宮津エコツアー · 天橋立ガイド部会

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コウイカの産卵場である天橋立のアマモ場を、陸から確認。魚類やイカ・タコなど頭足類の産卵場所、幼稚魚や小型動物の生息場所として、天橋立はきれいな海であることの証明でもある。浜に打ち上げられた葉の様子から、日本で最も長い植物名とされる「龍宮の乙姫の元結の切り外し」というロマンチックな別名の持ち主でもある。ただし、写真の写りがよくないのは、乙姫さんあなたのせいではありません。悪しからず。

下の写真  アマモは中央のグリーン部分から、陸側の白いシート(乙姫さんが最も嫌う人間の仕業の畳一畳分ほどのホワイトシート)辺りまでです。

5月17日 天橋立研修時 小天橋の波打ち際で先ず、足の部分発見、タコかイカの見極めでワイワイ。足が10本あるからイカと衆議一致。周辺を見渡すと胴体部が波間に漂っている。更に、砂浜に打上げられた石灰質で舟形の甲羅発見。原形?に復元すると写真のとおり。後で考えると不明なことばかり。

甲があるからコウイカと断定してよいのか。なぜ、ここに打ち上げられらのか。どこに生息しているのか・・・・等

京都府水産事務所海のにぎわい課の担当の方に鑑定依頼。詳しく調べて頂いたがこの写真だけでは種の判別は難しいとのこと。コウイカ類には、コウイカ、カミナリイカ、シリヤケイカがいる。春はコウイカ類の産卵期、天橋立の宮津湾側には「アマモ場」があり産卵場である。産卵後衰弱死した可能性がある等々教えて頂く。。

種の断定にも、理解を深めるためにも詳しく調べることの必要性を痛感。さて私は何イカでしょう。

海岸の砂地に生える多年草で、私たちが口にするニンニクに比べると、葉が少し似ているだけです。匂いはなく、地下茎も球根ではありません。太く長く横にはいます。昔、アイヌの方は、これを屋根葺き材にしたという話を聞きました。

いま小天橋の宮津湾側では、オカヒジキ(あかざ科)がお待たせしました、と云わんばかりに芽を出してきました。葉は肉質円柱形で、海藻のヒジキに似ており柔らかくて、つい採って口にしたくなります。少し塩気が効いてそのまま食べるとこれぞ天然ものの味。

天橋立の朝の風物詩 アサリ獲りが、文珠水道(天橋立運河)や小天橋の水戸付近で見られます。漁師さんの話では、天橋立のアサリは特に2月~6月がおいしい季節。身が詰まりプリプリとした食感は、みそ汁もよいが酒蒸しは、般若湯(僧の隠語で酒)ファンにとってはこれに限ります。

天橋立の宮津湾(与謝の海)側に生えるせり科の多年草です。別名ヤオヤボウフウとも言います。この時季の若葉は刺身のつまとして用いられます。天橋立の旅館やホテルのこまめな板前さんが獲りに来ているかも知れません。

北の植物 近畿ではここだけ、君だけ。自然界の掟は厳しい。なぜ君がここにいるのか。リンゴのように人に育てられれば、虫達の餌食になることも少ないだろうに! 4月26日からここまで育ちました。

天橋立磯清水裏5メートルのタブノキ 4月23日の蕾から花が終り、果実へ向けて一生懸命に生長しています。

めずらしく横に伸びた黒松の新芽と赤紫色の見事さを収めました。この毬果は来年の秋 成熟し、晴れた日に鱗片を開いて片側の翼が付いた種子を飛ばします。

天橋立のハマナスの花が咲き始めました。花には芳香があり、香水の原料にも利用。果実は秋に赤く熟し、ビタミンCが多く含まれるため、エキスがのど飴にも使用されています。群生地としても有名な天橋立のハマナスは、これからが見頃です。

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