梅
椿
菜の花
スイセン
フクジュソウ
さらに、耕耘機の音。
それと雪の少ない冬でした。積雪は土を押し固めます。けれどその雪があまり積もりませんでした。そういうこともあって、世屋の春の本命の音が今年は、軽そうに聞こえました。
世屋・高山ガイド部会の活動ブログ
問い イエス=キリストが十字架を負って刑場 に向かう途中、顔をぬぐう布をささげたという伝説上の聖女の名をなんというか。
答え ベロニカ【Veronica】さん。

bright blueというか sky blueというか瑠璃色の美しいこの花、その名をいただいて、ベロニカ。
さて、この花もベロニカ。
しかし、和名 オオイヌノフグリ 意味「大きなオスのきんたま」。
この和名が趣味悪し、と不評をかっているのは衆知のこと。牧野富太郎さんの命名といいますが、当時はそれで通ったとしても、いまは通用しないでしょ。
春の歌、和楽器の音とは違う洋楽器の音色を醸し出している花、失礼の無いように敬意をはらって聖女・ベロニカに釣り合う意味の和名にあらためるべきだと言う方に、私は与します。
①瑠璃唐草、②天人唐草、③星の瞳 ④オオイヌノフグリ、、、この四つからあらためて国民投票、できませんか!
ところで、ベロニカさん、
上世屋の春の合唱団にくわわっていたたた゛きました。
魚付き林。
実際に、魚がわんさかよってくるなら、魚釣りの人で賑わうのですが、直接そういうこともありません。

物資の不足した時代には森という森は切られていった、しかし、山が荒れると磯が焼けることを知っていた海の人たちは、切るな、と体をはられた、その時の言い分が、魚が付く森だから。それが魚付き林という言葉になったのだろうとおもいます。

森の生態系と海の生態系とのつながりの密接さ、忘れるなかれ、というのが本質的な意味なんでしょう。
海星公園の林の春ウオッチ
アセビ

タムシバにはこぶりな東日本型と高木化する西日本型があるといいます。

暖流の海の魚付き林ですから、西日本型だとは思いますが、こんなに大きいのですか。
さて、海星公園では、もう一つの春の花がさいていました。
①上世屋里山ガイドウオーク②里山の暮らしの技・藤織り体験③丹後伝承の語りを楽しむ④飯尾醸造見学 ⑤里波見の元気なおばちゃんたち(カントリーフレンズ)との交流⑥海の里養老ウオッチング⑦星空ナイトウオーク⑧波見ウオッチ&ソバ打ち体験⑨竹林再生体験⑩郷土料理体験、三泊四日て゛こなした龍谷大学生たちの「丹後研修」の総括報告会。
プロジェクトの提案も見たこときいたことをよく反映してくれていて、若さ満々のものでした。
荒れた 棚田に季節折々の花を!などは、よっしゃ、それやぁ わがいをえたり、とびあがりましたよ。
価値の創造、、、、フム、これってなかなか簡単げーにいうけど、一朝一夕にこね上げられるようであってじつは、センスと志の持続!とミッション意識、そういう資質をもってらっしゃる方がうみだされるものなんだろうと、特に東北のテレビなど見ていると思います。カナリアって炭酸ガスに弱いので、ガス検知器みたいに探鉱夫たちは仕事場に連れて行ったのだそうです。芸術、宗教、教育、そういう領域って、今の危険を危機に特に敏感です。地方を活性化するための「価値の創造」、そういう領域から生まれると思います。
◇わたし、丹後で育ちたかった、◇田舎観が変わったなどの感想に、お手伝いしてよかったと気分はうるうる。
※京都新聞17日に一端がけいさい されています。
※すたんふ゜らりーつくり、この運動参考になりませんか、
北大の西山先生がかかわっておられるしごとです。
里山田園都市みやずのスタンプラリー!卒論級の取り組みになりますよ
300万人に手が届くまでに観光客が増えた!と市長氏。
それを私たちは道路開通効果が出ている、と理解し喜びます。
北陸新幹線開通によって、北陸の温泉客2割増、兼六園にいたっては、6割増とか。
それでも、
「いや喜んではいけない、便利になると逆に寂れる事例が多い。必ずしも観光効果が長続きし振興につながるとはいえない、」と安島先生!
便利も過ぎると弊害が生じる、なんでっておもいますよ。
上の図の右側の赤字の温泉地、共通するのは新幹線と高速道路にめぐまれていることなんだそうです。
ちょっとちょっともっと話してくださいよ。どうしたらいいんですか、、、というのが、講演会のテーマ。
「そもそも、観光地って勝負はそこの価値、魅力できまります、、、」
ははーぁ 記号、、、差異化された記号が観光地の価値、、なんですか、、、。
また、 宮津の悩みを事前に聞き取っておられた先生。
「これらって、じつは本質的なもんだいではないんです」
といいますと?
価値を創造していくこと、そのための悩みじゃないじゃないですか。
問題は、そこがあるかどうかなんですよ。
すっきりよくわかるなかなかの処方箋て゛す。
ところで、北海道大学の西山先生が紹介されていらっしゃった太宰府の市民遺産運動をかさねてみました。
それは、地域みんなが観光地という考えかたです。
谷間の奥のちいさくてしられていないエリアにも、人が生きていて、過去から未来へ渡したい「遺産」のようなものがつたわっています。その価値を市民みんなが認識し、尊重し、それらをすべて生かして観光地を作ろうという運動つくりです。
この運動、安島先生の処方箋の実践例だとおもいました。

