宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

2013/05/14

バラ科リンゴ属の花たちが里や山で開花しています。1つは、畑に植育されているリンゴ。いわゆる暖地リンゴです。もう一つは、山のリンゴ、「おおうらじろのき」。

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高山ブナ林観察道で観察することが出来ます。

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12日、地元丹後の方達の皆さんをブナ林へ案内したときに、満開で迎えてくれました。!

 

「冷温帯落葉樹林のメンバーと思われる」として準絶滅危惧種に位置づけている京都府始め13都府県が希少種に指定しているように数の多くない樹種です。

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また、花の色は白く、高木の梢に付けているので気づきにくいです。

ぜひ、ガイドトレッキングを利用してください(^.^)。

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山のリンゴは、里リンゴの接ぎ木の台木に利用され、品種改良にも役だったということです。また、実をラム酒で漬けたものは絶品と探しに来る人もあります。

ちなみに、ブナ林の緑、新緑のピークです。

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これから深緑期へと遷ります!

 

2013/05/13

快晴の12日。

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初夏の陽光のふり注ぐ世屋の里で、ウスバシロチョウがことしも発生を開始しました 。

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なにしろ、棚田の畦には幼虫の食草とするムラサキケマン、エゾエンゴサク、ヤマエンゴサクなどケシ科の植物が群生している世屋の里です。

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発生する個体の数も半端ではありません。

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飛び方がゆるやかで、吸蜜花も丈の低い草なので、蝶の中では撮影の容易な蝶です。

2013/05/12

フジ織りの里・世屋のフジにちょっとした不思議。種類を数えると5つあるのです。

一つ目、一般的な野生フジ。

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いわゆるフジ布フジ。

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蔓は、右巻き。

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二つ目、ヤマフジ、

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蔓は、左巻き。

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西日本が生育地とされるものが、2年前に世屋の谷での生育が確認されたものです。

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三つ目、藤棚フジ。

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藤織り伝承交流館、世屋高原休憩所開設に併せもうけられた藤棚に植栽された新しい仲間です。

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四つ目、あのしろいのはなんだろう?フジ!

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左巻!

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白花ヤマフジ。

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五つ目、ピンクのフジ。

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のうだの先のオオカーブのヤマナシに巻き付いて咲いている!

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植えたの?[本紅」という園芸種もあるので、訪ねました。

返事はいいえ!

花の特徴はヤマフジ!、       ヤマフジとシロバナヤマフジの中間種が出るのでしょうか?

フジ織りの里の藤には、野生のノダ藤だけではないようだ、不思議だと話題になっています。

 

2013/05/11

「アジサイが多いですね」。とお客さん

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確かに。世屋の里 アジサイ持たぬ 家はなし」といった風情です。それにしても、手入れする人がいなくなって、伸張しています。

どこにでもあるアジサイなので、ええ、とうけるしかありません。

ところが、お客さん。

「これを使っておられたんですか、ここでは」、

「え?」 ついていけません!

「火起こし、昔は錐で揉み込むようにして火をおこしたでしょ」

ええ、そうでしたよね。、、、、、それにしても、ますますついていけません。

「錐の先、アジサイをつかうんですよ、檜の穴に弓のようにしてきりきりやって、火が付きやすいのがアジサイなんです」。

つまり、火起こし用の軸木にアジサイがうえてあるのかという質問でした。

アジサイにはそんな由緒があるのですって(^.^)

念のために、確かめてみました。マッチの歴史を1827年の事だそうです。英国の薬剤師ジョンウォーカーの発明。それから明治維新の後日本に入ってきたことを考えると、そうなんですね。

里のアジサイ、 単に観賞用ではない意味があったからうえられていた、そう考えるべきなんですね。 勉強させてもらいました。

 

 

2013/05/11
谷を覆う新緑!

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龍渓が最も美しい季節を迎えていますよ。

緑の濃い方がリョウブ、上の明るい緑がアワブキ。

崖に張り付くのはギボウシとウワバミ草(たにみずな)。

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耳をすませば流れの音に交じって笛の音。カジカの鳴き声が聞こえてきます。

2013/05/11
マムシ草の株立ち!え、めずらしいですか?

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珍しくないですよ、8つの頭を持つ蛇、八岐大蛇がいるぐらいですから。

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マムシ草が五本、六本と株立ちするくらい、何でもないこと(^.^)

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ちなみに包の中。

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栄養が足りていると雌花、足りないと雄花に代わるのだそうです。

2013/05/11

ねじれでべそ!と思います。

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クサノオウです。花柱が朔果、種の鞘になります。種には、甘みのある脂肪塊(エライオソーム)を付けてアリに運ばせる工夫があります。

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(疣草)、(タムシ草)、(皮癬草)、(血止草)などの地方名が薬効のあることを示しています。ケリドニン、プロトピン、サンギナリンなどのアルカロイドを含みますが、その成分の力は半端でなく、素人は絶対に扱ってはならない、いわゆる「毒草」というものだそうです。

2013/05/11

世屋高原休憩所併設の藤棚。

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三年目の今年。

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「よう咲きました!」

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5月11日の様子です。

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この藤棚、50mあります。

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ピークは明日でしょうか。

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2013/05/11

A “ひとむらの 竹の春なる 山家かな”(虚子)

B “一隅の 雨閑かなり 竹の秋”(上条筑子)

A・Bの俳句のうち、春に詠まれた俳句はどちらでしょう! この質問は俳句のお師匠の質問。答えは、「B」。

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(↑ 5/8 下世屋)

竹の葉が明るい茶色になって葉が舞い散るのは春なのです。

ではこんなちぐはぐな事になるのはなぜなのか、ここから、「エコガイド」の出番(^.^) 、、、、、、、、こう説明します! タケノコを育てるため。孟宗竹の場合、2~3ヶ月で、高さ14~15m、直径20cmにも生育します。猛烈な成長には、栄養を大量に一気に投入する必要があります。この時は。葉を維持するエネルギーもタケノコに投入するのです。 何百本ある竹藪でも、一株で結ばれた地下茎の塊なのです。竹は夏から秋にかけて光合成して作った栄養を長大な地下茎にため、春になるとそれをタケノコに投入する、そういうサイクルをもっているのです。1日に120cm伸びるともいいます。かぐや姫は、そんな竹の精なんですね。、、、、と。

2013/05/10

この白い花、シャクです。

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五月を象徴する美しい花です。 花は、散形花序といいますが、「傘形花序」ともいいます。

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セリ科で独特の芳香を持ちます。食べるというのは、余り聞きません。しかし、ニンジンやパセリと同じ仲間なので、食用可。

古代より山菜として利用されていたという優れものですから、見直してもいいかと思います。

葉は見るからに柔らかそうで納得です。根にも精の付く成分があって、根を掘り上げ、アク抜きして、粉にして、もち米などと混ぜたりするのだそうです。

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