宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

<森は冬がおもしろい!可愛い冬芽で春を想う

雪の森の中を歩く 雪の世屋高原を歩く 囲炉裏を囲んで昼軽食
ガイドの言葉 関西のスキー発展先駆けの地、深い雪に埋まる丹後半島世屋高原の森で、雪とたわむれ、動物の足跡や木々の冬芽などを楽しみます。お昼は、囲炉裏を囲んで地元家庭料理で暖まります。
実施日 2月11日(火) 午前9時30分~午後1時30分(予定)
所要時間 約3時間+昼軽食1時間
集合場所 天橋立ワイナリー駐車場(宮津市国分) 午前9時30分
受入人数 定員10名 最少催行5名 小雨催行
参加料金 3,000円 (昼軽食、ガイド料、保険料込み)、スノーシューレンタル料500円
備考 【コース】集合場所から乗り合わせて宮津市上世屋・世屋高原へ。森の雪とたわむれた後は、上世屋の古民家・合力(こうりょく)の家で囲炉裏を囲んで地元家庭料理をみんなでいただきます。 ※コースは、天候により変更することがありますので、ご了承ください。
お申込先 2月9日までに下記の申し込みフォームでお申し込みいただくか、天橋立ユース・ホステル(0772-27-0121)、世屋・高山ガイド部会携帯080-2517-6999(安田)または宮津市エコツーリズム推進協議会事務局(Tel:0772-45-1625)までお申し込みください。

世屋高原スノーシューウオークのご案会い

参加募集の要領

■集合場所

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少年!

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少女!

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思慮深い男性!

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三人は別々バラバラではないのです。

一体!

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健やかであれ!と愛情に包まれた人間の宇宙(^.^)少年は息子さん、少女は妹さんがモデルなのだそうです。

その隣には観音様。

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竹箒をお持ちです。名付けて「寶喜・ほうき観音」。掃いて捨てるのは災いの種、お願いしますよ、永田町のあの有様(`ヘ´) しっかり掃除をしてくださいよ。

喜びの時も哀しみの時もなにはともあれお地蔵様と観音様、しかし、どちらも規格品が多い中、こんな自由な作品には、そうそう出会えるというものではありません。豪快でせんさいで磊落でユーモラスな森本の石像、丹後エコツアーガイドお奨めの一品。

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大宮町森本の公民館の前です。村にはブナ水を引いた用水が流れます。

それにしてもどんな事情で一念発起されたのでしょうか。由来を是非おたずねしたい物です。、

 

 

 

スキーにいってくるわ(^.^)

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「世屋の雪は北海道の雪とおんなじだ!」と丸山先生(元京都二中校長)が推奨されて、世屋の里は関西スキー場のメッカに。

世屋の青少年たちは、最先端の用具でスキー大会上位を独占したものです。

久しぶりに物置から出してみました(^.^)

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(↑ 軒からさがっているのは黄カラスウリ)

さて、文部省唱歌にはスキーの歌が二つあります。

一つは 時雨音羽さん

♪山は白銀(しろがね) 朝日を浴びて、 すべるスキーの風切る速さ。

飛ぶは粉雪(こゆき)か 舞い立つ霧か。

お お お この身もかけるよ かける。

これは、昭和17年。スキーはスピードを競う近代スポーツスタイルになっています。

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(↑ 縦貫林道から松尾)

もう一つ、林柳波さんの「スキーの歌」。

♪輝く日の影、はゆる野山。  輝く日の影、はゆる野山。  麓を目がけてスタートきれば、  粉雪は舞い立ち、風は叫ぶ、風は叫ぶ。

飛ぶ飛ぶ大空、走る大地。  飛ぶ飛ぶ大空、走る大地。  一白影なき天地の中を、 ストックかざして我は翔る、我は翔ける。

山越え、丘越え、下る斜面。  山越え、丘越え、下る斜面。  忽ちさえぎる谷をば目がけ、  躍ればさながら飛鳥の心地、飛鳥の心地。

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(↑ 木子から丹後の山)

昭和7年(1932年)作品です。「山越え、丘越え、、」などカントリースキーのスタイルが感じられる林柳波さんの方に味があります。

コラボというか、異業種交流というか逆手の発想というか、、、それはこういうこと?

