宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

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没む日輪を大宮町三坂の女王の墓からみていましたら、彩雲!

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これが現れたのは羽衣の山、磯砂山イサナゴサン上空。

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(↑ 画面中央の尾根の三角部分か゛いさなごやま)

南回帰線へ向かっていた太陽が反転して北に向かう日が冬至。今年は12月22日。この日を期して日輪の沈む場所は、右につまり北に反転していきます。
女王の墓からみて、最も南寄りの日没位置に立つ磯砂山イサナゴサンは、命の再生を物語る聖なる山であったがために、羽衣伝説も伝えたのでしょう。古代女王はこのような綾雲を纏い、暦を司り、豊作を祈ったのかもしれません。

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ふりかえれば、厚い雪雲の下に白い神が宿る丹後半島の山。

平成26年12月6日04時48分、
気象庁が、大雪に関する全般気象情報 第3号を発表しました。
要点は、「日本付近は上空約5500メートルに、北日本と東日本で氷点下36度以下、西日本で氷点下30度以下の寒気が流れ込んで、強い冬型の気圧配置となっている。」ということ。
強い寒気の接近、そのため、宮津の海山里の現場でも5日からふだんには見られない状況を呈していました。

まず海!北西の京丹後市から吹き出す雪雲。

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(撮影日時 2014/12/05 9:57:43)

沓島も浮いて、姿を消さんばかり。

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冠島まで浮きそうなようす。

一方の山!

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(撮影日時 2014/12/05 9:31:39)

今回の雪は丹後半島雪のようです。

南西向きから。

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南東向きから。

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標高200mふきんで、わかれているのは、温帯と冷温帯の区分をしめしているのかもしれません。

その山間部の里、、、、。

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( 撮影日時 2014/12/05 11:34:34)

雪を纏ったばっさかのカツラ

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聖観音様。

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また京都新聞ニュースをご覧になったのか、カメラを携えた方たちがいらしていました

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交響楽「冬」!まだ序章です。

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フォトギャラリー「蛙とひととつちとみす゛」にたちよっていただけば、熱いお茶、おいれしますよ。

※要予約

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(撮影日時 2014/12/05 11:47:12)

ゆきぐもが晴れなかったためしはありません、あったまってもらっているうちに、あおぞらがのぞきますよ。

 

海星公園の林の大蛇・ボア!。

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「くねくねのき」

え、ほんとに?

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じょうだんですよ、さて、これは、、、。冬芽を見てもらいましょう。何かのかぎ爪のように鋭いでしょ、「タカノツメ」っていうんです、、

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こんなに柔らかいのも特徴ですから、「イモの木」とも呼ぶそうですが、さて、イモといわれても山芋、サツマイモ、コンニャクイモ、、モデルが何イモなのかはちょっと、、、(^.^)

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それにしても、こんなに曲がることができて太くなるのは、藤の蔓しかおもいうかびません‥どんな構造になっているのでしょう。

また、タカノツメが葉が3枚葉なのに対して、5枚葉のものが「コシアブラ」。この木の樹脂には鉄のさび止めになる成分が含まれているので重宝した、木に漆を塗るように、鉄にこれを塗った、それで金に塗る漆というのでその油を金漆コンゼツと呼んでいた、そういう油を漉しとっていたのでコシアブラという語源説。

、、、、、とまあこんな風に話していただきました。

海岸部の海星公園には、タカノツメが多くて、高山尾根筋にはコシアブラが多いというのが印象ですが、温暖なところと寒冷なところがあれば、分かれていくのかも知れません。

せやのイチョウか゛黄葉したのは、11月23日。

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そして、散ったのは27日。

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色づくのも散るのもいっきのイチョウです。

さて、葉の形でいうなら、ヤツデもモミジも変わった形ですけれど、イチョウも扇形で変わっています。このイチョウか、広葉樹ではないといわれると「え!」。

広葉樹でなかったら、針葉樹かというとそうでもない、、こういうことなんだそうです、、植物は、裸子植物と被子植物に分かれます。
被子植物のうちの双子葉類の樹木を総称して広葉樹。裸子植物のイチョウは広葉樹にいれてもらえないのです。裸子植物で木部は針葉樹と同じであることから針葉樹として扱いたいのだけれども、針状の葉をもつ樹木ではないので針葉樹でもない。
、、、そういうことです。また、変わっているのはそれだけでなく、種子植物であるイチョウには「精子」がある!というのですから、これも「え!」

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雄木から放たれた花粉は、雌花の胚珠に取り込まれたのち4か月程度そのままの状態を保ったのち、その花粉から精子が数個作られ、精子が放出されるのが9 – 10月頃。それから種子の熟成が始まるということです。ちなみに上世屋の里を取り囲むように③カ所で大きくなっているイチョウは、いずれも「おがわちょうじ翁」が植栽されたものということ。防災工事に尽力されたことで六地蔵さんの隣に記念碑が建てられています。

