2013/04/15
タンポポが咲きました。
上世屋のタンポポはカンサイタンポポ、頭状花序の外側にある緑色の総苞片が反転していません。
日本の在来種です。
健胃、解熱、強壮、利胆などの多くの薬効があり、花は三杯酢に、全草をサラダに、根は乾燥後粉末にしよく炒れば、ノンカフェインコーヒーになるそうです(^.^)
2013/04/15
大伴家持さんにかかるとこうなります!
あしひきの八峯(やつを)のつばきつらつらに見とも飽かめや植ゑてける君
(つくづく見ても見飽きることがあるでしょうか、この椿を植えたあなたを。)
こういう人、女性をみるとトロトロになって語りかける人、どこかにいらっとゃいますねえ(^.^)
つばきは花も大きく蜜もたくさんあります。ヒヨドリや目白など鳥たちも吸いに来ます。
人間も吸いましたよ。!
ツバキの語源について ①葉の艶(つや)から、「艶葉木」(つやばき)が転訛して「ツバキ」となった説。 ②葉が厚い事から「厚葉木」(あつばき)が略音化して「ツバキ」となった説。 ③光る葉の木から、「津葉木](つばき)になった説。 ④朝鮮語の「ツンバク(冬柏)」が転訛して「ツバキ」となった説 等。 わたしは、④の説。渡来人とともにやってきた花と考えます。
2013/04/15
カメノ甲羅に似ている 、それでカメの木、
「うーん!」
なにかご不審でも?
「確かに山の水田にもイシガメおりましたよ、でも山でカメの喩えってどうも説得力に欠けるんですよ」
いや、丸さといい、ここがしっぽで、どうみてもカメですよ!
「いえね、尊重はしますけれど、子カメの木ならまあ、でもイシガメってウミガメと違って小さいじゃないですか(^.^)」
・・・・・・・・・・・・ おおかめのきのカメを亀と説明するのがスタンダードのようです。例えば、「和名のオオカメノキは丸い葉が亀の甲羅に似ていることから来たものです。
また、別名のムシカリは、葉がよく虫に食害されるので「虫食われ」と呼ばれていたものが詰まって「虫狩(むしかり)」と呼ばれるようになったものと言われています。」とは東京農工大環境資源共生科学部門 福嶋 司先生。
けれどもわたしは、そういう説明をする人には、こんなふうにいつも抵抗しています!万歩譲ってカメとしても、「オオ」が「大」ならなぜ大なのか説明していただかないと納得出来ません(^.^)
(↑ H12,9.13] 下世屋)
ならどうなんだ、と言うところですが、ガマズミってあるじゃないですか!じつは、その実の色形はおおかめのきとよく似ています。ただ、違うのは大きさ。
左、ガマズミ。 右、オオカメの木
(↑ いずれもネット画像借用)
おおかめのきが大きいのです。
さて、がまずみは、゜「かみつみ」という説があります。疲れたときにこれを囓ると元気が回復する、神様によって授けられた実だ、そこで、「神つ実」。 この説を引き合いに出します、その実より大きいのは、「おおかみつみ」となるはず。それが「おおかめのき」となっていった。つまり、ガマズミとオオカメの木は、どちらもスイカズラ科ガマズミ属。名前においても兄弟じゃないですか。と言うのがわたしの論。
最終的に引き分けに持ち込めればいいと思っています。名前というのは、ポエム。想像の翼を広げて楽しむことが大切なのですから!
