2012/08/26
「この川はどこへ続いているのですか」というタイトルをつけてみました。
そうすると説明しなくちゃなりません。想定は小学生。
「あの雲に!」とこたえよう!納得されたら続きません、はははは、とごまかして、先へ進みます。
「雲の下のとがった山に。岳(だけ)というんだ 山の上に丘を載せているようにみえるだろ」
川の元へ行ってみたい、とせがまれるかもしれません。こうなると、まってました!です。
この山の麓に水が湧き出している
ここがこの川の源の一つ
世屋・高山ガイド部会の活動ブログ
2012/08/26
モンシロチョウがオトコエシを訪れたのは、「白さ比べ」のため。(まあそうしておきましょうよ)

モンキチョウがオミナエシを訪れたのも「黄色さ」比べのためだったのですから。

ちなみに荒れた乾いた生育環境にも耐えられるタフさを持っているのは、オトコエシのようです。茎も丈夫で毛が生えているときたらどう考えても「おとこ」です。一方人なつっこいのがオミナエシ、華奢ですらっとしてどことなく色気を漂わせる、こちらは「おんな」。
では、「えし」とは?「めし飯」という説があります。米の飯のようだ、こちらは粟の飯のようだ。この辺から話がややこしくなります!米の飯は男が食って、粟の飯はおんなが食う!どう思います、許容範囲を越えるという向きのかたは、こういう話があります。「えし」を 茨城では、「おまえ・あんた」というそうです。これが古語だとしてあてはめたら、「おとこのひと」「おんなのひと」ということになります。
2012/08/25
日ヶ谷に水生動植物公園が整備されています。
耕作放棄田を活用したものです。ホタルやメダカを中心にしたビオトープとしてスタートしたものに、
さらにハス、睡蓮などの植物を加え東屋や看板も建ち、たいそう内容が充実した公園になっています。
ハスは、インド原産多年性水生植物。
根も茎も食用になります。
長命で有名な実は石かと思うほど固いですが、何とか割れば生食で、湯がくとさらにいいということです。もちや甘納豆など中国や台湾土産の定番です。種の芯には滋養強壮効果があり、薬用に。茎から取り出す繊維からは布が織れます。

このように暮らしに密着していて、さらに、葉はりんと水をはじき、花が清らかで気高く素敵、とくるわけですから、宗教的象徴として価値が高まっていくことは当然の帰結!
観賞用に、色形様々な品種が生みだされていますが、ここの魅力は、主要な人気の種類が多数寄せられているところ。
これは針だらけの葉に触れることができます、さすがに「オニ」です、 また、池や沼に生える浮葉植物トチカガミも顔を覗かせています。
地元の自然と環境を保全しながら新しい要素を大胆に取り入れた内容は、起案された住民の皆さんの志の高さなのでしょう。
ぜひ訪れたいエコスポットです。
ちなみに、ハスの花は午前中が見時。涼しいうちがお奨めです。
2012/08/24
「 草の花で素敵な花はなんだと思う?」と中宮さんから問われた清少納言さん、即座にお答えしました。
「なでしこでございます」。そんなやりとりを枕草子の中でこう書いています。
「 草の花は なでしこ 唐のは さらなり 大和のも いとめでたし 」

草の中で美しい花を咲かせるものですね、それはナデシコに決まっていますわ。中国からやってきたものの素敵ですけれど、お庭に咲いているナデシコの愛くるしさにまさるものはございません、、、、と。
夕日を見つめるナデシコを見ていると、清少納言さんの気配が感じられるようでした。
熊本市立碩台小学校
なでしこは つつましき花
みちのべに おそるるごとく
においさく けだかき姿 けだかき姿
なでしこは ゆたかなる花
まいあそぶ ちょうのやどりに
みちあふる やさしきかおり やさしきかおり
なでしこは たくましき花
あらしふけ ひでりもつづけ
またかおる たゆまぬ力 たゆまぬ力
なでしこは 碩台の花
なでしこを わがまごころの
あらわれと 咲きほこらせん 咲きほこらせん
※この学校を母校にする水前寺きよ子さん、自分のアルバムに入れてらっしゃいます。
2012/08/24
まもなく実りの秋、
ブナも実をと思いきや、読売新聞は東北版 2012年8月8日に東北森林管理局(秋田市)がブナの結実予測を
(2011,11,6)
4段階で最低の「皆無」と発表したという記事を掲載しました。
引用します。「森林管理局は5~6月、県内22か所でブナの開花状況を調査した。ほとんどの木に開花が見られる「多」は村山地域の1か所、半数の木に開花が見られる「中」が置賜地域の1か所だった。逆に、わずかな木にのみ開花が見られる「少」は県内全域の9か所、全く開花が見られない「非開花」は同じく11か所だった。初夏の開花状況は、そのまま秋の結実に影響する。森林管理局が結実予測で「皆無」と判定したのは、2006年以来6年ぶり。その年の秋、ブナの実は大凶作に見舞われた。」

(↑ 2012,5.2)
ブナが繁殖のために頭を悩ますのはネズミ。結実に周期を持つのは、ネズミ対策のために皆無年をもうけ、ネズミを兵糧攻めにし、絶やしておいて、その明くる年に、たくさんの実をつけるようになったのだという説があります。また、全国のブナが同じ周期を持っているといいます。恐るべし、ブナの知恵。
(↑ 2012,4.17)
世屋の大ブナも共同歩調をとるのでしょう。
記事は、関連して懸念されるのが「クマ出没の増加」として、警戒を呼びかけています。こちらでも先日、一人地蔵付近で鉢合わせしました。林道の利用が可能になっていますが、ブナ林ウオークには鈴など備えが必要です。