宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

須津桜

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傘桜

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双輪荘桜 ①

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双輪荘桜 ②

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筒川桜

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支援学校桜

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さて、「さくら」!

♪さくら さくら 弥生の空は 見わたすかぎり

霞か雲か 匂ひぞ出づる  いざや いざや 見に行かん♪

この歌、作者不祥、江戸時代末期の作ということですが、これだけの名歌なのに、作者は私だとだれも名乗り出ない、なんとも日本はおおらかな國です。

ところで、この歌の意味、とくに「匂ひぞ出づる 」の部分の意味、、、

咲いたサクラが薫り高く匂うので、、、と解釈する人が多いのです。

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(↑ 橋立ユース桜)

けれども、桜の匂いに酔った人の話、聞いたことありますか?

匂い梅、色、桜というではありませんか。

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この歌の英語訳というのをみてみましょう。中野一郎さんという方のものです。
Sakura Sakura
Shining bright in sunny March,
Spreading over hill and dale
Blooming graceful and peaceful
Like an angel’s silken veil,
Sakura Sakura
How I love to see them!  ※

匂いぞいずるにあたるの部分のBlooming gracefulは花盛りで美しいという意味。
匂うという意味のsmell が使われていない。なぜ、中野さんは、使わなかったのでしょう。

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(↑ 板並神社桜)

これは、古語の先生のお出まし願うのがいいでしょう。
「「にほふ」は赤い色が表面にあらわれ出て目立つというのが原義であり、転じて、色が照りはえて美しく見えること。たとえば、朝日ににほふ山桜、というように。いい匂いがすることを「かおる」(薫る・香る)というが、古語の「かをる」も同様に視覚的な「つややかな美しさ」にも用いた。」
※ 匂いとは何か : ことばの広場langsquare.exblog.jp/19963638/ –

 

 

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(↑丹後大宮駅桜)

だから、Blooming graceful and peaceful Like an angel’s silken veil,と訳した中野さん。正確に理解し英語にされているわけです。

金剛心院桜

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松尾一本桜

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井室振宗寺桜

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水戸谷峠桜

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峠に桜。学舎に桜 お寺に桜 ふるさとに桜

行く 戻る 出る 帰る 在る 上る 下る 生きる 死ぬ

強いストレスが生じるところに桜はよく似合う

肩の力を抜いてやりなさい、お疲れ様、、、あなたはあなたのままで、、、

せや高原休憩所桜

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長江桜

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101 FAVORITE SONGS TAUGHT IN J 単行本  – 1983/1  中野 一郎 (著)

舟屋町を歩く

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漁師町で精進料理もまた一興

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波静かな湾をすべるように進む舟

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食べる、見る聞く、桜咲く伊根舟屋旅にいれてもらいました。

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「先達はあらまほしきことなり」、

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ガイドさんの話題も豊富 湾の形成の過程 舟屋の変遷 釣りポイントの紹介 養殖の話鯨やブリの話 海と経済 町の古代史から現代史

聞き入ってしまうほど。

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そして、ほらあそこを!

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倉をつくった職人さんのの鏝絵です。一棟ずつちか゛います。

海蔵寺は曹洞の寺、

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永平寺仕込みの腕をふるっていただいて、そのうえおっさん自ら五観のげを唱えて仕上げをしていただいて、11時集合1時半ころ解散

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花に、人に、町に、食に、心がほぐされて春のホルモンの注入を受けたように力が湧いてくるのが感じられる約2時間半、そんな満足感がお土産ですから、これで2000円はおやすーい。

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さて、「食べる、見る聞く!橋立籠神社と伊イ(根)・世セ(屋)ライン」の可能性をさぐりたい!が参加の目的(^.^)
結論は、抜群にOK!

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伊根で2時間、世屋で2時間 橋立で2時間 このプランがくっきりと現実味をおびて見えてきましたよ。

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ちなみに、この伊根の町旅、シリーズで年間六回、お問い合わせは伊根町観光協会さんへ。

あの山の白いのはなに?と尋ねると、「コブシ」。芽吹き前のコナラなどの山でまず咲く白い花はほぼタムシバなんですが、丹後では、一円でほぼコブシと呼ばれていたと思います。

「丹波、タンゴの中、低山には沢山自生しており、全山真っ白(オーバーかな)と言うこともある地元の人はコブシ山といっています」
と我太郎さん。※
実がおなじ拳の形をしているからなのでしょうか。
「たむしばですよー」、あるいは「においこぶしですよー」とあちこちで訂正してくださっていますが、一方ではその勢いあまってなのか、「関西の山にコブシは自生していない」ということも流布しているようです。けれども、それも間違い、

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少数ながらコブシは丹後にもありまーす、、、

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萼の下に小さな緑の葉!これが目に入らぬか(^.^)というふうに咲き誇っています。※※

※コブシ、タムシバ、ハクモクレン|我太郎の花の話し -ameblo.jp/kazu3tev/entry-10881649767.html

※※安全上から場所は特定できません。道の側、川の側、大宮町です。

いよいよ春ウオークのシーズンです。

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京都府基準木「やまふじ」看板もたてました。

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「なにしてんですか?」

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(どっちが雄か雌か、くらべてるんです、、、)
フキノトウは雄花株と雌花株が別なのだけれども、雪解けすぐには雄株ばかりが先行して顔を出すために、あとで出てくる雌花株も同じだと思う人が多いのが現実なのです!
「まあやあ、ええとしのおじさんがんくびそろえて、、、」
幸せな光景です。(^.^)
ちなみに、画面右が雄。冬ごもりの穴からでてきた熊が食べるのはフキの雄花の方。苦味か゛強く冬あいだたまっていたお腹のものを出すのにちょうどいいのだそうです。つまり、下剤。また、「くま」というのは、韓国語で「穴」を意味するという説があります。

