宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

道に迷われたのですか?と尋ねました。

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「いえいえ、日本の里100選ということで」

風にゆだねて種の旅ではなく、目的を持って訪ねてこられたんです。

どちらからいらっしゃいました?

「南城陽から。自動車道がつながったので実に来やすくなりましたよ」

いかがですか?

「山道が続いたので不安になりましたけれど、ぽっかりと開けてこんな里があるので感動しました」

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うれしくなったので、「世屋ナデシコ」紹介しました。

日置の信号入り口付近と一人地蔵さんあたりに案内看板、立てておきたいですね。

カッパからげて、、、♪ネジバナ茶屋で一休み

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どこへいくのも、、、♪ 綿毛四重連

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今の綿毛は「ノアザミ」でしょう。

大グサが支配しすぐに林に遷移する天然自然の中では、彼らが生育することの出来る草地を見つけるのは実は容易なことではないのです。

種の保存を図ることが出来たのはひとえに風利用を考え出すことができたため。

人が絶えずコントロールする里山の草地、

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こういう環境は実に貴重な場所なのです。

黒いトンボが、世屋の棚田の「コナワ」(冷たい山水を温めて田に入れる装置)付近で今盛んに摂食活動を行っています。

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このトンボはハラビロトンボです。よくみると、確かにハラピロです。

正確にいうと半成熟のオス!

形は「トンボ」の仲間なんだけど、こんなに黒い体色を持つトンボ、いたっけ?と思います。図鑑でも簡略なものでは写真が見当たりません。

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ハラビロトンボのオスは未成熟(黄)→半成熟(黒)→成熟(青)と三段階に体色が変化するので、希望を言えばそれぞれの様態ごとに写真をつけて欲しいです(^.^)。

 

わたし、オカトラノオ、

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兄弟を紹介します。

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クサレダマと呼ばれていますけれど、葉のない直立した茎の先端に花をつけているでしょ。

親の名前は「サクラソウ」です。

 

29日、上世屋自治会の皆さんによる観察道整備作業での一シーン!

これが噂の宮津のムンク(^.^)

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自治会からは「若手」の皆さんが参加されますが、今年の特徴は、「ご夫人」たちも多く参加されたこと。

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里山ブナ林が近くにあってもこれは何の木、等と気をつけて見たことはない、とおっしゃるのでそこは「ガイド」の出番。、

これが超レアーな夏エビネ、刈らないでね、

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ここから見えているのが網野の浅茂川漁港、

この樹肌はナツツバキ、花が落ちている、ほれ梢につぼみがいっぱい!

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アイノミドリシジミ、 あれあそこみえないどこどこ、

日頃出来ない形で交流させていただくうちに、すっglゆったり歩ける道になりました。

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また、感激したことは、与謝野町からも、高山ブナ林が好きなので、と飛び入り参加していただいたこと。

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お礼を兼ねて、ガイド部会の皆さんには、クサレダマ(京都府絶滅寸前種)の秘密の花園に案内しました。

6月29日 大宮町で合歓、開花。

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今日の日の出4:45:44。 日の入りは 19:15:08。

きつい日差しや乾燥につよい木です。

人が自然を撹乱したり、田畑を放棄したりしたときに、どこからともなくやってきて、修復したり、天然に戻す役を黙々とやってくれる木です。

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七月になりますと世屋高原はピンクで埋まります。

マメ科ですから、ウシノコメ、ウマッコノキと方言があるように家畜は喜びました。

クエルシトリン、ビタミンCを花や葉は含んでいて、乾燥し煎じたり、ゆでて食用にしたりと人間にも有用とのこと(^.^)。

■ 雨の日や まだきに暮れて ねむの花 蕪村

■ 合歓さくや 七つ下がりの 茶菓子売り 一茶

緑の風吹く棚田、

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里の花。

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京都府特別環境保全地域に隣接する里山・,世屋の里が初夏の日を浴びて輝きます。

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世屋の里のカントリーウオーク、いかがですか。

希望の方は宮津エコツアーツーせや・高山ガイド部会(090-7396-3659)へご相談ください、

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旬のウオークコースをご提案します(^.^)

畦の草刈りに余念のない和子さん。

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刈った草は、ナスビやキュウリ、ピーマン、トマト等の畝に置かれ、肥料になります。

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藤棚下の草も伸びました。

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今年2回目の散髪。

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上高原さんが合力(こうりょく)してくださいました。

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エコツーリズムは、暮らしそのものです!

アフター!

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「アイノミドリシジミの宝庫だ、世屋高原の夏緑樹林は!」とMさん(前鳴き砂文化館館長)。

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早朝6;30頃です、今世屋高原休憩所前を走っているが!とのお誘いをいただきました。

アイノミドリシジミの観察は年に一度、6月下旬から7月上旬のわずかな間、しかも、晴れの日の午前9時頃まで、そんな超レアーの逸品の観察、逃す理由はありません。

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アイノミドリシジミは、ミズナラの梢に産卵します。アイノ君のオスはその付近にテリトリーを張ります。

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侵入した個体を体当たりして追い出すのです。

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その間に、チマキササにとまって休みます。

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これほど近くで観察出来るところがあるのが世屋高原世屋高原のすごいところとMさん。

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世屋高原の自然観察、「宮津エコツーせや・高山ガイド部会で承ります。

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ご希望の方は(090-7396-3659)へご相談ください。

木子には、お宮をしのばす建物も石組みもありません。

それでも「宮の森」「宮ノ越」という地名は残ります。

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ここが「宮の森」、奥が「宮ノ越」、と示される矢野さん。

ブナの交じった広葉樹林が囲み、何かがあったという感じは漂うところです!

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かって木子では、神か仏か、二者択一の抗争があって、ともに川に流すというと極限の選択が行われて仏様が残ったと伝えられます。

薪炭に、製鉄用の燃料に、日常用度品から樹齢数百年の木材を大量に要する寺社城郭官庁建設までを賄う世屋高原の森と技能集団を、権力者が目をつけないはずはありません。その支配権を巡る抗争があったのかもしれません。

木子の「神様」は、宇川を流れて、ガラシャ伝説と交じり合いながら上野の神社で祀られています。

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