橋立周辺も宮津 寺町付近も宮津、由良も栗田も宮津、日置も世屋も宮津、波見も、養老、日が谷もみんな宮津、相互に「市民遺産運動」のような視点か゛共有できれば、それぞれの「宮津」か゛その力を溜めて勢いよく吹き出す、あたらしい観光地ができるんだろう、とわたしなりにまとめながら、帰途につきました。
いま、世屋街道はツバキ街道。
春はツバキです!と思うのはすでに補色効果を最大限にいかした椿の生存戦略に乗せられているんですね。
落花もいいです。
火ブクロのツバキ
年の暮れから咲きますが、本番は今。やはり「椿」
椿は、味噌・醤油・酒・酢文化にはなくてはならない木。椿の木灰はアルカリ性が強く、雑菌をおさえ糀菌のみを繁殖させるのに最適。このことは花咲かじいさんの噺のヒントにもなったといいます。
常緑広葉樹の椿の生育の目安は、最寒月平均気温が5℃ なんだそうです。
温暖化で、せり上がって来ているのかもしれませんが、上世屋の里部付近が境のようです。
ちなみに、同じ常緑広葉樹でも熱帯に比べると、気温はかくだんに低いわけですから、葉が小さく、厚くなる傾向があるんだそうです。
龍谷大学国内体験学習プログラム「丹後体験」のお手伝いをさせていただきました。

参加 学生16人 1回生から3回生まで。
この企画は、大学と、京都府立丹後海と星の見える丘公園の協働プラン。
大学からのお題は、三泊四日で『丹後体験』を。
受けるほうもなかなかの企画力が要ります。今回、準備されたのが、十メニュー。それを順番に挙げると、
①上世屋里山ガイドウオーク②里山の暮らしの技・藤織り体験③丹後伝承の語りを楽しむ④飯尾醸造見学 ⑤里波見の元気なおばちゃんたち(カントリーフレンズ)との交流⑥海の里養老ウオッチング⑦星空ナイトウオーク⑧波見ウオッチ&ソバ打ち体験⑨竹林再生体験⑩郷土料理体験そして、最後に「丹後研修から学んだこと報告と提案」、、、
つまり、上世屋里山ガイドウオークが一番!このシリーズのトップバッターに里山ガイドウオークを起用したコーディネータの眼、なかなかですよ。
さて、里山ガイドウオークのコース。
→ばば→本丸→里中→紙漉き工房古民家
→フォトギャラリー「蛙と人と土と水」。

このコースの中で、学生さんたちに声をかけてくれたのが、春の植物や生き物、棚田景観、民家内部、そして、世屋大納言と世屋黄金粟餅ぜんざいたち。
その声、学生さんたちはどのように聴いてくれたでしょうか!
ちなみに、このツアーの台所。①上世屋里山ガイドウオーク②里山の暮らしの技・藤織り体験ふくめて、受け入れとおもてなしかかわっていただいたいただいたスタッフ、講師は6、5人(背中の赤ちゃん含む)。これを13800円でうけました。学生特別割引一人あたり860円!海星公園集合帰着・送迎付きなら一般的には、1500円~2000円見当のツアー商品にできるかな、という感想です。
「古名のひとつ、ウグイスガクレ(鶯が隠れる木?)が転じたとも言われています」
ウグイスの初鳴をきいた林て゛見たので、そうかなぁ。

「4月~5月ごろ、淡いピンク色で先端が5つに開いたラッパ状の小さな花を咲かせます。」
そのとおりや、うぐいすかぐら、
4月から咲く、へーえ、それどこ、この枝3月初旬に五十河で咲いとったで。
「花は先端に1花、ときに2花を下垂する。」
あれ、
これには三花あるでぇ。
「 花冠はバラ紅色で、長さ12-20mmの漏斗状になる。子房は1個で2室ある。雄蕊は5本あり、花冠より短い。( Wikipedia ja.wikipedia.org/wiki)」
うむ、
「花冠は長さ1~2cmの漏斗状で、先は5裂し、裂片は平開する。(松江の花図鑑matsue-hana.com/hana)」
花冠って花びらのことやろ。
あんた、かわりもんやで、一枚どこ置いてきはったん?
、、、、、
人の説明は説明として、自分の目で観察する事も大事だと、この花は教えているようです。
エンレイソウ
谷間の春の妖精です。
ところで、 お客さんから教えていただいたことなんですが、この花、北海道大学の記章、シンボルマークなんですって。

さて、大賞授賞式の記念講演、
西山先生は北海道大学の所属。
花弁、がく片で構成された六方広がり、この形にはそれぞれの角が(東・西・南・北・天・地)をさしていて、世界や宇宙の隅々まで出かけ、また全世界へおおいに情報を発信しよう!するぞ!という意味が込められているんだそうです。
さて、西山先生もそれを地でいくかた。
おはなしには、おおくの示唆をいただきました。土産話かわりにパワーポイントの資料、あげさせていただきます。
とくに、博物館ミュージアムとエコミュウジアムの対比されたこと、
太宰府の市民遺産運動など印象にのこっています。
私のあたまのなかでは、先生が、せやは、まるごと「里山エコミュージアム」として「市民遺産にするそ゛゛!」とひとつに溶け合わとりくみなさい、とおっしゃってくださったような気がしました。
が、空耳かも。