2012/08/28
なすべきこともなさず、政争に明け暮れるどこかの議員さんたちに見せたいもの、丹後海陸交通バス。
今週末くらいには刈り取りでしょうか、五十河ブナ米田んぼを走るバスの、赤と白は半世紀以上変わりません。
「ふるさとの山にむかいていうことなし、ふるさとのバスはありがたきかな」、でしたっけ
2012/07/06
里にはアジサイ、
畑ではきゅうり、
畦にはハハコグサが咲きました。
その田んぼでは、稲が分けつ(株分かれ)し、太く黒く見るからにたくましくなっています。
このころ、田んぼは、中干しをおこないます。中干しとは、水田の水を落とすことです。
稲の生長に必要な栄養を葉に葉に送るにはしっかりした根が必要です。空気が土の中にたくさんあることが大切なのです。
水があることを前提にして田んぼに暮らしていたものにとっては、中干しは困ったことです。移動できるものは近くの※コナワへ避難します。コナワは、中干しシェルターです。
蛙の場合は、この時期までに多くは陸に上がるように適応しています。しかし、産卵が遅いものはまだオタマジャクシのまま。中干しは、五日間ほど。再び水が張られるまで試練の時です。
水田植物たちも成長します。コナギ。
オモダカ。
それとわかる特徴的な葉の形を呈してきました。 紙マルチを使用する意味がわかり始めます(^.^)。
※「こなわ」 山間地の里山なので水が冷たいため、田んぼの廻りに、水路を作り水を温めてから、田んぼに引きこみ、「ひよせ」と言う地方もあります。
宮津の自然・歴史をくまなく探検している「宮津美しさ探検隊」のガイドウオークに、同隊のメンバーである天橋立部会のガイドが案内しました。
「安全は楽しい」をモット―に出発。日本一賢い智恵の文殊様、「文殊堂」の歴史や境内の植生の話。シキミは全部有毒、実は猛毒等々。小天橋の先端まで行き、植生・歴史説明。マツグミ・マツ・ハマナス・アマモ、宮津市内、杉山の天然杉等々・・・。その後、磯清水・橋立神社から江尻の江之姫神社、麓神社、千体仏、真名井神社、籠神社まで。天橋立周辺の自然や歴史の奥の深さの一端を知る一日でした。
「美しい天橋立運河に見とれて、海に落ちないように。ハイ、一列になって進みましょう!」
マツグミは、ヤドリギ「松に寄生しながら、マツと共生している。」[ふーん、初めて見た・・・」
ハマナスは、北方系の植物。北海道から日本海側は鳥取県まで分布。有用植物で花は香水の原料。果実は赤く熟し、ビタミンcが豊富で、レモン17個分。また、バラの品種改良に貢献。北寒の地でもバラが育てられるのはハマナスのおかげです。
「アマモは、海藻ではありません。陸へあがったあと陸を嫌って、また、海に戻った種子植物。」海水と淡水が混合して生じた低塩分の水域である汽水域に分布。日本一長い名前が付いている話など。
宮津市内、杉山の天然杉の説明中に、誰かが叫んだ。虹だ、虹だ。
5月26日 午前10時28分 小天橋の南端から、宮津市獅子崎・由良ヶ岳方面を眺めるとちょっと変わった虹。舞鶴海洋気象台観測予報課にお聞きすると、「環水平アーク」(かんすいへい)とのこと。薄い雲を通して、上空の氷粒に太陽光が屈折してできる光学現象。通常の虹とは逆の方向に出る、めずらしい現象。20代から90代までの参加者全員大騒ぎ。
難波野の千体仏
この辺りの地面を掘れば、次々に現れる石仏を長年にわたって、集めてきたと伝えられる。石仏数は千体を越え、丹後形と言われる板碑型三百余基ある。若干の宝篋印塔、五輪塔のほかに、舟形光背形の地蔵が多い。紀年銘のあるものは見つからないが、彫成時代は戦国期から近世初期。