宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

2014年、30年を迎えた古代布藤織り伝承講習会受講者数は、459人に上るそうです、、

その活動に、サントリー地域文化賞。

「藤織りの伝えてきた技を経糸(たていと)に、地域の人々と全国から受講に来た人々を緯糸(よこいと)にして織りなされ、棚田の広がる山間の自然とともにある生活文化を次代に継承する活動となっている。」と表彰団体紹介の概要にあるように、単に技術伝承を行うだけでない、時代と社会と地域を糸にして、あたらしい織物を織り上げてきた団体であるという評価が表彰理由。

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『世屋の恵みと藤の風。大収穫祭!』もささやかながら、深い意味を持ったお祭りです。

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藤織りに出逢えたのは、地域ぐるみで受け入れてくださったからこそ!

こんなところまでよう上がってきてにぎわかしておくれて元気が出る!

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コンニャク!きな粉つけて食べてみなさいよ

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合力米、いかがですか、大根の間引き菜。  大名煮、うちの庭の夏ミカンジャムなどなど。

ニンニクラー油、一押しですよ、、と世屋加工グループ

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買い物で膨らんだ袋を下げてお婆ちゃんたち、、、

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まもなく冬、けれども一人じゃない、心に燃えた元気の火を袋に詰めておうちに帰ります。。

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いたわりや感謝や激励の気持ちの通い合う温かいええお祭りだった なあ金さん、

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「ほんまにそうだ、、、」

金さんも里を見守ってきました

「村の人は年をとり、人数も減っていく。けれど、藤でつながっていく人が増えていく、楽しからずや、、、、、」

え?(^.^)

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あなたは?!(^.^)(*⌒▽⌒*)

世屋高原休憩所の窓は、里山の景観が見られるように大きくとってあります。窓を開ければー♪窓は外を見るものです。

でも夜のとばりが下りると窓は鏡になる。

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その鏡効果を期待してイメージを依頼し設計されていたとしたら素晴らしいです。

休憩所のランプシェードは和紙と藤織りです、現代の文明が地元伝承の天然古代素材を通過して室内を窓に映します。

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日が落ちてから世屋高原休憩所にいらっしゃいませんか。

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飲み物は、、、ハーブティー、伊根満開 世屋カルピス、コーヒー、、

スイーツは100年和菓子大槻さん、

その他、対馬シェフが考えてくれます(^.^)

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話題は私たちの来し方、地球の行く末、、BGMは小学唱歌、、、しずかに、、、です。

 

「ちょんまげを切れ、だって!」

何でだ?

西洋の文明人はそんなことはしとらん、

「裸で出歩くな、だって!」

何でだ?

前がみえとるようなかっこう、西洋のご婦人にみせられるか、

「この種を学校に植えろ、だって!」

なんちゅう種だ、どんな花が咲く?

コスモス!文明色の花が咲く!

、、、、、、、、、、

産業も乗り物も建物も服装も心も、、西洋列強に追いつけ!と近代国家への模様替えは花にまで及んだということです。

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(↑ ↓五十河にて)

「なあコスモスくん、あんたもえらいミッションを与えられとったもんだなあ」

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そんなことがあったとは私らもしらなんだけれど、役にたったんだったら、嬉しい(^.^)

高層に薄い雲、澄んだ空気、青い空、ときたら、涼しい風と続けたいところですが、今日はそうはいきません。花たちも、 「やけにあついがどうなっとるでしょうね」と聞きましたので、何でも、今年24号目の台風、それも今年一番の大型でが沖縄あたりにあって南の空気を送り込んでいるということ、話しました。すると「アズキや蕎麦がまんだ畑にあるで、大事にならにゃあええがねーえ」。自分のことも心配しなければいけないのに、畑のものたちを気遣うやさしい花たちでした。

1 ミゾソバ

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2 シシウド

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3 コスモス

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4  ダリア

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5 シュウメイギク

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金さん、また台風だって!

