宮津エコツアー · 6月 2015

6月 2015

田草取り カモメも合力こうりょく 日置の田(^.^)  世屋野蕪村
まさか、、、

田植えの次は、一番草、二番草、三番草と‥朝から日が落ちるまでたんぼにあった絶えることのない人の姿と人の声。

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それを再現してくださっているのが、「575筆まか勢 fudemaka57.exblog」さん。
、、、、、、
太陽も 金の汗する 田草取       辻田克巳
田草取 ときには女の 仁王立ち    森口千恵子
田草取る 地声の高き 夫婦なり    松倉ゆずる
物いはぬ 夫婦なりけり 田草取    蓼太
渡海船 通れば午時や 田草取      松藤夏山 夏山句集
田草取る 手の平ほどの 棚田にて  相馬遷子 山河
田草取る 手の甲走り 田亀逃ぐ   吉田露文
田草取 胸乳ほとほと滴れり       加藤楸邨
盆すぎの 稲が目を突く 田草取    白岩 三郎
田草引く 棘ある草を 憎みつゝ    五十嵐哲也
田草取  沖に漁火 ともるまで     杉田久美子

、、、、、たんぼには言葉が溢れ、そこで育ったたくましい文化が農業立国を支えていたことを忘れるなという渾身の優れた歳時記ブログに感謝感謝です。

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今は、除草機、除草剤、草押さえマルチ、等の発達や工夫で、たんぼに人影はなく静かなものです。里山に必要なのは、こういう俳句看板じゃないですか、、とある里山保全に関わるNPOの活動計画を拝見しながら思ったことです。

丹後のナデシコとモンキアゲハがおしゃべり。

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耳を傾けると
「ワールドカップ女子サッカー 始まったね
「あれからもう四年 月日のたつのははやいものだわね
「初戦スイス戦 どうみる?
「 顔ぶれ変わらず 苦しい戦いだったね!

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「ナデシコジャパン 連覇できるだろうか?
「わからない、けれども道は拓けるとおもうよ、ただし、安藤選手のプレー、選手生命をかけたプレーだろ、あのプレーをナデシコイレブンがすればだけれど
「厳しいかぁ
「勝てばうれしい。けれど、勝ち負けの問題じゃない、夢をみせてくれたし、また夢を見せてくれている、、、
「そうそう、そこだ、そこが偉い!

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そんなことを、話しているようです(^.^)

やまぼうし

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少し召したか

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世屋の酒、、、、、、、

やーいやーいさけのみぼーず と゛ぶさをのんでまっかかーゆうやけこやけでまっかっかーおさるのけつもまっかっかー

むかしならがきぼうずにはやされたところでしょう

「やまぼうし 少し召したか 世屋の酒」  世屋野蕪村

 

 

ササユリや 山の里にも 梅雨きたる    世屋野蕪村

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ササユリの花束が野良帰りの親の土産だったとてるみさん。

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薪や炭、山がエネルギー基地だったころの話です。

かおるさんのレタス畑。

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梅雨への備えも万全です!

広い大町にてるみさん

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元は5,6枚あったのを、ご主人の才覚と努力で一枚に出来た大事なたんぼです。現在、丹後半島で経営されている水田の標高て゛は、2番目の高さ。
はて?草取りでもなし、補植というふうでもない!尋ねると原因はカラス。お玉杓子やタニシをあさるのに苗のうえを歩いて、水に沈めてしまっているのだということ。イノシシもどもならんことしますけど、カラスもどもならんですで、と生き物にはわりと寛容なてるみさんも(`ヘ´) プンプン。

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足場がしっかりしている方が餌をとりやすいわなあ、とは思いましたが、カラスに同情する訳にもいかず、賢い鳥なので人が困っていることもわかりそうなのにねええと慰めにならない同情して納めました。

カラスと言えば、畑のキュウリまで食べるようになった、ここ二年のことだ、なくのはカラスでなく、人間の方だと笑えないジョークをおっしゃるのは下世屋の髙﨑さん。

なんとなんと、、、、。

若狭湾を隔てた舞鶴の山のうえに出来た雲。

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太陽の光に白く輝いて見えフランスパンにも喩えられる雲の塊で、輪郭が格別にはっきりして教科書のような積雲です。

