宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

シデやコナラなどの芽吹きに先駆けて開花しているしろい花、世屋コブシです。

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時期は平年並み,昨年も4月15日にアップしています。

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高木の梢に咲くので、近くを通っても気づきません。

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双眼鏡でみると、花の萼のあたりに黄緑の葉が見えるので、コブシです(^.^)

世屋のたんぼでは,春の田起こしが一通り終わりました。

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このあと、しばらく乾かしてから水を張り始めます。

某著名レストランのシェフのお話、

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「4月以降のお客の動きが鈍いこと。消費税増税が、響いていますね 大阪からのお客さんに聞くと、高速料金も往復すると上がったことを実感する、一般道を走ろうかとおもうほど、そうすると倍の時間かかってしまうでしょ、すべてがそうだから、節約節約切り詰め気分になっちゃいますよねぇ」
ため息交じりにおっしゃいます。

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「5月の連休を期待してるんですけど果たして、、」と。
著名レストランでさえそうです、そこを見舞っている状況は、「世屋の里山エコツーリズム」のような無名のツアー企画には想像したくないですが、さらに厳しく迫ってくるのでしょう、恐ろしい事態です(`ヘ´)。

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さて、ということですから、ここはもう地域の中で地産地企地喜地消のネットを張り巡らし太くする道を創ることがいちばん、そのための知恵を結集することをあらためて心しなければとおもいます。

そのことは、植物が教えてくれていますよ、(^.^)

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(上下 大宮町 倉垣桜公園)

例えば今盛りのツツジ。さて、そのツツジの生育するところは乾燥し貧栄養で酸性土壌。それは植物にとっては決していい環境でない、そんなところに生育し風に吹かれ、近くに植えられた桜の花見を気分よげにしていられるその謎。そこが問題。それを可能にしているのは土中の菌根菌との共生だといいます。

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ちなみに、ツツジの語源、花の蜜をチュッチュッチュと吸ったから、という説に何とも生々しさを感じ共感を覚えます。

藤織り分校旗にもお花見をしてもらいましょう(^.^)

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と、桜と菜の花の投げ入れを飾ってもらいました。

※ 京都新聞 既報
「藤布製の校旗」発見 宮津中・世屋上分校、41年前に卒業制作
京都府宮津市上世屋にあった宮津中・世屋上(かみ)分校で41年前に、生徒の卒業記念として作られた藤(ふじ)布製の校旗が、日置中(同市日置)で見つかった。当時の生徒や教師たちは「まさか残っているとは思わなかった。とても懐かしい」と喜んでいる。 校旗は縦90センチ、横1メートル。全体が紫色に染められ、中央には藤のつると葉、「中」の字をデザインした校章が刺しゅうしてある。
橋立中(与謝野町岩滝)に3月末で統合するため日置中の片付けをしていた教師が美術準備室で見つけた。「昭和47年度 卒業制作」と容器に書いてあり、1972年当時、世屋上分校で教師を務めていた宮津市エコツーリズム推進協議会世屋・高山部会長の安田潤(めぐむ)さん(65)=京丹後市大宮町=に連絡した。
安田さんによると、72年度の卒業生3人が作った。藤づるの皮を糸に加工して織る藤織り文化を学ぶため生徒が企画し、採集から織りまで住民の指導を受けた。当時卒業生だった上世屋の小川公子さん(56)は「無くなったと聞いていたので、見つかり本当にうれしい。糸にする作業が特に苦労したことを思い出す」と話す。
校旗は、世屋上分校が76年に統合された際に日置中へ運ばれたとみられる。今後は上世屋公民館で展示する予定で、準備のため27日に日置中から旗を譲り受けた地元の農機具販売業小川信一朗さん(52)は「学校生活や当時の暮らしを思い出す。制作に関わった人たちに見てほしい」と話した。   【 2014年03月29日 09時37分 】

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和紙と藤布のランプシェードの優しい光りが桜を照らします。

※ Mさん、掲示ありがとうございました(^.^)

4月の満月は、花見月。

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その月といっしょにお花見をすることができるのが、休憩所の2階フロア!

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花狙いで世屋を訪れた写真愛好家の方も、歓声。酒のお好きな方のようで、「丹後の地酒を持ち寄ったら月見と花見がいっしょにできるこりゃあぜいたくなバーになりますよ」
ぜいたくの内容を突っ込んできくと、「月と桜だけになる世界にちょっとおじゃまさせてもらう感覚になれるといったらいいんですか」ということ。
なるほど、丹後のお酒が、自然の命と人間の命の共振を増幅させてくれるという趣向、これはいいやりましょう(^.^)

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世屋の里 月と桜の デートかな   世屋野蕪村

「命の里事業いう名目で球根購入など応援してもらえたんでみんなでやったんだ」

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世屋川の下流、扇状地に開けた日置たんぼ、その農道を縁取るスイセン、空港の滑走路のようでもあるので写真撮らしてもらったのですが、、

で、このスイセンは?とその由来を尋ねた返事です。

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いのちのさと?、、、概ねこんなお話でした、、、、、

「後継者がなかなかもどってこれん年寄りばっかりが百姓しとるだし、そうかおもやぁニシガキのマリントピアの新しい移住者のひとはまあふえとるそういういろんな人がいろんな気持ちで暮らしとる里なんだ、ここは。そんところだで、ええところへきたとか、もうちょっとがんばろうとかおもえることが大事だと思って、、、」

