宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

2012/09/13
なでしこジャパン  祝 ロンドン五輪銀メダル
ヤングなでしこ 祝U20ワールドカップ銅メダル
の 記念と激励にという趣旨をご理解いただき、天の橋立観光協会・天の橋立駅と音楽と焼きたてパンのお店「コピンヌ」(大宮町口大野)にも種を置かせてもらうことができました。


ご希望の方は、最寄りのところでもお求めいただけます。なお、お一人一袋とさせていただいておりますのでご協力ください。

2012/09/13

松尾田んぼを見る岳山山頂、この高さ、640m。正確には山頂637m+展望台3m、

東京スカイツリーの高さは、ムサシと覚えろということです。つまり。「むさし=634」。スカイツリーを宮津の日置に建てたとしたら、頭をなでてやれるたかさ。
しょうもない比較です、東京スカイツリーは文明の勝利かもしれません、が文化と人間の勝利なのだろうかと忸怩たる思いがあるものですから。

2012/09/12
9月12日   天候 快晴
秋晴れの山野でまず目立つのはススキ。光る穂がすてきです。

棚田の稲は黄金に輝いて稲刈り前夜!という風情。

野辺では、畦の草刈り、稲木立てなど稲刈りに備えた作業が進められています。

そんな中で、一足先に刈り始めた宮の下では、昨日に引き続き稲架け。


里の秋のいろどりは、ダリアやコスモス、ススキたち。

檻にかかったイノシシ。

2012/09/11

稲刈りが始まっています。稲木に稲が架けられた里山景観、若狭湾を背景にするスケールの大きな棚田景観などは、世屋の里ならではの魅力です。
世屋の里の秋、日々の様子をフォトレポートします。写真ツアー、スケッチ旅行などの参考にしてください。

9月11日   天候 曇り、時々雨

(↓ 松尾田んぼ)

(↓上世屋 岡の前)

 

 

 

2012/09/11
ヤマナシは稲作と共に伝来した果樹とされます。 「百果の長」と中国ではされていたとか。

そんな果樹ですから、珍重されないわけがありません。
日本書紀には  持統天皇が、「桑、からむし、梨、栗、青菜などの草木を植え、五穀の助けとせよ」とおっしゃって全国に栽培をすすめられたとの記録があるとのことです。 693年のことです。

真応上人による世屋の里の開村記録は、704年。上人さまといえば、当代一流の学者、行政マン、文化人であったはず。開村とともに梨の苗木をもってきて、これを植えよ、天皇様のありがたいお心ぞ、と指導なさったことは、十分想像できます。

現在上世屋には四本残っている木は、そのころからの栽培歴を持つものかもしれませんよ。藤おりという古代布が、伝承され、「おたてえ」という古代語が残る地域です、切るなよ、飢饉の時はたべんならん、実際に幾度もあった不作の年の飢えを救ったであろうヤマナシが古代果実として連綿と守り伝えられてきた、と考えれば、ロマンのわく話ではありませんか。上世屋だけでなく、下世屋にも内山にも丹後半島の古村には巨木が残っていますが、同じ経歴が想像されます。

その後、品種改良されたり、食糧事情も変わりましたので、振り返られることも少なくなりました。しかし、五穀の助け、元々がそんな位置づけですから、食べられないわけはありません。『果実酒』・『シロップ煮』・『ジャム』などに加工してみたという情報はあります。石細胞と呼ばれるものによるザラザラ食感があるものの逆にそれも個性、秋独特の食感として楽しめますとのことです。古代魚、シーラカンスのような味がするのかもしれません。

(↑ 4/29 開花 岡の前)

ちなみに万葉集
「 霜露の 寒き夕の秋風に
もみちにけらし 妻梨の木は 」
巻10-2189 作者未詳
妻梨とは 「妻無し」、つまり独り身のこと、独り身で色気のなかったあなたにもいい人ができたのではないですか、すてておけないかたですこと!といった意味。

2012/09/10

ダイコンソウ、ミズヒキ、キンミズヒキいずれも、夏から秋にかけて咲く里山植物。残念ながらその間のお客さんがなかったので試す機会がなかった質問!、

「この中に、バラ科でないものがあります、どれだとお思いですか!」


予想される回答など。
ダイコンソウ!
そうそう ダイコンってアブラナ科でしょ
ミズヒキとキンミズヒキは同じそう
いやいや、それがあやしい!
バラ科の花って、桜がそうだったわね、

花びら五枚のところ、さくらっぽいですね

抜いてみていいですか 根っこの形みてみたいので、
ミズヒキって花が変わってるよ

6人ぐらいなら、二つのグループで考えてもらう、、、、煮詰まったところで解答。
仲間はずれはミズヒキ。タデ科。
そのあとで、それぞれについてうんちくを。

ダイコンソウ。
ダイコンといえば、まず根っこ、次に花だろう!ダイコンソウと名付けるなら、そのどちらかだろうと思うものだ。しかし、そのどちらでもない、葉っぱなのだ。ロゼットで冬を越す多年草で、その葉の様子がダイコンに似ているというのだ。よく出会うものでありながら名を覚えられない花だった。
ちなみに、「貧血やむくみに使う薬草」ということ。

