夜には、200人もの釣り客が防波堤に並ぶそうです。

(↑ 「やまいち」さんにて)

海を照らす日のある方向が世屋の山。


世屋への入り口、日置ではコスモスが満開。

稲木から最後の稲を外すお百姓も青空。

人は大事、けれども生き物の命も大事、合力の気持ちが世屋の里の米作り。

2012,10,10、世屋の里はソバの花。

「10月10日快晴伝説」は生きていました。

 

2012/10/10

あんた火星人か!とシデの木。


「あんたに言われたくない!とコシアブラ。

「世の中に一つ二つ訳のわからんものがあったっていいじゃないですか」、
里山広葉樹林の木には、同じ形のものは一本としてありません。みんな違う形をしています!

2012/10/10

始めから結論のある話です。
「ちいさい子はかわいい!」


イノシシの子が林道をあるいていたという話をしたときの和子さんの言葉です。かずこさんは世屋の里の畑博士。
「どんな悪さをするもんでも、、、始めから悪さしよう思ってうまれてくるもんどもおれへん!。」
冬が近いでようけたべて丈夫になれよ、と命に声をかける優しさを、里の人は持っています。
けれども、マムシを見つけたら、首を挙げるまで徹底的に追いかけるのも里の人です。

チョウジギク。


「山地の多湿な斜面や湿地」、と生育地を特定する多年草です。
個体数が少なく、京都府では 絶滅寸前種に指定しています。
そんな種の存在を可能にする環境が、分水嶺湿地の残る世屋高原にはわずかに存在しています。

アケボノソウ(↑)たちと一緒に暮らしています。
種と環境含めて、世屋の誇る宝物の一つです。

ちなみに、環境省カテゴリー なし ・近畿レッドデータブックカテゴリー 準絶滅危惧種

2012/10/10

フジバカマ!さすがにキク科の花です。野菊に交じって、世屋の里に咲き香っています。

ぬししらぬ香こそにほへれ
秋の野にたがぬぎかけし藤袴ぞも
( 藤袴のいい香りがしますこと、どこかに誰かが袴を脱いで掛けていったのでしょうか。)
古今和歌集 そせい

花はにおいません。葉と茎は乾燥すると香りを発します。この歌の背景にはその葉と茎を袋に入れ身につけていたことがあります。


京都の水の尾の里には、フジバカマ畑があるそうです。秋に播種し、春に芽が出るころに、庭先などに植え替えすれば、栽培も容易とのこと。浴湯料としても有効と言うことです。

ナデシコ同様に育ててみたい気がします。

 

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