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確かにそうです,花は人を輪にする力を持っています。

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お話をしてくださった二人の方、ずうっとここでお百姓をされてこられたのだそうです。
それにしても能弁!と思ったら、地区のお花見会で一杯よばれての帰りということ(^.^)    そんなことで

「世屋川の堤防には桜を植えようと計画している、今の桜は寿命のきとるもんがおおい、新しい木を植えときゃあ交代がスムースに進むだろう!昔はアユがこの小川にもあふれていた、ホタルが6月になるとホタルがすごい、、、、と里の自慢話がでてくるでてくる、、、、。ところで、お宅はどちらさん?」

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ようやく出番!(キャノン5DとULTRASONICの威力です!)そこで、ここよみパンフをみせて、世屋の川の上流でエコツーリズムを始めた、エコツアーというのは「自然の命と人間の命の共振!」というけれど、世屋川の下流、中流にもすてきなことがあることを聞かせてもらって感動した、ぜひこれからおつきあいさせてほしいとアッピール。そしたら、それはええ事だ、と意気投合して、アユも堰堤でのぼらんようになった、魚道、あれも必要だ、このアユにあふれていた小川、それが復活したらほんまの命の里になる。わしは橋のたもとで米精米機を置いたり、農産品直販所をやっている、このバンフ、おかせてもらおう、、

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そういうことで、世屋川でつながるエコツーリズム、また太くなれそうな手がかりを感じて、わたしもいい気分になりました。

地上に映した白い雲!

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じゃないですか。下世屋のスイセン。山の稜線は世屋高原です。

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さて、足下に井戸を掘る、

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水が出るまで掘る、

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必ず出ると信じて掘る!

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さらいねんの開園よていです、下世屋すいせん園は(^.^)

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ね!

わたしも一株よ!

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とアピールするかのように咲き誇るラッパ黄スイセン!

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これもいいではありませんか

◇ スイセンの 雲より高く 咲きにけり  世屋野蕪村

はやーい!

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世屋の里は松尾の平一郎桜の4月14日の満開は一週間は早い感じがします。

4月20日ころという秋田、山形付近の時期のはずなんですが、,,

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松尾桜を待つ人たちが、まだかまだかとせかせるせいでしょうかねぇ。

さてその一本桜ウオッチ、、、、

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以上は上から。海がバックの構図。

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私的には、4.6.7です。

名月や池を巡りて夜もすがら と芭蕉さん。一本桜は夜空に一つの「名月」のようなもの。

下からの撮影はあまり皆さんされませんけれど、ぐるぐるとまわっていろいろな見え方を探ることによって新しい発見があるんだとおもいます。

◇名桜を 巡りて日なかの 松尾かな  世屋野蕪村

古池やカエル飛び込む水の音! これもそんな名月を楽しんでいたときの「夜」の句かもしれないじゃないですか。目障りなものが見える昼間より音の印象が強調されるわけですし。

千代子桜を見ていたら後ろの林からカシーン 竹を叩くような音、、、、

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「雪折れの竹が割れたんでしょ」
じゃないんですよ、、、と思いますよ、
「じゃなんです?」
藤の鞘がはじけてはじる音!
乾燥してねじれる勢いで種を飛ばすんですよ。遠くへとんだほうがいいでしょ。
「そんな強い音がするんですか?」
体験談を紹介しましょう(^.^)

『藤の鞘を一つ頂き自宅に持ち帰る。中身は如何に?割って種を見ようとしたが固くて
割るどころではない。諦めPCの傍に置いたままにした。おいたことも忘れ、トランプゲームで遊んでいたある日の事、 物の弾けて床に落ちる音がした。私はてっきりパソコンが壊れた音にしては凄いよ パソコンは何ともないOK。床を見るとなんと藤の鞘が割れ豆が飛び出した一瞬の音、吃驚させるなよ・・・・・ てっきりパソコンの壊れた音と思ってしまった私は粗忽者。植物の自然を知る事が出来た自然の一瞬でした。 手も出せないほど硬いものが、自然に弾けたのですから・・・・・  」※私の散歩道 : 藤の鞘が弾ける一瞬の事 – ライブドアブログ – Livedoor
音の案内もエコツアーガイドの大事な仕事です。

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音は映りませんのであしからず!

いやあ実におもしろい、

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ご夫婦でデジカメ向けられている、夫婦の場合、どちらかお一方がカメラをもってらして撮影というのがスタンダードなんじゃなかったかなあとつい後ろから撮らせてもらいました。海に最も近い町で売り出し中の伊根、そうかなぁ?東北の町はどうだったっけ!まあまあそれはおいといて、海の青さに舟屋の裏の山には雪のようにヤマザクラ、夫婦それぞれにカメラに収めたくなるステキな光景には違いありません。

さて、伊根訪問の目的は、これ、

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「ここよみ春夏号」観光協会に届けるためです。今回は伊根のイベントやガイド情報も掲載されているのです。

※  ここよみ春夏号 橋立ユースに到着しています。山ほどあります。最寄りで置いてもらえるところへ配布してください
さて、ここまで来たらもちろんただでは帰りません(^.^)

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伊根サクラを探しました、

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以下YASUDAのサクラウオッチ イン 伊根。

1 海蔵寺サクラ

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2 花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり  入道前太政大臣・ 百人一首

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3 舟屋桜 ここに舟が欲しい!

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4 ほんなら走ったるわ、、、(^.^)

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5 小さな舟のはしる光る海

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6 光る海は大きな船もいく

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7 海に一番近い町の海に一番近い桜

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結論 桜は海にも合う!

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