宮津エコツアー · yasuda

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快晴の空に映えるウツギ。

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蝶を添えるとはこのこと、そこへウスバシロチョウ!
それにしても暑いのはお日様いっぱいのこの花のせいかも(^.^)

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さて、先日の逆さ虹や暈をかぶったお日様、それは雨の前触れの気象現象だったはず、雨がふると言うのはありゃなんだった!

「この前の雨はいつのことだかおもいだせません、まんだ5月なのに 川が干上がりそうなのはそう経験がありませんなぁ」とてるみさん

おりから「合力の会」の皆さんの田植え。

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水不足!地球は元来が水の惑星、人も植物も水の生き物、観音様参りがちらっとよぎりました。

アヤメに蜜をもらいに訪れたマルハナバチ!

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さて、彼らに農薬、特にネオニコチノイド 系の農薬が有害ではないか、と疑われる現象があいつぎ、検証実験が行われて、やっぱりそうだ!という実験結果がでたとニュース。
実験方法は純粋な砂糖水とネオニコチノイド 混じりの砂糖水とを並べて置き、ミツバチが集まる様子に変化はあるかを観察する、、その結果、ミツバチは、好んでネオニコチノイド 混じりの砂糖水に集まったというのです。言うは易し、行うは難し。発想は単純なんですけれど、もともと小さなクローンのような生き物、どれがすったやつでそれがどう変化して、、などというのを量的に追い続けることも至難の業。住友化学などが生産しているということですが、農薬メーカーも納得しない、アウトドア、というすべての動植物にさらされるという条件下で農業を営むのはたいへんなことです、すぐには「そんなことならどもならんほっとけん」とはならない、議論がつづくようです。

一方、除草剤の世界にも共通の問題があるなか、食の安心最優先て゛安全対策にこだわった農法て゛おこなわれているのがこの田植え。

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(↑ せや姫たんぼ 飯尾醸造さん 田植え 05/23 10:57)

稲の苗が根付く間、他の草たちの芽生えをおさえるというアイデアでマルチする、紙なのでやがてとけて土になるのです、、。

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ちなみに、化学殺虫剤ネオニコチノイドの前身はニコチノイド。タバコの葉に含まれるニコチンを利用したものです。タバコが毒を含む、これは彼らが身を守るための自衛措置。それを農業に利用しようとするのも人の知恵、、けれども、人体に対して発がん性を持つことが明らかになって生産停止になったものです。それを「改良」して登場したのがネオニコチノイド。

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それにしても、ニコチンの毒性は青酸に匹敵するという認識があるのに、「ネオニコチノイド」改良タバコだと販売し続けるのも、核兵器を必要悪といって保有し続けるのと同じで、ものの順番のわからない人ってこまったこってす、、、というミツバチの呟きにウスバシロチョウもうんだうんだ、と賛同。

 

カエル目当てに森本田圃の代掻きに集まったサギたち。

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1 首尾よくカエルを咥えたアオサギ

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(↑撮影日時  5/21  9:49:20 )
さてこのカエルをどうするか?  そのままのみ込む と、思うでしょ、そうじゃないんですよ、
カエルを洗って食べる!
連続写真。

2 再び水へくちばしごと

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(↑ 撮影日時 5/21 9:49:21)

3 もちあげて

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3 しっかりくわえたまま

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(撮影日時 2015/05/21 9:49:22)

4 あらよっと

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(撮影日時 2015/05/21 9:49:22)

5 ゴックン

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(↑撮影日時 2015/05/21 9:49:23)

とらえて、あらって飲み込む、この間3秒あまり。これがたまたまなのかと他も見直すと同じようにしていました。振り回して弱らせてからのみ込もうとしているのかも知れません。

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お腹いっぱいの決めポーズ!

天の橋立上空に逆さ虹(環水平アーク)

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そして、日暈(ひがさ・にちうん)、

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籠神社にお参りの人も、空を見上げてらっしゃいました。

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※このシーンを撮りたかったので、空にほれ!と教えてあげたのですけれど(^.^)

完璧な日暈(ひがさ・にちうん)はかなり長く続きました。

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上世屋についてからも、、、

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22日11時過ぎころのことです。、雲の帯が日本海から太平洋側にかけてかかっていたため全国的に観測できたようですね。
投稿がネットにはずらり。中には、◇ 「5月4日に全国で報告されたような環水平アークの虹。翌日、東京では震度5弱の地震があったけど、これは関係ないのかな」。そんなことはなくて、天気が下り坂ですよという現象。翌日朝5時前の東の空、

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内山上空は朝焼け。朝焼けは雨というじゃないですか。

スキバホウジャク

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スキバとは羽が透けていること、ホウジャクとは蜂雀。スイカズラ  アカネ、オミナエシを食草にするスズメガ科(Sphingidae) ホウジャク亜科のガ。環境省絶滅危惧2類、数は多くない種類です。ガなのに、鳥や他の肉食昆虫の襲撃をかわす俊敏な飛翔力を獲得したために昼間飛び回り、花々の吸蜜が出来ます。

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もちろんアザミからすれば蜜は花粉の伝達、受粉と引き替え。一つの花冠にぎっしり花を詰め込んだり、おしべを筒にして雌しべを包んだり、雌しべと花粉の成熟期をずらしたり、絶対確実にたねをのこすぞという構え。

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ほうじゃくもまた、細い雄しべの管の奥の蜜をすいとるしなやかな口吻を発達させたり、、生き物の世界もまた、知恵と知恵の競合なんですね。

 

山にはキハダ、サンショウ、カラスザンショウ、ミヤマシキミなど、いずれもミカン科。これらを食草に近似種のミヤマカラスアゲハとカラスアゲハ。
どちらも飛翔力抜群の大型チョウ。

さて、タニウツギで吸蜜する個体、

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これはカラスアゲハ!
ではこれは?