2013/04/15
多くの木々がまだ葉を出さない林の中で、他に先駆けて咲く花を探そう!そんな目的で入っていった世屋・高山の林が
今回、特別に公開してくれたのは、この方、バイカオウレン。
キンポウゲ科オウレン属の多年草です。 小さな草丈なのに全くウメと同じサイズで咲いています。 さて、花びらはどれだと思いますか、雄しべはどれだと? 「はい、黄色く見えるのが雄しべで花びらはそれ、白いやつじゃないの!どうみても。」 ええぶっぶー!違います、 花びらに見えるのは、萼が変化したもの。では、花びらに当たるものは?というと、雄しべのヤクに見えるきいろいもの、雄しべはサキが綿棒の用に白いものです(^.^)ウメの花とは違う構造をもっています。春先は虫が多くありません、そこで、考えたのでしょう、目立つ方法を!萼を花びらに!ここでも、植物の一生懸命さ、感動させられました。
そんなことを観察しながら歩く私たちのすぐ側にウグイスがきて歌を聴かせてくれました。
山は、尾根、中腹、谷筋などがあって山。尾根は乾いています、谷筋は湿潤です。中腹は適当に湿っています。植物たちはその環境ごとに棲み分けています。ブナ林トレッキングコースは山体の環境を丸ごと楽しんでいただきたいと考えて設定しています。
次は5月12日、【ブナ林の新緑を堪能~ブナファミリーたちの春のコーラスを聴きに行こう~】
行ってきました。ブナの森へ。お客様3名と研修を兼ねてガイドが3名。のんびりと5時間行程です。
世屋高原休憩所から、八重の水仙が咲き誇る世屋の里を通り銚子大滝へ、。ミヤマカタバミの白やスミレサイシンの紫が目を引く中で、まずは記念撮影。銚子大滝の名前は、水の落ち口が、お酒の銚子の注ぎ口に似ていたからとか。でも今はその注ぎ口が堆積岩なので崩れ落ちてしまい、何ともです
大滝のあたりでは、タゴガエルが雌を呼ぶ健気な声が聞こえます。今回は、ここから縦貫林道の駒倉方面分岐点へ抜け出ます。途中にも 、スミレやスプリングニンフと呼ばれるエンレイソウがにぎやかで、見所一杯です。
林道から高山観察道入り口までの間の湿地には、アズマヒキガエルの卵塊が見られ、ラッキーでした。しゃしんでは、光ってしまい、しっかりお見せできないのが残念ですが、かなり神秘的です。
高山までのブナ林は、まだ早春。山陰には雪が残っています。やはり一番花はマンサクです。そして今はタムシバが咲き誇り、オオカメノキが咲きかけています。ブナの芽吹きも始まっています。
オオカメノキのつぼみの下で、世屋の里山菜弁当をいただきます。ペンション自給自足さんの特製弁当(1,000円)です。
丹後半島の最高峰・高山(標高702m)近くでは、バイカオウレンが満開!すぐにしぼんでしまうこの花に出会えたのは、超ラッキーでした。
山頂でまたまた記念撮影し、府下最大の大ブナ(幹周3.65m)に挨拶し、芽吹き始めたブナの森を堪能して下山しました。
どんな早春賦が心に届いたのか、そんなことを考えながら、久々の山歩きの筋肉痛を楽しんで(笑)います。
<midorimushi>
2013/04/14
ヤマブキが咲き始めました。村の入り口、六地蔵さんの側、川沿いに群生しています。
ヤマブキは細い枝に並んで咲きます。撮影には何の困難もないのですが、こだわればけっこう難しい。一枝を撮るのか、一輪撮るのか、一輪をターゲットに仕様としても、フット風が吹いてきます。
そのゆらゆら感を巻十・一九○七 (作者不明)はテーマにしていると言うことです。
まず、その歌から。
『かくしあらば 何か植ゑけむ 山吹の やむ時もなく 恋ふらく思へば』
この歌の「山吹の やむ時もなく」に、 [tabibito]さんは反応し
(マア私ってなんで山吹なんかを植えちゃったのかしら、まるでこの恋心の様にゆらゆらと、止むことなしに恋しいのだから)と解釈して、次のようなコメントを添えていらっしゃいます。
<一言>
山吹の花を写真に撮ろうと思った方は解りますよね、結構枝が長く伸びてそこに花が付いているから少しの風で揺れてピントが中々合わないのをこの女性(?)は自分の恋心に重ねたのでしょう。
s.webry.info/sp/a-oohikai-z.at.webry.info/…/article_24.html
、、、、、、ヤマブキの写真の撮りにくさ、「解ります」!