遅くなりましたが、H26.11.29付け京都新聞記事。やはりいろいろな道具が作られているのだなあと感心。

コウバシ。藤織りで藤の繊維をしごく道具。

 

 

初雪の内山山塊。

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ブナの生育する尾根は風雪の中。よくもまあそんな寒いところで!というのは人から見てのことで、ブナにとって、雪というのは、コートのようなものなのだそうです。冷たくても、零度以下にはならなくて、なおかつ湿潤さを保ってくれます。また、寒冷な風は、ブナにとって有害な菌類などの消毒殺菌に役立っているのかも知れません。

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さて、12月2日が内山の一番雪、これは根雪になることはなくて、二番雪を経て三番雪が根雪になるということです。

きょうの日の出 6:47  日の入り16:45   日照約10時間。 6月2日は 日の出4:44   日の入り19:06 . 日照約14時間20分ですから、日の短さは約四時間あまり。気温も、宮津市上司観測値で、最低気温、9月18.6℃ 10月 12.2℃  11月7.0℃ そして、 12月は2.7℃ と一気に冷たくなります。さらに1月0.4℃ 2月 0.2℃ と下がり、3月 2.3℃  4月7.0  5月12.0 6月 16.97 月 21.5 8月 22.6 と変化します。このかんそくは゛しょは海岸部。標高500mの世屋高原は2~3℃は下がります。2月いっぱいはまあ「冬」!そんな天然の摂理に、寒い暗い冷たいとわめいてもどうにもならない訳で、逆手にとって楽しまないと(^.^)

今年は、、この尾根筋をスノーシューで縦走しましょうか!

金さんの里に初雪

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(↑ 撮影日時 2014/12/02 10:52)

棚田に初雪、

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柿に初雪、

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、、この前まで紅葉に華やいだ山の装いは終わり季節はいよいよ「山眠る」候へ。

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メリハリのある世屋の里の四季の最終章の始まりです!

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オープンに向け準備中の「癒やしの里山フォトギャラリー『蛙と人と土と水』」縁側からの里の雪景色、この絶品をさかなに冬の夜、熱燗でいかがですか。

今年最初の世屋の蕎麦です。

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Sさん、お幾つ?
6x!
寿命が四つも五つものびるでぇ!
(^.^)(^.^)(^.^)
薄緑かかった麺の色も、まぎれもなく今年の新蕎麦だと物語っています。

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(↑ じゅんびたいそう 見えているたてものか゛「自給自足」 その裏山が岳山、コースはそのだけ山の一周)

さて、秋のウオーク&イートは平成26年産の世屋のそばを一番にいただくポールウオーキング。走行距離は約5キロ。

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その中に森林浴しながら宇川水源の林の落葉路、

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山から海へ開けた若狭湾展望路、

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紋次郎気分で歩けるススキ街道、

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など変化と見所のあるコース、又、杖を二本使うと、そぞろ歩きでなく、トレッキングでもない、新しい感覚を味わうことができました。

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歩く事も楽しいのですが、心づくしの里山献立を囲んで、健康や生き方やさまざまな話題で盛り上がる、そんな時間が何より楽しいことでした。ありがとうございました。

次の企画は、スノーシューウオーク、2月の予定です。

小春日をキャッチして輝くサン・キャッチャー !

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太陽の光は七色、それを沢山の虹にするいわゆるプリズムアクセサリーなんです。

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が、ふだん気にすることのすくないひかりを実感させてくれるという意味ではおもしろグッズではあります。

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さて、こちらは本物の虹。

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下世屋から松尾にかけて顕れていました。

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(↑ 撮影日時 2014/11/29 9:19)

龍渓を跨いた゛虹の架け橋ですから、ちょっと値打ち物ですよ。

紅葉バス!

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里はずれのおおまがりの紅葉が色づけば一気に師走。

小春日和りのせやのさとでは、どんな冬になるだろうと雪を占いながら雪囲い。

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さて、今年の冬は暖冬とか。確かにそうかも、

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菜の花か゛まんかいなんですよ、

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スイセンの花も。

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まるで鹿児島か高知といった雰囲気じゃないですか。

読売新聞 は、11月30日(日)
「札幌管区気象台によると、27日までの11月の降雪量は平年の35%。記録の残る1961年以降で5番目前後に少ないという。各地のスキー場では開業を遅らせるなど、対応に追われており、関係者は「天気ばかりはどうにもできない」と頭を悩ませている。」と報じています。

でも、油断はできません、とろでこんな素敵な雪囲いも

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ゆきがこいといえばタイプは一つ、うっとおしい冬がまたくるみたいなムードをただよわせているのですけれど、この雪囲い、なんだか気持ちが弾みます、雪も遠慮するかも(^.^)

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