晩秋の世屋
そして棚田たち。
八日、九日に今年最初の降雪予報、雪に埋まるのも間もなくです。
さて、これから来る冬、せやのバスもつづら折りの雪道に挑みます。
けれどつづら折りの坂道を定時に行き来する紅白の小さなバスの勇姿が、来春は見られないという事情が伝わっています。
理由は、バス運行維持に必要な運転手さんの確保ができないということ、、寂しい限りです。しかし、過疎地の足は別の案で保証するということなので、この冬、できるだけその姿、おさめてみたいと思います。
日置・妙円寺方丈池の秋。
名前をなんとおっしゃるかしりませんが、その振る舞いは丹後の貴婦人だとおもいましたよ。
悠然と巨鯉が泳いでいた寺の池はすくなくなっている昨今、貴重な池です。伊根観光のとちゅうです、どうぞお立ち寄りください。
林道成相線の「おおとち」の樹。
茗荷谷の大さわぐるみの「樹」
樹という漢字は木へんの横に、「太鼓」の「鼓(コ・つづみ)」という字の左側の部分(壴)と、さらにその横に「寸」という字で成り立っています。これは木の横で人が鼓を打ち鳴らしている様子なんだそうですね。
そして、太鼓をたたくのはその音で樹木の成長を促すためだということ。
小町公園のおおあべまきの「樹」
♪は、いやさかいやさか、は、いやさかいやさか♪
♪は、いやさかいやさか、は、いやさかいやさか♪
駒倉谷のおおケヤキの樹。
人々が大地の霊を鼓舞し、豊かな恵みのために働いてもらおうと集まり、太鼓を激しく叩き、大地を踏みしめて踊ったのは、こんな樹だったのかもしれません。
「みごととほめてくれるのはいいけどさ、」
「手を伸ばして食べてくれないか、おれも褒められてうれしいのは色じゃない、味なんだから」といっているようでした。
採り手、食べ手をうしなった柿と空き家の増加は比例しています。柿についても、どうなんでしょう、この木の柿は自由にお採りくださいとつまり登録制にして、先を割った竹の竿とお持ち帰り用の袋も添えて立て札を立てておく、というのは。
食べてみてくれというお言葉に甘えて一つ熟柿をいただきましたが、甘露甘露、丹後にカニを食べに来て、柿がご自由になんていわれたら、兼好法師もびっくりしますよ。あらためて自由採集柿の木登録制度を、熊出没防止対策をかね、地方と都市を結ぶ里山活性のアイデアとして提案したいと思いましたね、
おそらくコッぺも大賛成。
「某市なんか早速議会で取り上げ実行にうつされたらどうですか。」
「柿を投げつけられるのはごめんだけどさ、車を止めて、おじいさんがお孫さんにこうして柿をぼったんだよと話す姿が浮かんでこないかい。」
「どっかの新聞に数年後にゆうばりなんてかかれてないで、天橋立世界遺産登録に向けて、ひとりでもなんとしてでも、応援団を増やしましょうよ」、と。
朋遠方より来たるあり、、
「里山で木を織る」の著者川北亮司さんを改装なった宮津図書館が、一周年記念講演講師に、招いてくださったのです。
さらに同じ方向から彼の朋の「朋」がまた来丹。友達の朋だちの友達は他人ではありもはん。しかもとんぼ返りではない、丹後を味わいたい、予定は二泊三日!ついては委細一任、ということですから、こんなコーディネータ冥利に尽きる話はありまっせん!
、、、、ということで、その一端をフォトレポート。
まずは、天橋立。
リアス式海岸ならではの海山一体の景観美その典型です。
最古の観音巡礼札所の一つ成相寺は国を代表する心の景観として欠かせません。
モミジが迎えてくれました。
さらに角度を変えて、松尾たんぼから。
この海から来たのが米作りと鉄の文化。その断崖に刻まれる細い棚田が、米作りの原風景を伝えます。
冬の日本海の季節風と波は厳しいです。
その荒々しい風や波を山をついたてにして防いで、発達した舟屋のさとを巡ってくれるのが海上タクシー。
海の楽しみは海の幸。
さらにパワーアップさせてくれるのが、女杜氏の造る古代米原料の地酒、「伊根満開」。
丹後には、海は山を生かし、山は海を生かして、暮らしを刻み伝説を紡いできた丹後には、見所訪ねところがいっぱい。
丹後縦貫林道と半島一週道路、加えて海路を生かし、海山連携してベストスポットを結べば、丹後の自然と暮らしの奥深さすごさをアピールできる奇跡のコースの提供が可能だと実感した三日間でした。
日置田圃のコスモスたち。
稲刈りを終えた田圃を見事に華やかにフラワーアップして、丹後観光に訪れたお客さんたちのおもてなしに一役買っています。
栽培される方たちの輪が広がっているのでしょうか、
年々面積が拡大してボリューム感がでたコスモス畑群はこれは紛れもなく新名所。
とくに海のそばのコスモス畑は必見。
海の碧、空の青、雲の白、そして、半島。このロケーションはみごとなものです。
島や山を基準にしながら昇る朝日の位置で暦を測ることを「日置」といいます。その作業が地名になったのが、日置、その地名は、全国にありますが、東に向いて、前は海、基準になる特徴的な島や山があることという「日置」の条件を完璧に備えているのが、丹後の日置。コスモスたちは、そのお日様のお迎え花。
車を止めて、ゆっくり眺めたいものです。
晩秋の高山観察道からは落ち葉した梢越しに広く海と山を見通すことができます。
天橋立を隔てて向こうには大江山。
ところで、この山にはこんなお噺が「伝わって」いるんですよ。
、、、、、、、、、、、、、
昔むかし、おおむかし
山にまだ名前の無い頃のことじゃ、
山々の神様が寄りおうたおり、どうじゃ、一つ丈比べをしようじゃないかということになったんじゃな。
どうして比べたとおもう?
竹を使えばいい、そのころは、大きな大きな竹がはえとってな、それを割ってとよにして水を流す、流れたほうが低い、そういう理屈だわな、
それで、中でもせがたかげな三つの山の神さんが名乗りを上げて、それぞれの山の峰に竹のとゆをわたしたんじゃ。
それで、一目瞭然だわな、
その結果でまあ呼び合うことにしたんだが、一番高いのには、与謝の大山、、次に高いのには、丹後の高山、と付け分けた。与謝の大山は今は「大江山」とよばれとるわな、
そこまではすんなりいえるんだが、三番目のなの付け方に苦労した、鯨のように大きい山ということでいさなご山としたらどうだろう、そういわれたらまあ傷つかんわな、
、それぞれたたえ合ったということじゃ。
ほしてな、その峰と峰に渡した竹はな、山から海へ水がええように流れるようにつなぐのに使われたんじゃ。なので、竹野川というんじゃ!
その竹はな、宇川やくらはし川にも使われて今も水を流しつづけておるというぞ!
、、、、、、、、、、、、、、いちがぶらり、、、、※語り手は与謝の蕪村」さん。
九日予定の丹後里山ウオーキングッ第七回 紅葉のブナ林ウオーク、悪天候が予想されたため延期、あらためて16日にここを歩きますよ。
葉は落ちていても、別の楽しみを見つけられるのが山のいいところ。
お問い合わせは、お問い合わせ申し込みは、090-3162-4499 NDクッキングスクール川内まで。