「桜咲く さくらの山の桜花 ちる桜あれば 咲く桜あり」

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文政五(一八二二)年冬、三万人とも五万人ともいわれる丹後の農民たちの先頭に立ち、暮らしを守った丹後の義民、吉田新兵衛。

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その思いを託された桜、しんべえさんのふる里常吉の峠で、今年も美しく多くの花を咲かせました。

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桜地蔵様、、

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歴史は語り継がなければ風化していきます。

オキナワや

ヒロシマや

プレリュートウや

ヤマトや

・・・・・のように、、、

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桜咲く 言い継ぎかたり告げ あの日あのときのこと というごとく    世屋野蕪村

祭り直前の雲岩寺ツツジ。

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明るいところが大好き、少々乾燥していても大丈夫!

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湿気たところ暗いところが苦手、あっけらかんとした性格まる出しといった風情で咲いています。 ツツジは人と森との境目花!森に住まいされる山神さまへの取り次ぎ役の巫女さまとみたてればありがたい花暦でもあります。

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天の岩戸に隠れた天照大神を楽しい芸で引っ張り出したあまのうずめのみこと【天鈿女命/天宇受売命】のイメージモデルは、このつつじだと私は思っています。

雲岩寺のツツジ、その株数、4000本とも5000本とも。12日か゛お祭り。地元の皆さんか゛、こまかいところまで準備されていました。

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見所は、ほかにも。 一つは「たらよう」、

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もう一つは「こぶし」

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いずれも近郷には珍しい巨木です。

かんばんも素敵、、

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「創造委員会」、、、何かがありそうな公園て゛す。

「菜の花や、、、

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ああ菜の花や菜の花や」

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満開のサクラと協演し与謝の春爛漫といった風情の9日!

さて菜種は、換金作物としてかっては阿蘇海周辺でも広く栽培されていたのです。

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「菜の花や 月は東に 日は西に」、、、この句は、蕪村さんの丹後在住の折の作とされています。
さて、自然を守る会さんが、使用済み燃料の回収し、燃料に再生し、環境保全に一躍かう活動をされています。そこでさらに提案なのですが、「菜種」栽培、、、どうですか、

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(↑ たんごふる里ミュージアム 旧永島家)

これは丹後天橋立大江山国定公園の歴史的文化的景観の復活!になりませんか(^.^)

シュンランの酢の物、花の塩漬けを入れたシュンラン茶、、、いまどきうっとりするほどのぜいたく!

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しかし、里山雑木林、クヌギやコナラなどの落葉がふかふか積もった薪炭林。こういう所には普通にあるのです。

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逆に言うとそういう環境でないと生育できないのです。というのは、土の中にいる菌根菌と共生して、栄養をもらっているからなのです。葉っぱもあり、光合成もしますが、林の中の光りは弱いので不足するのだそうです。林で見つけたシュンランを持ち出しても長くは生育させられません。可憐なのでてもとて゛栽培したい、だれしもおもうところ。しかし菌根菌のいないところでは栄養が補給されないのです。それじゃあ、種から!これがまた容易なことではない、粒とはいっても埃のように微細なもので、菌根菌のお世話を頂きながら開花まで育つのに五、六年。ということですので、塩漬けた゛のおひたしだのはぜいたくのきわみ。

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爺婆という方言があります、花弁に「男」と「女」がいるというのですが、そうなんですかぁ(^.^)

五十河で呼び止められました、
「変わったツバキがある!実家からもらってきた、」

たしかに。かれんで色よし、なにより、花びらが渦巻き。

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「だけれど、品種名がわからない、ネットで調べまくったところ~今はほんとに情報時代~どうも雪椿津川絞り、、ユキツバキツガワシボリ にあたるらしい、何人もの知人にもチェックしてもらったけれども同意見」と。

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花好きな方で、家の周りは花*花花!

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スイセンをここに植えてくださったのも?

「私!」

五十河・延利の小さな谷にビオトープ!

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この奥には谷を作った湧き水があり絶え間なく美しい水を出しています。しかし、残念ながら放棄田、これを生き物のために活用しようという趣向です。

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池をつくり、水を貯めれば、トンボや蛙などがよみがえります。

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さて、コウノトリがこのあたりで採餌しています。ブナ林から出る水で米を作る広い水田がある五十河から三重にかけてはコウノトリが営巣し定着するのにいい条件を備えたところです。けれども彼らはすごい大食漢。居着いてもらうには生態系の底辺が相当に豊かになる必要があります。

そんなことをしてまで、、、どんな意味があるのかと疑うむきもあろうかと思います、、あるんです(^.^)

スーパーの醤油コーナーにならぶ数ある種類のなかから私が選んだのはこれ!

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地域への愛、夢をかけた子供心、、、これが生産者と消費者との信頼の架け橋になるのだと思います。

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小さなビオトープには地球を変えるという大きな意味があります。
これからもこのビオトープ、ウオッチしていきますよ(^.^)

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