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「うむ、、くるものは拒めん、今はいつどれくらいの雨風なのかわかるようになっているのでええ、まずは備えをして安全な所でやりすごすことだ!」

 

バスが登ります!

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説明が必要です。運行区間限定です。下り日置まで、上り日置から。運行日も週三日。月・水・金。利用前日の18時までに電話で申し込み。利用対象、利用目的を特定した運行形態。

下りてきました。

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お客は、里の守り人一人。

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ここがええ、ここで暮らしていく!思いを乗せてバッサカに消えていきました。

 

コスモスの伝来は、江戸末期。明治になってからは文部省が全国の尋常小学校に栽培方法を付けて配布したという国策もあって、爆発的に普及したといいます。

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(↑ はっチャンの育てるコスモス)

さてそのコスモス、、、。意味は「宇宙」!。そういう眼で見ていたら、天の川のよう、、銀河のように見えたり、1つ1つの星に見えたり、、、、どなたによる命名なのでしょう、と思っていました。

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でもひっかかってはいたんです。花群は、群れであっても夜空の星の群れとは、なにかしっくり感ぴったり感がない!

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それもそのはず、案の定、「コスモス」違い。コスモスはコスモスでも、「宇宙」のコスモスは英語、植物のコスモスはギリシア語。意味は、[美しい」。それがコスモスなんですって。  ギリシア語で「コスモス」は英語で「ビューティフル」それなら、その通りです。

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封建制度を打破し文明開化を喜ぶ花として手渡されていった様子が目に浮かびます。女性解放のシンボルになった[ヒマワリ]に匹敵する影響を与えた花、、、。

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おう、こすもーす(^.^)

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あらためてコスモスファンになりました。

 

 

草刈りの手を休めて談笑するテルミさん。

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話題は、その視線がとらえているもの。石垣に一輪咲かせたナデシコの花。それにしても季節外れ。

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「何をおもって今頃咲いたんでょうなあ、ほだけど、かわいらしいええ花ですわなあ!石垣の隙間なのに根をおろして、けなげなもんですわなあ!」

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テルミさんみたいだあなあと思いながら聞いていました。

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台風の心配をひとしきり話題にして、また手鎌で草刈りを始められました。

 

光る帯。

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(↑ 世屋高原休憩所 )

かって世屋の女たちもおった帯です。営林署勤めがあるがどうだ、と男たちに、女たちには西陣の帯地織りをやってみんか、上世屋では、その紹介を村ぐるみで受け入れました。
男は山、女は帯、お婆ちゃんは藤、上世屋の人はようはたらきました。
ここで暮らしたい!というおもいと現金収入の道が開けたことが、里の消滅を防ぎました。

まもるさんが土に親しむようになったのは上世屋に来てから。彼が農の師とあおぐのがかずこねえさん。

お師匠さんの畑で大きくなった大根をみながら

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「すごい、雨がおおいときであろうが晴れて干上がるときであろうが、イモでも野菜でもいつも帳尻をあわせて立派なものに仕上げられる!」と感嘆します。

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「話しを聞き、畑をみ、同じようにしているつもりでも出来が違う。大根と話しできるんやろねえ。」と。
同じ道を歩もう、彼の思いの真剣さがいわせることだなあと、わたしは、その話に感動しました。

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畑では、黒光りするナスビ、

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まだたくさんの花をつけていました。

藤棚の下の「ふじばかま」。

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ここで、第四回大収穫祭[世屋の恵みと藤の風」が行われます。

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6日、9時半から3時半の間です。

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会場は、ノギク満開の世屋高原休憩所、藤織り伝承交流感周辺。世屋の里の皆さんの農産品、藤織り保存会の皆さんのお菓子、小物などの販売が行われます。石焼きピザの試食も出来るということです。

おもてなしはまず草刈りから。

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エコツー世屋部会も、上世屋自治会とともに開催協力団体に名を連ねさせてもらって、世屋高原休憩所2階展望フロアでの展示で、世屋の里とはなにか、エコツーリズムは何をしてきたかを紹介しています。

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ぜひ訪れてください!

 

 

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