次にキンミズヒキ
実がおもしろい、ひっつき虫。棘がたくさんでき、これで動物等にひっついて散布される。
、茎葉を乾燥させたものを煎じたものが、口内炎にきく、うがいにももちいたということです。
三つ目のミズヒキ。

紅色、花弁と萼の区別がない小さな花です。薬草として用いられました。

止血、鼻血、内出血などを止めて、腰痛、胃痛の痛みを緩和する妙薬ということです。
それにしても、血が止まらない、内出血している、胃や腰の痛みが続くということなら、深刻なことが起こっているのかもしれません。なのに、これのんだら治るよ、ちゃん、、切ない時代を生きてきたんですね、わたしたちは、、、。

 

2012/09/10
「木は旅が好き」

・・・・・この詩を書かれたのは、茨木のり子さん。

木は
いつも
憶っている
旅立つ日のことを

一つ所に根をおろし
身動きならず立ちながら

花をひらかせ 虫を誘い 風を誘い
結実を急ぎながら
そよいでいる
どこか遠くへ
どこか遠くへ


ようやく鳥がついばむ
野の獣が実を囓る
リュックも旅行鞄もパスポートも要らないのだ
小鳥のお腹なんか借りて
木はある日 ふいに旅立つー空へ
ちゃっかり船に乗ったのもいる

ぽとんと落ちた種子が
《いいところだな 湖が見える》
しばらくここに滞在しよう
小さな苗木なって根をおろす
元の木がそうであったように
分身の木もまた夢見始める
旅立つ日のことを

幹に手を当てれば
痛いほどにわかる

木がいかに旅好きか
放浪へのあこがれ
漂白へのおもいに
いかに身をよじっているのかが

詩人茨木のり子さんの最後の詩集「拠りかからず」(筑摩書房)に所収。

大ブナの下で、朗読してみたいとおもいます、穂ツツジのそばでも、ヤマナシの木に触れながらでも、読んでみたいと想いました。里山は思考するのに最適の所です。


ちなみに、中学生が一年を終え二年生になろうとする頃に読んほしいと、中学国語教科書一年生に掲載されている作品です。君は花?君は種!鳥はだれ、君かも、彼女かも!身をよじっているのはだれ?

2012/09/10

① 稲刈り、稲掛け   世屋姫神社・宮の下

 

② コスモス 合力の家の裏側

③ カーブミラー 合力の家先のカーブ

④ ヤマナシ古木 岡の前

⑤ 稲木と雲 岡の前

 

2012/09/09

ご機嫌ですね。達夫さん、

隣はYさんとYさんのお友達、絵を共に専攻した学友だとか。

その友達曰く、「風が気持ちいい!」それをデトックス(老廃物の排出)ていうんです!

風も本物。日差しも本物、命も本物。
達男さんもとっても楽しそう。、

デトックスできて里の人も孫に教えるようで元気になる、それは、エコツアーそのものの価値ではありませんか、このあと、稲木おろしに脱穀、そしてそば刈りソバ架け、と里の仕事が続きます。


私たちは答えばかり与えられています。過程抜き。

過程にこだわりたい方に、紹介します。
苦労は金を出しても買え 体験に勝る感動は逃げません。目減りしません。稲木おろし脱穀、そしてそば刈りソバ架け、宮津エコツアー、世屋・高山ガイド部会お奨め。

して見たい方、やってみたい方、お一人方から相談にのります、お問い合わせは
宮津エコツアー推進協議会・世屋・高山ガイド部会(090-7346-4659 代表 安田まで)

 

2012/09/09
サンショウモと蛙とコナギ、

この光景は、京都府では、現在世屋の棚田だけでしか見られません。正確に言うと合力の家の庭。

生育観察している盥の中に、トノサマガエルが飛び込んでいるのです。
サンショウモの感触を楽しんでいる風情。こういう光景が当たり前だったのです。「懐かしいなあ」とつぶやいているようでした。
さて、盥観察のサンショウモ。よく増える、と言うのが実感です。繁殖力旺盛!といってもいいでしょう。それなのに、姿を消していった!なぜなのでしょう!


仮説①サンショウモはシダの仲間です、胞子で冬を越します。そこでまず考えられるのは、その生命力のか細い段階で除草剤に触れたため。
胞子に農薬が影響するのかどうか、今後は、除草剤成分を混ぜた水、混ぜない水などに分けて、その変化を見る必要があります。
盥の中のカエル君に、そういうことだ、といってやりたくなりました

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