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平らな雲の底は、上昇する空気中の水蒸気が飽和し水滴になる高さを示しています。和ばさみのように山頂の割れた青葉山の標高は693m。雲の峰はおよそ1500mほど。氷ノ山 (1,510m) ぐらいの高さなのでしょう。
プレ夏と言った日差し、約700mの間で空気の上下対流が起こっているようです。

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突き上げるような上昇気流をうむほどの暑さで巨大積乱雲が出来るのもまもなくです。

快晴の日宮津金引きの滝から題目山に登って来ました。

 

DSCN5032展望橋立の素晴らしい眺めです。

 

金引きの滝駐車場

DSCN5127ここから地蔵峠へ通じる林道を歩きます。

 

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途中には滝之上地蔵尊のお地蔵様が・・・

 

DSCN5121登山口林道を約15分歩くとピンクのテープ(写真では少し分かりづらいですが)ここから登山道に入ります。あとはピンクのテープをたどっていきます。

DSCN5116尾根道尾根道涼しい風が吹いて何とも心地よい。

 

DSCN5109笹

頂上近くの登山道では笹が鹿の食害で元気がありません。こうなれば3年~4年で枯れてしまいます。

 

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駐車場からゆっくり歩いて約45分で、天橋立の大展望!!この日はスッキリ晴れ渡り素晴らしい眺めでした。

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頂上にはネジキ(ツツジ科)の花が満開。

 

DSCN5040クリ(ブナ科)の花も咲きだして・・・

この日はほんとにスッキリ晴れ渡り気持ちのよい登山日和でした。

 

「  1 穀物を植える。「稼穡 (かしょく) 」という説明。はて、穀物は「蒔く」ではなかったかな!

二十四節季でいう芒種、「芒ある穀類、稼種する時なればなり」(暦便覧)ということ。芒ある穀類の「芒」、稼種する時の「種」、二つを合わせた言葉です。芒も稼種も余り使わない言葉です。芒はのげ、のぎ   稼種はかしゅ。そこで、稼種の「稼」の意味を調べた際に出てきた説明です。

トウモロコシ、麦、大豆、ソバ、粟、キビ、、多くの穀物は種を蒔くというじゃありませんか。キュウリやナスやイモは植えるですけれど、穀物で植えるといえるのは稲だけじゃなかったかなと。

ちなみに【稼】 の意味。[常用漢字] [音]カ(漢) [訓]かせぐ
1 穀物を植える。「稼穡 (かしょく) 」
2 取り入れた穀物。「禾稼 (かか) 」
3 働く。かせぐ。「稼業・稼動・稼働/参稼報酬」

、、、、

それはおいておいて、芒種とは、麦を収穫し、田植えを始める時期。まもなく「入梅にゅうばい(6月11日頃)」というころをさします。
そこで、上世屋の「芒種」の候。

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この頃の山野草、

アカバナ

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ヤマアジサイ

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そして、もりあおがえる

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紋様あり型も交じっています。

おや、変わったいきものも!

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藤織り講習に和歌山からいらしたそうです。

色は音、音は色、、、

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音楽は音を楽しむもの、花活けは色を楽しむもの、二つがピタッと重なる至福の時間を撮ったのです(^.^)

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ピュアーな空気が奏でるようなBGMが漂う室内。

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木子ファームペンション。

ここの利用、里山ウオークと組み合わせて楽しんでいただけますよ。

花筒をいっぽん一本抜いては蜜を吸った思い出をおもちのかたも多いのではないでしょうか。 矢を刺した武具「靫うつぼ」ににているので、ウツボ草。草丈 大きくても30センチメートルまで。 IMG_9930 刈った草の中から現れました。 IMG_9498 またの名、夏枯草(かごそう)、家畜の餌や畑の草マルチなどに定期的に草を刈る里山環境になじんで生育してきた植物です。 IMG_9935 この草、健康面でも暮らしになじんでいて、さらに別名イシャダオシ。利尿、消炎、強壮に薬効がありハーブティとしても利用されます。トリテルペンのウルソール酸、その配糖体プルネリン、多量の無機物質・塩化カリウム、タンニンなどを含有しているんだそうです。 IMG_9494 「多摩丘陵では、限られた場所に少ない個体数しか確認できていませんでしたが、そこも2010年現在では確認できなくなっています。地域絶滅が危惧されます。 」との不安は丹後でも同じ。 こんな名草を絶やすわけにはいかないじゃないですか。

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