宮津エコツアー · 君の名はあさざ?~広がって広がって困る黄色い花の水草~

君の名はあさざ?~広がって広がって困る黄色い花の水草~

これ、なんでしょう?と尋ねたら「ほんとになんでしょう!」と返事。

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小町さんが雨乞いした池を模したという小町公園池の水面をスイレンが華やかに彩っていました。

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その池に同居する水草について質問したときのお返事。ががぶた!なんてのがちらっと思えたりしましたけれどよく思い出したら、見当外れですし、,,広がって広がって困るんですよとも。

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それじゃあ分けていただきましょうとといったまではよかったのですが、さて、そんなに広がる訳のわからないものをどうしましょう(^.^)

長岡のビオトープに引き取っていただきましょうか!どういうものかご存じの方、お教えください。

※1状況から 「あさざ」というのがちかいかなあというのが、図鑑さん。とすれば、、、、、

アサザ Nymphoides peltata (Gmel.) O. Kuntze
分類群 種子植物
科名 ミツガシワ科
京都府カテゴリー 絶滅寸前種
環境省カテゴリー 準絶滅危惧(NT)
選定理由 府内の数ヶ所から分布記録があるが、いずれの場所でも現在は生育が確認できない。その後、2004年に自生していることが確認。
形態 卵形~円形で基部は深く切れ込む浮葉をもつ水生植物。花は黄色でキュウリの花に似ている。 ◎近似種との区別
葉縁が波状を呈することで同属の他種(ガガブタ等)から識別できる。

◎参照 原色日本植物図鑑草本I:No.523,日本水草図鑑:140頁
分布 北海道、本州、四国、九州、北半球の温帯域。
◎府内の分布記録区域
(南部地域、北部地域)現在は絶滅したと思われる。
生育地の現状 南部地域(巨椋池ならびにその周辺の水域)からは干拓により絶滅した。北部地域(網野町離湖)からも生育の記録があるが、現在は生育を確認できない。

、、、、と京都府レッドデータ。たしかに「花は黄色でキュウリの花に似てい」ます。もらった分は、某所にメダカと共に分散保全しています。

※2 専門の先生の見解。「あさざそのものはアクアリームで流通しているものがある。公園池が比較的新しい造成池であるので、流通品が投入された可能性が濃い。DNA鑑定すればどういう素性由来のものかは判定可能。自生野生なら貴重。外見では雌しべの長さが判別の目安になる、自生野生種は、長タイプ、短タイプの両方が混ざっているとのこと。」、、、、ということですので、さらに聞き取りなどが必要です(^.^)

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