田草取り カモメも合力こうりょく 日置の田(^.^) 世屋野蕪村
まさか、、、
田植えの次は、一番草、二番草、三番草と‥朝から日が落ちるまでたんぼにあった絶えることのない人の姿と人の声。
それを再現してくださっているのが、「575筆まか勢 fudemaka57.exblog」さん。
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太陽も 金の汗する 田草取 辻田克巳
田草取 ときには女の 仁王立ち 森口千恵子
田草取る 地声の高き 夫婦なり 松倉ゆずる
物いはぬ 夫婦なりけり 田草取 蓼太
渡海船 通れば午時や 田草取 松藤夏山 夏山句集
田草取る 手の平ほどの 棚田にて 相馬遷子 山河
田草取る 手の甲走り 田亀逃ぐ 吉田露文
田草取 胸乳ほとほと滴れり 加藤楸邨
盆すぎの 稲が目を突く 田草取 白岩 三郎
田草引く 棘ある草を 憎みつゝ 五十嵐哲也
田草取 沖に漁火 ともるまで 杉田久美子
、、、、、たんぼには言葉が溢れ、そこで育ったたくましい文化が農業立国を支えていたことを忘れるなという渾身の優れた歳時記ブログに感謝感謝です。
今は、除草機、除草剤、草押さえマルチ、等の発達や工夫で、たんぼに人影はなく静かなものです。里山に必要なのは、こういう俳句看板じゃないですか、、とある里山保全に関わるNPOの活動計画を拝見しながら思ったことです。