宮津エコツアー · 12月 2012

12月 2012

2012/12/17

スキー、スノボー、スケート、もちろん楽しいです。もう一つ、雪すかし!これも楽しいですよ。

しかもその奥深さたるやスキー、スノボーの比ではありません。

自然の神秘に触れることができる、技も体力も必要、しかも、人の役にたって喜ばれる!

その味をしったらやめられませんよ。

(↑ 2/19)

京都市内から除雪に駆けつけていただいた方は、「心と体のデトックス」とおっしゃってくださいました。
「いましか」「ここしか」「あなたしか」、、、雪の活用はエコツーリズムそのものじゃないですか。

(↑ 2/1)

ソチオリンピックの種目に採用してほしいぐらいです、その前に冬期国体で実証する、新種目として。どうでしょうか!

 

2012/12/17

寒いし、日差しも弱いし、仕事にならん、と葉を落として活動を止めていたブナ。

(↑ 1/26)
4月、

(↑↓ 4/23)

日が長くなった、暖かくなった、さあ、仕事だ仕事!


芽を吹け、葉を広げよう、光りをいっぱい浴びられるように。

 

2012/12/16
「マサノリさん、こんなにさいとるぞ、あんたが植えてくれた桜が!」

(↑ 4/23)
ちなみにマサノリさんとは、上世屋の元青年会長。40年も前のこと、離農離村の進む過疎の里を桜で埋めようと発案、苗を調達し、先頭に立って家々を廻っては庭先に植えてもらうように頼んで歩かれました。

(↑ 4/23)

「ここがええ、ここにおりたい」!あたりまえや、里の人の願いを受け止めて、桜も雪と戦って、花を咲かせてくれています。

(↑ 4/21)

いつまでも力合わせてここにおろうで、さあ冬は終わった、

(↑ 4/24 )

きばろうで、この桜を見ながら、里の人は野に出ます。

2012/12/16

「あるチョウチョさんから頼まれてるのよ、こどもを養ってやってほしいって。わたしでないと、とたってのご指名なのよ、そう頼まれればねえ断れないじゃないの」、と言うのはケマンソウ科キケマン属の常緑多年草のヤマエンゴサクさん。

(↑ 4/24)

「それにしてもわたしのどこが見込まれたのかしら、後学のためにしらべてもらったのよ、そしたら、あなたからはプロトベルベリン型アルカロイドとしてデヒドロコリダリン、アポルフィン型アルカロイドとしてブルボカプニンの反応がありましたっていうことなの、それ何?と聞いたら、あなたの身を守るバリアーのようなものだって、それってあのチョウチョさん、わたしのバリアを破ったってことなの!まあいいわ、あんな美しい蝶を送り出すのも社会貢献ってことよね」

ちなみに、そのチョウチョさんというのは、ウスバシロチョウさん。

(↑ 5/26 ムラサキサギゴケの蜜を吸うウスバシロチョウ)

羽が透き通っているのは、鱗粉が少ないためです。

 

2012/12/16

「6月前半は梅雨前線が日本の南海上に停滞し、上旬の中頃には台風第3号が沖縄付近を通過した。一方、北日本付近は北に偏った高気圧に覆われた。月後半は梅雨前線が本州付近に停滞し、台風第4号が19日に和歌山県南部に上陸した。」と言うのが、京都府北部の天気の特徴。この梅雨を生かした田植え、そして人が作り出すそんな環境に適応したのがモリアオガエル。

世屋のもりあお沼の様子と天気変化との関係をみると、。
日   最高/最低   天候
7  27/16     晴れ
8  29/18     曇り
9  23/18     曇り・雨   ※産卵


10  23/18      曇り・雨
11  26/18        曇り
12  24/20        曇り
13  28/18        晴れ
14  28/19        晴れ
15  29/18        晴れ
16  26/19        曇り
17  26/20        晴れ
18  27/18        曇り
19  22/20        雨    ※オタマジャクシ、水面に
20  25/20        曇り

6月8日頃から梅雨の雨模様に入りました。

9日は雨、産卵はピーク。

10日後、この日も雨。

卵塊から、オタマジャクシが水面に落ちていきました。

イモリたちも、沼に大集結。

(↑白い泡の中にうごめく黒いもの)鮭の遡上を待ち受けるヒグマのように食べあさります。

2012/12/16
年賀状を出すわたしの兄弟たちは、 北海道、、樺太、千島列島(南部)、シベリアにいます。

地球が寒くなった時に南のほうにも広がったのだけれど、温かくなったので、北へ帰りました。けれども、世屋には冷たくきれいな水の湧く湿地があるので、私たちはここに残ることにしました。