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焼き物は、愛媛県砥部焼き、森元青芳さんのフクロウさん。

ふくろうさんは、 「わたしたちは、氷砂糖をほしいくらいもたないでも、  きれいにすきとおった風をたべ、   桃いろのうつくしい朝の日光をのむことができます。  またわたくしは、はたけや森の中で、   ひどいぼろぼろのきものが、  いちばんすばらしいびろうどや羅紗(らしゃ)や、   宝石いりのきものに、かわっているのをたびたび見ました。  わたくしは、そういうきれいなたべものやきものをすきです。」 (『注文の多い料理店』 序) という宮沢賢治さんの言葉を紹介してくれました。

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そして、「世屋の里には、あっちにも、こっちにも賢治さんがほほえんでいらっしゃいますよ。この詩を朗読しに世屋の里へおいでになりませんか!とアピールしたらどうですか」と(^.^)

さて、今回で部会ブログ投稿1900回!歩く人が多くなればそこに道ができる!

下りの一方通行だった世屋街道、細く詰まった世屋への道も必ず拓けるというのが、過疎を逆手にとる10ヶ条。

曰く

「一.「過疎」は「魅力ある可能性」と信じること。

二.ないといことはなんでもやれるという可能性があること。

三.目標は「東京ではできないこと」をやること。

四.武器は「アイデア」と「実践」。

五.キーワードは「過密」とのジョイント。

六.壁へのチャレンジは「実績」のつみかさね。

七.逆手にとるのは「過疎のマイナスイメージ」廃校、廃屋、多い高齢者。失いきった活力etc。

八.ほしい「つれ」は「厳しい古里だから、あえて古里に生きる」という人たち。

九.とにかく、他人はどうであれ、己は過疎を相手に楽しく生きること。

十.「群れ」はそんな「楽しい生き方」を「見せびらかして」つくること。」

1982年、逆手塾に集う皆さんによってまとめられた、ふるさと復興、地域振興、活性化の大原則です。

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その頃、世屋でも若者たちが歌っていました。

♪ ※ヨッホー ホホッホホー ヨッホー ホホッホー 上世屋へ行こう

ヨッホー ホホッホホー ヨッホー ホホッホー みんなが待っている

1 京都から 山陰線に乗って 綾部で乗り換えて   舞鶴線で 西舞鶴で乗り換えて 宮津線に乗って  ※

2 由良川の 鉄橋を渡って 右に海を見て   海の向こうに 丹後の山が おお見えてきた  ※

3 天の橋立に 昼ごろついて バスに乗ろうと思い   駅員さんに 尋ねてみたら 4時間待てという  ※

4 しかたなく 天の橋立を 歩いてわたる   松の木陰では アベックがよりそい あーなんて俺はわびしい  ※

5 重い荷物を 肩に背負って 山道を歩く   鳥が鳴き 谷川のせせらぎが やさしく語りかける   ※

6 福寿草と つくしの子どもが 肩をよせあう村    28軒の家々が 肩を寄せ合う村   ※

(「上世屋へ行こう」詩・曲 黒坂正文)

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上世屋へ行け、日本がわかる、、、上世屋へ行ったら何かがある!

人は歌わなくなっても、山が覚えています、山といっしょにうたいながら、2000をめざします(^.^)

♪ゆめひとついらんかね♪ゆめひとついらんかね、、、、 やしきたかじんさんは1949年10月5日うまれ,享年64。

 

 

写真サークルの方たちがみえていました、大型ワンボックスカーで。
どちらから?
「亀岡!」
さらに、どちらへ?と尋ねると
「朝、ゴロウガ岳から舞鶴湾の雲海を撮って、それから世屋にきた、そして経ヶ岬と間人を撮る」
ということ。
雲海→里山の冬棚田→絶壁の岬と冬の怒濤→カニの町!
冬の丹後!さすがに変化に富んだいいコースを組み立てられますね、、

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(↑ 左上富士山型の山が舞鶴・青葉山 船はニッケル運搬船)

じゃわたしが板並展望台からその雲海を見ていたときに,その雲海を舞鶴で撮っておられたんですね!
いいのが撮れたでしょ、
「それが霧がすごすぎて、、、!ここはいい天気になってばっちり。でも、雪の世屋!をと思っていたんで」、

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雪化粧の里山をと思ってこられたら、化粧が落ちていた、と少々当てが外れた様子でした。

ということなら、海は凪ぎ。お気の毒にこれも当て外れ(^.^)

あさってごろに、寒波がやってくるということです、またきてください。
この方たちの様子?ええ、バッテリーが切れて、早朝から動いていたもんで、、、(^.^)

お母さんはお出かけ、恐ろしいアベゴンがいるからお母さんが帰ってくるまで決して戸を開けるんじゃないよ、と言い置いて、、、。

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「トントントン 開けてください」

どなたです お母さん決して戸を開けちゃいけないって!

