2012/06/21
台風一過の晴れ
ひんやりとした風が高原の田んぼに流れる。
ウグイスがさえずるとホオジロもさえずる、
田んぼからはモリアオガエル。
水が棚田を音を立てて流れ下る。
そして草刈るエンジン音。
広い土手は、草刈りの覚悟を求めている。
2012/06/19
喫茶「コーストライン」の宮津湾に向いて開いた窓際に、アジサイが生けてあって、その花越しに、低く雲のかかった栗田半島、そのアジサイは、青と赤の二色が一つの瓶に差してありました。

世屋高原休憩所にも、アジサイを植えました。
目を閉じました。
「花のリトマス紙といわれてるんやね」、
「土のpH、酸性ならば青、アルカリ性ならば赤」
「酸性だと溶けたり溶けなかったりするものが関係してるんだって」
「おうちのアジサイは何色?」
「赤なんやわ」
「根元にミョウバンやってみなはれ、青になりまっせ」
「家は青なんやけど」
「お酒飲ましてあげたら」
「冷や奴にのったりしてるときれいね」
「それ、食べたらあかんで、アジサイには毒があるんや」
「あじさいってどんな字書く?」
「紫陽花」
「中国では別の花(ライラック?)なんだって、そういうことってあるやろ、たとえばアユも鮎ナマズも鮎。」
「そうなの、梅雨の頃のものなのに何で太陽で、藍色なのに何で紫かとおもってた。で、“あじさい”ってどう書くの?」
「安治佐為能 夜敝佐久其等久 夜都与尓乎
伊麻世和我勢故 美都々思努波牟
( あじさいの八重咲く如く、弥つ代にを、いませわが背子、見つつしのはぬ)
安治佐為 」
「どうしてあじさいなの?」
「花の色を藍色といったろ、藍色の花の集まり」
・・・・目を開けると、大型の巡視艇がゆっくりと港の方向に進んでいきました。
2012/06/19
かっては、谷底だったと考えられるところに里ができているのが、下世屋です。大地は動きます。丹後半島は隆起しているということです。平野が隆起すると世屋の山から流れ出す川が谷底を再び浸食し始めます。そうすると平野に狭い川谷が形成され、谷底平野は階段状の地形として取り残されていきます。
こうしてできた狭い谷は、いつの頃からか伝説を生みました。
「江戸時代に雨乞いのため、龍の彫刻を成相寺に奉納することになり、宮津に滞在中の左甚五郎に彫刻を依頼。甚五郎は快諾したものの、見たこともない龍の彫刻に思い悩む。そんな中、夢で龍が住む場所を教えられた。早速、夢で教えられた道をたどり世屋まで来て、滝壺に降り立ち、上世屋の観音堂に向かい祈ること3日。渦を巻き白く泡沫が沸き返る滝壺から龍が姿を現し、見る間に空へと立ち昇り雲の中に消えていった。
こうして完成したのが成相寺本堂にある「真向きの龍」。この出来事を聞いた村人が、龍がいた滝壺を「龍ケ壺」と呼ぶようになり、この谷を龍渓と呼ぶようになった」と。
灌漑技術が未熟だった時代には、日照りは恐ろしいことでした。水の神に雨を降らせてもらえるように、食べ物や生け贄を捧げたり、高僧に祈りを捧げていただいたりしたのです。その水の神の眷属が日本では蛇、そこに仏教と一緒に伝来した龍が加わり、パワーアップしたわけです。
2012/06/19
畑は、坂の里です。
日置の金剛心院の手前から畑川を遡ること3キロばかり。その源流にある家々は、里を流れる三筋の沢に沿って立っています。家の角と沢はつながっています。畑は、和紙作りで栄えました。この和紙の材料のコウゾ晒しをするため屋根が作られています。「かわと」と里の人は呼びます。
この里にはうまい水が湧き出ます。
水質検査では、日本のトップクラスの結果だ、ワンダフルないい水だと太鼓判を押されたそうです。 畑は、成相山、鼓が岳の山麓にあります。この山は安山岩で形成されています。「京都、■■の銘水は花崗岩の厚い岩盤をくりぬいて汲み上げた、人の手を加えない純粋なナチュラル・ミネラルウォーター」などと宣伝される商品があります。安山岩もアルカリに富む火成岩でNaの量がKの量と等しい岩石だとされます。そういう岩体をくぐってわき出ることが、いい水になる要因なのでしょう。畑は、成相寺のお世話をした村です。里の人は、成相観音様のお恵みだと語られます。

♪あっちの水は苦いぞこっちの水は甘いぞ、ホーホーホータルこい♪
これはほんとのことです。この谷の水で作った米を食べたらよそのは食えん!と言うぐらい、谷一筋で味が変わるといいます。
※それをくめるように水場が整備されています。畑婆爺二アセンターの下です。畑は、世屋五地区の中で、美しいカジカの鳴き声で埋まるのて、「河鹿の里」と呼ばれています。この水は「畑・婆爺二ア・カジカ銘水」とでも言うのでしょうか?

その水はSさんの家の裏山に湧きます。 Sさんのお宅は林田元知事さんも畑和紙視察の際宿泊された旧家です。くませていただくときには、一言お断りをしてからお願いします。
2012/06/18
「イノシシが出た、熊を見たなんて聞いたことなかったですで。」とテルミさん。
「ふーん」。
人が燃料を森に依存し暮らしていた時代、貴重なタンパク源として舌なめづりをして見られていたのでは、イノシシも熊も鹿もうかつに姿を見せるわけにはいきません。
しかし、生き物と人間の共存前線がなくなった今、イノシシが熊が鹿が舌なめづりをして、人間の作るものを見つめています。17日には、おおふけ付近で鹿を目撃しました。「交通事故」も頻繁に起こっています。
市街地以外は、電気柵や強固な鉄柵を張って身を守らなければならなくなってしまいました。
世屋の里でも、一日がかりで鉄柵張りでした。
こんな仕切りをしなくてもいい日は蘇るのでしょうか。
暦には六月の花にナデシコ。購入株ですが、藤棚のそばで今を盛りと咲き輝いています。
花生けにも使ってください。「ナデシコがんばれ」対アメリカ戦。前半押し込まれて2失点!けれども、一点返しました前半25分、宮間のクロス、永里とびこんだ!試合には敗れましたが、「いいわけを探すのはいや」と宮間選手。あらためてほれました。