(↑ 7月10日)
地球がまた寒くなって、兄弟たちがやってくるのを楽しみにしているんです。

※「クサレダマ」(サクラソウ科)RDBカテゴリー

□京都府カテゴリー 絶滅寸前種
□環境省カテゴリー 準絶滅危惧 (NT)
□近畿レッドデータブックカテゴリー 絶滅危惧種C

2012/12/16

ささゆりの球根、ヤフオク特大球が1400円、多少高価。しかしそれにはわけがあります。種をいい条件で栽培して球根が五円玉大になるのに3年、開花するのにさらに2年、早くて5年かかると言います。

さらに開花を繰り返して太ります。特大と言うことだと10年以上かかっているのではないでしょうか、そういうことを考えると、高くないでしょうねえ。

(↑6/29)
とすると、このささゆりは何歳なのでしょうか?

田圃と林の接する間の笹場を生育地とするささゆりは、稲の成長を見守る神様の宿られる花です。

里山があれると、姿を消されます。

 

2012/12/16

ヤマカガシの体色は褐色の地に赤色と黒色、黄色の斑紋が交互に並ぶ、というのがスタンダードとおもいますが、この子はちょっとかわっています。


さわってみたい!いえいえ、やめてください!!ヤマカガシは毒蛇です。青大将やシマヘビのようにつかんではいけません。
映画「蝉しぐれ」の最初でお福がヤマカガシに噛まれるシーンがありました。文四郎は、「大丈夫だマムシのようなことはない」と指の傷口を吸ってやりました。それでおふくが無事だったのかもしれませんが、咬まれ方も浅かったのでしょう、毒牙は口の奥にあるので毒を注入するには深く咬む必要があるからです。毒が注入されていたとしたら、それは、血小板を破壊して血を止まらなくする出血毒、死亡事故も報告されているほどの強いものですから、たいへんでした。

(↑ 6/16 きよっさんの家の下)
さて、来年はヘビが干支。ヘビは古語では、くちなわ、長虫(ながむし)さらに、かがちとも呼ばれていたと言うことです。ヤマカガシとは、山に住むヘビ。アズマヒキガエルを呑んでいるところに遭遇したことがあります。が、その時に限ってカメラ不携帯!

2012/12/15

合力の会の田圃のカヅノゴケ。形が鹿の角に似るので、そう呼ばれる。

(↑ 6/12 世屋、合力の会の棚田)

水田の水面に浮遊したり、湿った土壌に群生するウキゴケの1種。

環境省 準絶滅危惧(NT)、 京都府、 絶滅寸前種に指定されている。

除草剤!とんでもない。田で使う水は、山から湧きたての水。
それが、合力の会のポリシーだ。生活雑排水も入らない。
生き物の側からのこだわりに耐えるのは容易ではないが、かずのごけは田の神様からの希望のメッセージ。

人の健康と生き物の「安心安全」の両立ができているという認証シール。

 

2012/12/15
「なにもなにも ちひさきものはみなうつくし。 」と清少納言さん。何でも、 小さいものはみなかわいい(151段)という意味です。

(↑ 5/26 サワオグルマにベニシジミ 食草はスイバやギシギシ)

その言い方を借りれば、蝶の中でその対象になるのはシジミチョウの仲間。


「テフは、シジミテフ、
ベニシジミの里の花に止まるたる いとうつくし。
アイノミドリ碧シジミなど林の梢を飛びたるは、さらなり」、と言うことになるのでしょうか。

(↑二枚 アイノミドリシジミ 食草は主としてミズナラ )

ミドリシジミは、通称「ゼフィルス」とも呼ばれます。ゼフィロスとは妖精、ギリシャの西風の神を意味する妖精だそうです。あちらにも、清少納言さんがいらっしゃるのですね。

(↑ 6月29日 アカシジミ am8:38 世屋高原)

鳴き砂館のMaさん、ちひさきもののうつくしさに魅せられた方です。この「ゼフィルスたち」も、Maさんによって引き合わせていただきました。

 

 

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