「そのお母さんだよ、この声お忘れかい」

ウソだろ

「ほんとだよ あなたのお母さんだよ」

ウソだよ

「たくさんお金もって帰ってきたのだからあけておくれ」

ウソコケコッコー、お母さんじゃない、アベゴンだろ!

「どうして そう思うんだい」

だって、爆音が 聞こえるもの 、、、、、!

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胸苦しい爆音を響かせてヘリコプターが4機の編隊で宮津湾から現れ、丹後半島に消えていきました。

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舞鶴、そして宮津、伊根への空襲が世屋高原からも見えたということです。いくら井戸の中とはいえ、石を投げ込んだら、井戸の中のカエルにあたるかもしれないじゃないですか。現代の民話にならないことをひたすら願います。

 

「あの山の向こうには、何があるの?」

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あの山の向こうには、幸せがあるんだよ!

「うそだーい!」

どうしてそう思うんだい?

「今が幸せだもん!」

(^.^)(^.^)

神様が住んでらっしゃるんだよ!

「フーン 行ったことあるの?」

毎日行ってるよ!

「何しに?」

みんなが幸せになるようにお参りにさ!

「どんなとこ?」

こんなとこさ、、、!

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「ぼくも行ってみたいな、、ねえ 連れてってくれる!」

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いぇーい(^.^)

、、、、、と言うことで、恒例の世屋高原スノーシューウオーク。

日時 2月11日(火) 9;30~13;30

集合 天の橋立ワイナリー様 駐車場

参加費 3000円 含む 昼食

その他 スノーシューのレンタル可能です ご連絡ください

 

 

上向きに 咲くサザンカに 霜降りぬ  世屋野蕪村

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朝は放射冷却で冷え込みました。

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けれども、その後は雲一つない快晴。

小春日や 空に埋め込む 赤き星  世屋野蕪村

小春日や 降る星赤き 世屋の里  同上

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カキ赤し 暖冬ここに 極まれり 世屋野蕪村

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新年初の小春日和、日中は上世屋でも10度。冬のオアシスって感じの1日でした。

けれども、高気圧の後ろから低気圧、さらに北からは北極寒気団。

ゆきんばと子どもたちがやってくるのはあさってごろということです。

 

丹後町大山の道端に目新しい看板。

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11月にオープンされたのだそうです。

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ほう、、、お婆ちゃんのおつけもの、、大根80円ニンジン2本100円。

えー!これ、もちばなでしょ(^.^)

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この豪快さはただ者ではない、、、と思っていたら、、、

カニの町丹後町の旅館に米、野菜を提供されているということ。

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板前さんたちの厳しく高い要求に応えるのは並大抵のことではないはず。「炭平」さん。「トトや」さん、「よしのや」さんなど名だたる旅館さんが

「おいしいお米とお野菜を中心に地元の美味しいものが揃ってます(^○^)是非、お立ち寄り下さい。」と推されるお店。

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何がたのしいかというと質のいい物が安く買えるだけでなく、おしゃべりが楽しめること。お婆ちゃんやおじいちゃんや、若いお姉ちゃん、みんなとても誠実で相手してくださいます。いい物が買えるところは他にもあります、けれどもおしゃべりもできる、そういうところは少ないです。そういう意味でも、「是非是非是非お立ち寄り」をお奨めします!

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今は暖炉が温かく燃えて、このブログを見たからと言ったら、コーヒーをサービスしていただけるかも(^.^)

 

バスが走ってくる北の空、

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バスがはしっていく南の空!

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バスの去ったあとに粉雪。

アセビの花穂のつぼみに。

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親子カエルの上にも。

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ひとしきり粉雪の舞ったあとの町。

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いつもの丹後の冬の一コマ。こんな日には、北へ北へ、、、冬の歌を聴きに。

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ついでに、温泉に入ってこよう!

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いっしょにいかがです(^.^)(^.^)

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