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下世屋 龍渓付近で染み出す水をすっていました。発見場所は「昆虫エクスプローラ」でいう、ミヤマカラスは、「山地性で、緑深い山奥の渓流沿いなどで見られる。アザミなどの花で吸蜜したり、地面で吸水していることが多い。」に該当し、後翅弦月赤紋や金緑色の鱗粉の美しさから素人目にはミヤマカラスといいたいところです。
どうなんでしょう?
さらに、これは!

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「ガ」なんです、ジャコウアゲハの雌に擬態していると考えられ「アゲハモドキ」と命名。ジャコウアゲハは毒草ウマノスズクサを食草にして体の中に毒を溜め捕食者に襲われにくくしていて、それに似せようとこの体色体型になったといいます。
それなら、アサギマダラモドキもウスバシロチョウモドキというのもあっていいようにおもいます。u

♡型になって交尾するカワトンボ!

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トンボの腹は,10の節でできていて、オスの場合胸の付け根から,2つめの節に,副性器があるために交尾はこんな愛すべき形になります。
産卵は、川に浸かった枯れ木の、水面付近。

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オスは、近くで見守っています。

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止まるときに羽を閉じるタイプと開くタイプがありますが、こちらは閉じるタイプ。ピタッと重なっているのは前後の羽の大きさが同じため。

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トンボの古名は「あきつ」。万葉集ではその羽を高級な絹布のイメージと重ねて、歌われています。

◇あきづ羽の、袖振る妹を、玉櫛笥(たまくしげ)、奥に思ふを、見たまへ我が君
トンボの羽のように透き通った衣の袖を振って踊りを舞っているのは私の嫁なんですよどうですか心底ほれているんでわ、、、ちょっかいなど ご無用になさってくださいね(^.^)
作者:湯原王(ゆはらのおおきみ)

ウム!

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キンポウゲ 、、、ウマノアシガタ、、、?場所柄から、、、ノー!
としたらば、おそらく、たぶん「トリカブト」!

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日本三大毒草の一つ。天橋立も日本三景、、日本で三本の指に数えられるのはたいへんな実力なんですが、かれも毒力というんですか、そういう面ではすごい実力者。あと二つは、ドクゼリとドクウツギ。丹後では、ドクウツギはみたことがないのですが、どうなんでしょう。ということでつまり、丹後には超要注意植物が二つあるので、ご注意!というところです。このトリカブト、誰が間違うかと思いますが、雰囲気はミツバや山菜とされるモミジガサに似ています、厚労省も同種による中毒事故は過去10年で14件(患者数33人・死者は3人)と発表し、注意を呼びかけている※ということです。
ちなみに、この毒、虫対策。

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ジャガイモの芽にはのソラニン、ヒガンバナ科のリコリン、トリカブトはアコニチンという毒成分でバリアをはっています。

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けれども、このバリアを破るのがいるわけで、トリカブトの場合、ヤガ科キンウワバという蛾が食草にしているそうです。
※  日本農業新聞 5月18日(月)

小町公園で「ナンジャモンジャ」が盛りです。

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さて、ウィクペディアの解説は「ヒトツバタゴを指す」としながら「ことが多い。」と続くところがミソ。

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ヒトツバタゴばかりでないよほかのものも、ということ。何が、、、見慣れない立派な植物、怪木や珍木例えば、クスノキ タブノキ クロガネモチ イヌザクラなど。なぜ、、、元々は占いや神事に利用されていたもので、ご神木を人がつけた仮初めの植物名で直接呼ぶことは憚られたものであろう『雑学おもしろ事典』、こう説明してあります。この説明はおもしろいですね。見慣れない立派な植物、怪木や珍木、こういう樹は太古「登れば天上世界(日の国・神々の国)へ、根の方へ降りれば地下世界(根の国・黄泉国)へと行け」るハシゴと考えられていたと、斉藤さんもおっしゃっています。
※2004-2009 Kiichi Saito  丹後の地名

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おおきくなって、内山のぶな林へとどくような巨木になれよ!とパチリ。ちなみに、タゴ というのは、トネリコのこと。この木は単葉(一葉)ということなので、といいますが、なるほと゛という所は確認できていません。

 

龍渓の谷を埋める緑 明るい緑はアワブキ、白っぽい緑はリョウブ。

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沢音に交じる笛の音!聞こえませんか、、
さて、カエルの季節。

「カエルのおっちゃん、モリアオガエルが産んでいるよ!」

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それより、なぜこんなものがこんなところに、、!?コンクリート池。

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K林業さんの杉除伐の後に現れたもの。丘の上にも。

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あんた、なんだと思う?

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あれだ!

年輪をかぞえると、約60数輪。

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ソウだろう。

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監視哨跡、、、『高原の璧しょう』には、昭和16年の建設だったとある海軍省見張り所。

70年間、モリアオの楽園になっていたのでしょう。

それにしても、危ない。

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「埋める?」

「埋めてすむ!」

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、、、、、どうやら容易でないとんでもないものを彼は指さしているようです。

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